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| 投稿者 | 馬駆 春 | [1] |  
| 投稿日時 | 2004年12月30日(Thu) 11時17分36秒 |  
| 推薦作品板の白き稲妻・馬駆です。 気にしないでください。
 
 今回は色の濃すぎる作品というよりも、もっとあっさりした作品を。
 宮部みゆきの作品。
 『RPG(ロールプレイングゲーム)』
 ファンタジーじゃなくミステリーです。
 驚愕の心理構成です。
 彼女の作品の心理構成には舌を巻きます。
 リアルで怖い。
 そして、インターネット上の擬似家族の設定の使い方もすごいし、その中でのいさかいもまたすごくリアルで。
 自分が宮部みゆきの作品の中で一番好きなものです。
 
 ストーリーは、インターネット上の擬似家族の『父』が殺されて、そして、本当の『父』の家族内、擬似の『父』の家族内、そしてその互いの諍いなどを心理描写を中心に描かれていきます。
 
 とにかく宮部みゆきの心理構成描写や、時折挟まる、人間関係の傍観のようなものが素晴らしいです。
 後者でいうなら直木賞を受賞した『理由』には驚嘆ばかりです。
 
 というわけで、稲妻は駆け抜けますv
 推薦作品の鬼、馬駆でした〜
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