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海辺のカフカ
投稿者 馬駆 春[1]
投稿日時 2004年12月01日(Wed) 01時27分39秒
村上春樹先生のかなり有名な作品ですが、一応ここで推しておきます。
必読の価値ありです。

簡単なあらすじは
15歳になった「僕」の旅中の純粋で偏屈な青春と
猫と喋ることのできる中田さんの話。

最後まで、まとめきらない面白さ、というのでしょうか。
様々な謎を残したまま終わっていきます。
どうにも言葉では紡ぎきれない奥深い内容ですので、自分にできることといったら、書店を指差して、あちらでお買い求めくださいとしか言いようがないです。

村上春樹先生の作品はすばらしいものばかりで、自分もかなり文章的に影響されてるのですが、特にこの「海辺のカフカ」と「ノルウェイの森」、「ねじ巻き鳥クロニクル」は読んでみるべきだと思います。
というか、他に村上先生ファンの方いらっしゃったら、何かお話したいなぁと。

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投稿者 silky[2]
投稿日時 2004年12月05日(Sun) 22時16分31秒
私も「海辺のカフカ」のファンの一人です。
あの2回ぐらい読み返さないと解らないのですけど、なんだか吸い込まれるようなところが好きです。
最後に本当に「続きは?」って聞きたくなるようなところで終わるんですけどそこがまた良い所なんですよね。
あとあの「田中さん」のキャラが何とも言えなくて大好きです。
是非お友達になりたいなぁ…って思いませんか?笑

あと「ノルウェイの森」も読んだことがあるんですけど結構昔なのであんまりないようが思い出せません。
あの「精神病院」みたいな所の話でしたっけ?(全然違うかもしれません。

今度は「ねじ巻き鳥クロニクル」を読んでみようかと思います。
他にもおすすめの本があったら教えてください。





投稿者 馬駆 春[3]
投稿日時 2004年12月08日(Wed) 16時50分13秒
はじめましてv
おぉ!同士ですか!

自分は大島さんが一番好きです。
あの何かと隠喩的に言うところが。
自分じゃあそこまで頭のいい人物書けません。
村上春樹先生の膨大な知識や独特の感性の断片に触れられる人物でもありますし。
ナカタさんは本当にいいキャラしてますよねぇ。
人物のなんともいえない構成がすごいです。
つくりも無論のことすごいけれど。
星野君も自分は好きです。
あと、カーネル・サンダースも(ほとんど好きなんですけど
友達だったら楽しそうですよね。
会話がぜんぜん進まなさそうだけどv

ノルウェイの森、は精神病院に「僕」の彼女が自分から入ったという場面があったと思います。
全体的に、「僕」の青春文学ですね。

お勧めの作品ですか?
村上春樹先生は、だいたいの作品がお薦めに入るのですが、強いて、他の作品でいいものをあげるなら、「ダンス・ダンス・ダンス」がいいと思いますよ。
他のどの作品よりも表現が凝ってますし、意外性などからいったら、村上春樹先生の作品でもトップクラスだと思います。

それ以外の作家さまだと、中島らも先生、なんかも好きです。
亡くなっちゃいましたけど。
「人体模型の夜」なんかはとくにお薦めです。

それでぁ、レスありがとうございました。

投稿者 kanai[4]
投稿日時 2004年12月10日(Fri) 20時41分12秒
初めまして。
kanaiと申します。
私も村上春樹さんのファンです。
「海辺のカフカ」のスレがあったので、
思わず書き込みさせていただきました<(_ _)>

ちなみにナカタさん、大島さん大好きです。
語弊があるかもしれませんけれど、ナカタさんは本当に何ていうか超越した存在というか、汚れていない純粋な精神というか、神様仏様ってイメージでした。
大島さんは、自分には作り出せないキャラクターでしたね。知性があって、圧倒されてました。

「海辺のカフカ」以外には「ねじまき鳥クロニクル」が大好きです。
元々ファンになったきっかけなんですが、オカダトオルさんがクミコさんを取り戻すためのお話といえば簡単すぎますが、一番心惹かれました。
何となくくよくよした時に、読み返すことが多いです。

それで、「こんなにねじまき鳥さんは頑張ってるんだ。クミコさんを探して命がけで取り戻そうとしているんだ。」と何となく笠原メイみたく励まされたりして(^_^;)

長々と語っているうちにまた読みたくなってきました☆

それでは、乱文失礼いたしました。


投稿者 馬駆 春[5]
投稿日時 2004年12月11日(Sat) 16時56分05秒
>kanaiさま

大島さんの台詞には圧倒されてしまいますよね。
あの台詞だけを集めて読んでも、かなり隠喩とかの技が磨けそうな気がします。
個人的に、“スペイン戦争に参加したいんだ”っていうところが大好きですv
彼のほぼ名文句となってしまった“メタフォリカルに”も、自分も使ってみたいくらいです。
すべてはメタファーっていうところがすごいですよね。
あの話事態も何か、メタフォリカルにあらわしたもの、メタファーなんでしょうか。
村上春樹先生の作品は本当に勉強になりますv

