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過去形&現在形
投稿者 しずまみき[1]
投稿日時 2005年01月07日(Fri) 18時58分15秒
*みなさんはじめまして*

私はここで小説を書かせてもらっている、「しずまみき」という者です。ものかき歴は2、3年です。

最近すごく悩んでいるのですが、みなさんは時制を統一していますか?私は現在時制も過去時制もバラバラなんです。
例えば、「○○は視線を声のする方へ移した。そこには少女が立っている」のような感じです。
数ヶ月ほど前に古典の授業で、担当の先生が緊迫したときには現在形で書くのがいいと言っていたのを聞いて、現在の小説ならどうなのかと思って…。

みなさんはどうしていますか?意見をお待ちしています。




投稿者 土師 英明[2]
投稿日時 2005年01月08日(Sat) 00時09分51秒
はじめまして、土師という者です。

私も時制はあまり統一していないですね。
と言うよりも、すべて時制を統一させると何だか妙な感じがしてたまりません(私だけ?)。
読んでいてテンポが悪いというか、単調になってしまう気がします。
なので基本的には、例えば最初に過去形の語尾で文が切れたら次の文は現在形、その次はまた過去形で、みたいな感じで描くことにしています。
もちろんその限りでない場合もありますが。

確かに緊迫した場面では現在時制にすると良いのかも知れませんね。
何せ緊迫しているのは過去の事ではなく、現在のことですから。

あまり参考にならなくてスミマセン(汗

投稿者 レッド[3]
投稿日時 2005年01月08日(Sat) 03時22分59秒
しずまみき さん

こんちです。

きづいたら私は、描写は過去形、話し言葉は、現在形でかいてました。
ハリポッターなんかも描写は過去形、話し言葉は現在形でかかれてます。

で、気にしていない といわれるかがいますが・・・

小説は他人によんでもらうものなので、「気にしないといけない」ようなきがします。

たとえば、ご自分が他人の作品をよまれて、それが過去形、現在形といりまじってかかれていて気にならないかということをかんがえてみてはどうでしょうか?

きにならなければ、そういうものを受け入れる世界があり、そういうものでも許されると思います。

しかし、違和感を覚える場合は、あなたの中に、そういったものを受け入れることができないので、それを意識していないでかいているあなたの文章は支離滅裂で、他人もよんでくれたりはしない文章ってことにならないでしょうか?

投稿者 黒瀬 真哉[4]
投稿日時 2005年01月08日(Sat) 13時12分59秒
 はじめまして。
 少しでもお役に立てればと書き込みさせて頂きます。

 時制の統一は、『統一』うんぬんよりも、『事実』なのか『現状』なのかを把握するべきだと思います。
 視点者(第一視点または第三視点)の違いによっても多少の差は出てきますが、『その視点者は現在何を映し出しているのか』と言う事を念頭に置き、しずまみき様が書かれた文章をもう一度見直して下さい。
 古典の授業で教師が仰った事は、緊迫している場面、つまり視点者が陥っている状況下でそれを文章化する場合、過去時制で書いてはその瞬間の緊迫感が過去のものとして扱われてしまう事を説明したのではないでしょうか。
 当然、緊迫しているのは『今』であり、視点者を含めた世界全体が『今』という時間を共有しています。
 その『今』に行われている動作、あるいは発言などは『現状』であり、『事実』ではありません。
 その結果、現在形で書いたほうが(過去であれ現在であれ)良い、と言う結論に達したのだと思います。

 しずまみき様が例に挙げた文章を使って説明致します。
 「○○は視線を声のする方へ移した。そこには少女が立っている」とありますが、○○(視点者)の『現状』は『少女が立っている』事ではなく、『視線を声のする方へ移した』のであって、これでは『現状』と『事実』が食い違っています。(『事実』と言う側面から考慮しても同じ結論に達する事は言うまでもありません)
 これを訂正して表記するならば「○○は視線を声のする方へ移す。そこには少女が立っていた」とするほうが、『○○が声を聞いて視線を移したら少女がいた』と言う解釈になります。(もちろん、細部にわたる考察は省かれていますので、このままでは文章として成立しませんが)

