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善悪の彼岸
投稿者 馬駆 春[1]
投稿日時 2004年12月25日(Sat) 21時31分28秒
推薦作品板の赤い旋風☆奏夢です。
すみません。調子に乗りました。

あと先述しておくとゼノサーガじゃありません。
自分はやったことないのですが、確かそんなのがあったと思います

ニーチェの書いた論文(?)です。
善悪は人の想像の産物。
というのは自分の意見とも共通していて、それで読み始めたのですが、やっぱりすごく難しくて(好奇心と挑戦心だけで生きる高校生)何言ってるかわかんなくなったりしましたけど、内容は非常に興味深いことは確かです。
上述のくだりはやっぱり同意見の方も結構いらっしゃるんじゃないかと思うのですが、掘り下げ方が半端じゃない。
自分はスコップで軽く掘り返した程度なのに対し、ニーチェはドリルでマントルまで突き進まんばかりに掘り進んでいくのです。
当たり前といったらそのとおりなんですけれども読んでみる価値はもちろんあると思います。
切り出しの時点で自分は頭に疑問符が浮かび上がりましたv
それでわからないと悔しいので(そういう面においてすごく負けず嫌い)何度も読み返して、それの繰り返しで読み終わったのですがv
自分の持っているのは岩波書店のものです。

ととりあえず推薦作品の繁栄を祈りつつ赤い旋風はまた遠くの山へと流れていきます。

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投稿者 ひねもの屋[2]
投稿日時 2004年12月27日(Mon) 01時23分29秒
初めまして、ひねもの屋と申します。

実は私もニーチェの善悪の彼岸が好きです。
その中でも神々の箴言は私のバイブルと言ってもいいくらいです。
以前は暇があれば、すっと読んでいました。

確かに彼は、狂人だとか、妹に恋した異常者と呼ばれました(実際に晩年は発狂しまたが)。しかしその思考は他に類を見ないものと思っています。

実は、初めてニーチェを好む人を見ました。正直、驚きました。



なお、トルストイの「人生論」も結構いいです。

以上、乱文にて失礼しました。


投稿者 馬駆 春[3]
投稿日時 2004年12月28日(Tue) 23時55分32秒
>>ひねもの屋さま
はじめまして〜。以後よろしくお願いしますv

>その中でも神々の箴言は私のバイブルと言ってもいいくらいです。
>以前は暇があれば、すっと読んでいました。

はじめて善悪の彼岸部分が好きです。
彼岸というのは善悪を否定しながらも且つ客観的立場に置かせる、そういうような表現を取っていて。
「真理は女である――と、すればどうだろうか」と始まったときは驚きを隠せませんでしたけど。

>確かに彼は、狂人だとか、妹に恋した異常者と呼ばれました(実際に晩年は発狂しまたが)。しかしその思考は他に類を見ないものと思っています。

確かにそうですよね。文全体にあくまで自分の正しさを主張し、他を否定するような感を見受けられました。でもその独特の発想、考えには舌を巻きますし、だからこそ発狂だってしてしまうのではないでしょうか。

>実は、初めてニーチェを好む人を見ました。正直、驚きました。

え?そうなんですか?
自分は高校生なのでニーチェの話を通じる人がいるはずないと思い自分の中だけでニーチェを捉えていたのでそういうのに疎いんですよv
でも自分は好きです。
それでいいか、みたいな感じになってる自分ですし。

>なお、トルストイの「人生論」も結構いいです。

ふむふむ。今自分はハイデガーの『存在と時間』という本を読んでいるのでそれを読み終えたら探してみようと思います。
『存在と時間』もかなり興味深いです。

というわけで、何か他にも面白い本があったら教えてください。
自分も精一杯お薦めできるものを探そうと思いますv