「クロニクル」はすごく怖い作品ですよね。
なんだか命をかけてるって感じをさせない文章なんだけれど、ものすごく怖くなる。ただ軽い文章っていうだけじゃなくて、すごく深みがあって、脱帽ものですv
あれ、羊男が出てきたのって『ねじまき鳥クロニクル』でしたっけ?
というか、村上春樹先生の作品って題名や登場人物の名前を見た瞬間ものすごく読みたくなるのって自分だけでしょうか。

投稿者 kanai[6]
投稿日時 2004年12月12日(Sun) 00時20分22秒
馬駆 春様へ

こんばんは。

>あの話事態も何か、メタフォリカルにあらわしたもの、メタファーなんでしょうか。
そうですね。
きっとそうなんでしょうね。
「すべてはメタファーである」っていう言葉の繰り返しがそれを物語っているように思えます。

>村上春樹先生の作品は本当に勉強になりますv
本当ですね。
言葉の意味がわからなくて、辞書引きながら読んだりしたこともありました(^_^;)

>「クロニクル」はすごく怖い作品ですよね。
>あれ、羊男が出てきたのって『ねじまき鳥クロニクル』でしたっけ?
羊男は、僕と鼠シリーズの『羊をめぐる冒険』に初出な気がしました。
そう、羊男も、すごい象徴的な気がしますよね。
実際に羊の皮かぶった男とか想像したらちょっと不気味なんですが、それがユーモラスだったりかわいらしく思えてしまいます。
私はこの時期に『羊男のクリスマス』を読みながらドーナツを食べるのも好きです(*^_^*)

>というか、村上春樹先生の作品って題名や登場人物の名前を見た瞬間ものすごく読みたくなるのって自分だけでしょうか。

いえいえ、私もです。
誰かと語った後、また違う見方ができたりして、それも楽しいです☆

投稿者 馬駆 春[7]
投稿日時 2004年12月12日(Sun) 19時17分24秒
>羊男は、僕と鼠シリーズの『羊をめぐる冒険』に初出な気がしました。
>そう、羊男も、すごい象徴的な気がしますよね。
>実際に羊の皮かぶった男とか想像したらちょっと不気味なんですが、それがユーモラスだったりかわいらしく思えてしまいます。
>私はこの時期に『羊男のクリスマス』を読みながらドーナツを食べるのも好きです(*^_^*)

あ、そうだ!「羊をめぐる冒険」でした!
羊男って不気味なようで、なんとも言いがたいキャラクターをしてて、すごく好きなんですよv
大島さんの次くらいにv
「羊男のクリスマス」もいいですよね。
村上春樹先生の作品で、これはちょっと、っていうのは思い当たらないのですがv
でも先生の作品は色が強いから苦手の方はぜんぜん駄目みたいです。
自分のクラスでも先生の作品が面白いっていうのは数人でしたし。
ドーナッツといえばやはり「ダンキン・ドーナッツ」が印象的な思い出が・・・。
本当に大ファンで、先生の作品は少なからずどころか大々的全面的に自分の文章に影響しているんですよ。

投稿者 kanai[8]
投稿日時 2004年12月18日(Sat) 23時29分53秒
こんばんは。

>でも先生の作品は色が強いから苦手の方はぜんぜん駄目みたいです。
>自分のクラスでも先生の作品が面白いっていうのは数人でしたし。
確かに、私の周りもそうでした。
ちょっと年上の方には人気があるみたいですね。

>本当に大ファンで、先生の作品は少なからずどころか大々的全面的に自分の文章に影響しているんですよ。
私もそうですね。
影響はかなり受けてます。
文体は似てないと思いますけど、考え方が共感できるというか。
それと、描写とか、いいなぁって思っちゃうんですよね。
登場人物たちの食べてる料理がかなりおいしそうです(笑)

投稿者 馬駆 春[9]
投稿日時 2004年12月25日(Sat) 00時51分22秒
>>kanaiさま

>本当に大ファンで、先生の作品は少なからずどころか大々的全面的に自分の文章に影響しているんですよ。
>私もそうですね。
>影響はかなり受けてます。
>文体は似てないと思いますけど、考え方が共感できるというか。
>それと、描写とか、いいなぁって思っちゃうんですよね。
>登場人物たちの食べてる料理がかなりおいしそうです(笑)

彼らのよく食べるサンドイッチなんかがすごくおいしそうで、だいたいにおいて手作りですしv
自分は「ねじまき鳥」の一番最初に出てくるアルデンテを作る場面が好きです。
変な女から電話がかかってきた後、彼の感想の喩えにアルデンテを使ったりして、村上春樹の作品の喩えって結構過去の会話の内容だったり描写だったりをうまく利用したりしててそこがまた好きですv

本当に村上春樹については語りだすととまらず、また語っても語りきれません。