投稿者
| 神門ぺぷし | [1] |
投稿日時
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2005年04月02日(Sat) 01時02分57秒
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スペイン映画。これは由緒正しきBL作品(?)。キリスト教神学校の寄宿舎のボーイソプラノの美しい少年イグナシオを愛する神父。神父がイグナシオを見つめるシーンはホモ絶賛(笑)。その後、乳房を作り、性転換を考えているイグナシオには目もくれずに正常な弟に心を奪われる老神父も同性愛者の心情をよく描いている。あんなにお気に入りだったイグナシオがニューハーフになったら全然興味がなくなり、ノンケ(正常な男性)の弟に興味を持つ嗜好性が描かれている。 またイグナシオの友人のエンリケが正統派の享楽主義の同性愛者として登場するが、彼の仕草や行動が、いかにも洗練されたお洒落なホモであり、よく描かれていたと思われる。オレンジのシャツと同色の靴下といった小粋なファッションセンスが見逃せない。映画監督役のエンリケは、この作品の監督のアルモドバル自身だと思われるので、彼も自分が同性愛者であるとカミングアウトしているようなものだ。作品全体の色使いが優れていて、これはセンスあるホモの仕事であると感じられた。登場する少年たちが、いかにもというカメラアングルで描かれている。少年達が教会で賛美歌歌うシーンやサッカーをするシーンは、よくもこんなに艶かしく撮るものだと感心してしまった。 時代は、まさにBL時代(?) |
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