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情けは人の為ならず
投稿者 khiroshi[1]
投稿日時 2005年03月19日(Sat) 22時27分15秒
 わたしは、純文学、を長年に亘り書きつづけ、プロ小説家を目指している者です。
 これまでさまざまなテーマについて書いてまいりましたが、それらの中のひとつに、タイトルといたしました「情けは人の為ならず」があります。
 この言葉は、非常に勘違い、いや、間違って解釈されていることの多い言葉であり、わたしなども、その、音、からそう間違ってしまう者がいたとしてもしかたがないのではないか、と思わないこともありません。
 しかしながら、その間違えは、本来の解釈とまったく反対の解釈になっている、極端な間違え、である場合がほとんどであり、これは、いたしかたないことを差しひいて考えたとしても、ある種の大きな問題、であるように思います。
 ただ、この言葉自体の表現云々について語った場合、これまでの歳月により培われた、この言葉のちからの重さ、を否定することにつながってしまう可能性もあろうかとも思いますので、今回は、間違って解釈させてしまう原因自体について問いかけるものではありません。
 わたしがみなさまにお聞きしたいのは、こういった状況を把握されたうえで、この言葉の意味をどう捉えているか、をお聞かせいただければと思っております。間違えて解釈されることの功罪などもお聞かせいただければと。




投稿者 殻鎖希[2]
投稿日時 2005年03月20日(Sun) 04時05分57秒
どうも今日は。

「情けは人の為ならず」という諺の意味ですが…
私はこの言葉について二つの解釈をしております。

@人に親切なことをしておけば、いつかは巡り廻って自分に報いが戻ってくる。情けは人の為のみならず自分の為にもなる。
A情けとは人の為にかけるものではない。あくまでも自分の為にかけるものである。

実際のところ、諺の意味として正しいのは@の方なんですがね。
Aの方も言えるのではないかな…と思うんですよ♪

「人の為」と書いて「偽」と読みます。
「人の為に…というのは偽の感情である。情けとは、あくまでも自分自身が満足する為にかけるものなのだ」という解釈もアリかな…と考えてみるのも面白いものです。
@の場合とAの場合では、諺の捉え方が変わってきますが…本質は同じであると私は思います。

最近であると、「その人を甘やかすことになるから、情けは人の為にならない」という捉え方が多くなされているようですね。
確かに意味が正反対になってしまっています。
「情けをかけることと甘やかすことってイコールなの?」という突っ込みは、まぁこの際引っ込めておきましょう(笑)。

しかし…どうでしょうか?
「甘やかさず、馴れ合わず」といった考え方もその人の自立の為には良いことなのかも知れませんが…その一方で「何とも人情味のない世の中になったもんだなぁ」とも思ってしまいますね。
やはり情けも人の為になるのではないか?と私は思います(勿論、いつも必ずしもそうであるとは言えませんがね)。
「困った時は助け合い」の精神…忘れたくないものだと思います。

投稿者 神門ぺぷし[3]
投稿日時 2005年03月22日(Tue) 12時25分12秒
はじめまして。

>@人に親切なことをしておけば、いつかは巡り廻って自分に報いが戻ってくる。情けは人の為のみならず自分の為にもなる。
>A情けとは人の為にかけるものではない。あくまでも自分の為にかけるものである。

実際にはAの意味だと思います。
私はボランティア活動に参加していますが、@の考えでは長くつとまりません。
学生が授業の一環としてボランティアに参加しますが学生の間だけですね。
「卒業できれば、それでいい」みたいな考えなのでしょう。
自分の精神修養みたいな気持ちでやり続けることが自分自身を納得させることが出来ます。
@の場合、いつまでも自分の為にならないと疑問を持つのではないでしょうか? 何かを期待してやる情けは、ギブ&テイクの世界になってしまいます。
愛でも「無償の愛」がいいでしょう? 相手に期待すると裏切られる(涙)(苦笑)。

>「困った時は助け合い」の精神…忘れたくないものだと思います。

困った時は助けてあげられるだけの余裕を持ちたい。でも自分が困った時に助けてもらえなくても恨まない・・・というのが理想でしょう。