 小説とは、何よりも『書く』事が大事だと思います。
 最初から上手く書ける人などいません。ですが、様々な文章に触れ、同時にそれを著す事で一歩一歩上達するのではないでしょうか。
 結局、上手い人と下手な人の差は『できる』『できない』ではなく『書く』『書かない』と考えられるかどうかだと思います。(これは全てに言える事ですが)
 しずまみき様も、より一層執筆活動に励まれ、色々な方に読んでもらう事で作品の質も向上するでしょう。

 長くなりましたが、少しでもお役に立てる事を祈り、私からの意見とさせていただきます。

投稿者 緑川潤[5]
投稿日時 2005年01月12日(Wed) 16時46分14秒
 はじめまして。趣味で文章を綴ったりしています、緑川といいます。

 さて、時制ですが、日本語は英語のように時制に厳しくありませんから、別に入り乱れていても、意味が混乱して読みにくくならなければ問題ないと思います。
 ですから私もかなり臨機応変に使っています。
 とはいってもやはり適当に使うというわけではなく、単調になりすぎないように語感を大事にして使っているつもりです。
 私自身では使いこなせていないのですが過去形の文を続けて書くと何となく幻想的な感じになったり、その中に現在形を入れたらそこだけ印象的になったり、といったような小技もあるようです。

 やはりたくさんの作家さんの作品を見てどのような表現で自分がどう感じるかを考えて使ってみるというのがいいのではないかと思います。ただ、翻訳された作品は元の言語が時制に厳しい(かならず過去のことは過去形、現在のことは現在形で書くなど)と、時制による雰囲気作りはあまりされないかと思いますので、余り参考にならないかもしれません。

投稿者 しずまみき[6]
投稿日時 2005年02月26日(Sat) 16時49分44秒
みなさま書き込みありがとうございます!
それなのにお返事が遅くなってしまって(*□*;)
実は私、受験生なもので…昨日本命校を受験してきました。


土師 英明さまへ

はじめまして。
私もなんです!統一してしまうとすごく変な感じがしてしまって…。
だからあえて時制を変えたりしちゃって、いいのかなぁとずっと思っていました。
やっぱり、自分が感じる違和感は読者さんにも伝わってしまうので、テンポは大事ですよね。
いえいえ、とても参考になりました!
ありがとうございます(..*)


レッドさまへ

はじめまして、書き込みありがとうございます(*^_^*)
なるほど!描写と会話で分けることもできるのですか!!
すごく勉強になります。
私は読むときは気にならないんですが、書くときにだけすごく気にしてしまいます。
書くときは多分、無駄に(?)神経質になっているような気がします。それにしては誤字脱字が多いんですが;
逆にそれでは読んでもらう人に違和感を感じさせてしまうかもしれないと思いました。
すごく勉強になりました。


黒瀬 真哉さまへ

はじめまして。
こんな無知な私に丁寧な回答をありがとうございます(;_;)
とても分かりやすかったです。
事実と現状、思いもしませんでした!!
私は執筆しはじめてまだ日も浅く、時間を見つけることも困難で、『書く』ことが足りないと感じました。
これから小説を書いていくうちに一文一文にふさわしい時制や表現を考えていけるように頑張ります!
ここでの執筆に加え、生意気にも自分でHPなんぞを持って活動しているので、たくさんの人に読んでもらえるよう精進していきます。
ありがとうございました*


緑川潤さまへ

はじめまして。
確かに英語とは違い、日本語はあまり時制を気にしないですよね。
それが日本語のいいところなんだなと感じました。
私はホームズなどの翻訳された海外の小説をよく読むので、日本の小説ももっともっと読もうと思います。
やはり小説を読むのは大好きですし、書く前にしっかり勉強しないといけないですよね。
変にこだわりすぎて単調になったり違和感を生んでしまうと台無しですね。
書いた小説の全体を考える癖をつけようと思います。
ありがとうございました。



私は気が付いたらいつも過去形になっていたりバラバラになっていたり、すごく気になってました。
みなさんの意見を読ませてもらい、あまり気にしすぎて不自然になるより、自然に読めることが大事なんだなと思えました。
あと、時制によっていろいろな表現を出せることも、調べているなかで知りました。
今はとにかくたくさんの文章に触れて、自然な流れで時制を選ぶことのできる文字書きになりたいです。

参考になる書き込みをありがとうございました。
とても嬉しかったです。
これからもどんどん作品を書いていこうと思います。


投稿者 殻鎖希[7]
投稿日時 2005年02月26日(Sat) 17時14分41秒
初めまして。私は殻鎖希(こくさのぞみ)という者です。
受験ですか…そう言えば昨日(今日も…かな?)は大学入試の日でしたね。
大学とはよく遊び、よく遊ぶ場…じゃなかった(笑)、よく学び、よく遊ぶことのできる場です。
本当に楽しいですよ♪

さて…では本題に移りましょう。
「時制の用い方を見れば、その作品が傑作であるか駄作であるかが分かる」…とまで言ってしまうといささか言い過ぎですが、あながち間違いでもないんですよ。
小説などを読む際にも、文末表現に注目してみるのも面白いですね。

また…ある意図の元に、現在時制や過去時制を連続して使うといった方法もあります。
例えば…物語中で、主人公と親しくしていたある人物が亡くなってしまった時(例があまりよろしくありませんが…ご容赦下さい)。
こういった時に過去時制を連続させることにより、読者にどこか淡々としたイメージを与えることができます。
できるだけ短く、ただ事実を淡々と述べるだけの文を連ねて書くと非常に感じが出るんですよ。

日本語辞典などを調べることでも、時制の違いや使い分けについてある程度は理解できます。
しかし、あくまでも理解できるのは「ある程度」。
多くの本を読み、沢山の文章を書かれることが、大切ですね♪
頑張って下さい。

投稿者 しずまみき[8]
投稿日時 2005年02月26日(Sat) 17時45分08秒
殻鎖希さまへ

こちらこそ初めまして。
レスありがとうございます(^^)

>受験ですか…そう言えば昨日(今日も…かな?)は大学入試の日でしたね。
>大学とはよく遊び、よく遊ぶ場…じゃなかった(笑)、よく学び、よく遊ぶことのできる場です。
>本当に楽しいですよ♪

はい、一応国立大を目指してます(^^;)
私の姉が大学に行っているのですが、楽しそうでうらやましいです。
高校がとても楽しかったので卒業がすごくイヤなのですが、遊べるのならば…行きます(笑)


>さて…では本題に移りましょう。
>「時制の用い方を見れば、その作品が傑作であるか駄作であるかが分かる」…とまで言ってしまうといささか言い過ぎですが、あながち間違いでもないんですよ。
>小説などを読む際にも、文末表現に注目してみるのも面白いですね。

そうなんですか!怖いですね(><;)
私はここでいろいろな方の考え方を知るまで、かなり適当な感じだったので、今はすごく恥ずかしいです。
自分の考え方が甘かったことを思い知ります。
今度は小説を楽しむだけでなく、教科書として読み返すことをしてみます!


>また…ある意図の元に、現在時制や過去時制を連続して使うといった方法もあります。
>例えば…物語中で、主人公と親しくしていたある人物が亡くなってしまった時(例があまりよろしくありませんが…ご容赦下さい)。
>こういった時に過去時制を連続させることにより、読者にどこか淡々としたイメージを与えることができます。
>できるだけ短く、ただ事実を淡々と述べるだけの文を連ねて書くと非常に感じが出るんですよ。

なるほど…すごいですね。
表現ひとつで雰囲気が変わるのはすごく不思議で感動します。
そんなふうに上手く文章を使いこなせるようになりたいです。
「短く」書くことはかなりの憧れです。
実際私は一つの文が長くなってしまって、それが悩みなので。
大事な場面でツラツラと書いてしまうのはやはり辛いものがあります。
テクニックをもっともっと学びたいです〜。
文章はたった一つでも奥が深いですね…。


>日本語辞典などを調べることでも、時制の違いや使い分けについてある程度は理解できます。
>しかし、あくまでも理解できるのは「ある程度」。

辞典ですか!
それは盲点でした。
日本語辞典はあまり使うことがないので、もっと活用しなければいけませんね。
物書きになって以前よりはかなり使うようになりましたが、自制を調べることは全く考えていませんでした。
ありがとうございます!さっそく辞書を片手に勉強します(..*)


>多くの本を読み、沢山の文章を書かれることが、大切ですね♪
>頑張って下さい。

受験を言い訳にしてましたが、これからは時間ができるのでとことん活字と格闘していきます。
ありがとうございました。