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投稿者 Helegant[1]
投稿日時 2004年11月21日(Sun) 02時28分11秒
簡単な質問です。
SF――つまり、サイエンスィクションってとっつきにくいですかね?




投稿者 フラン[2]
投稿日時 2004年11月21日(Sun) 11時05分26秒
はじめまして、フランという者です。
自分自身、あまりSF関係の話は書かないんですが、たまに読むことはあります。

読むときの難点と言えば…。
作者の作り出した世界観についていけないときがある。そこですね。
ファンタジーにも言えるとおり、作者本位の話の進め方だと、読み手のほうの理解ができなくなってしまいますし。
やはり、読者が理解できる設定(もしくは理解できるように丁寧な説明がるか)がないと、読むのに苦痛が伴うかもしれません。

つまり、そこは作者の技術の見せ所だということですかね(笑)
だから自分はSFや純粋なファンタジーは書きません。(っていうか、書けません)
SFはとっつきにくい。確かにそういう面もあるかもしれません。ですが、やはり面白い作品は面白いです。やはりそこは、アイディアと説明なんでしょうかね?

それでは乱文失礼しました。

投稿者 Helegant[4]
投稿日時 2004年11月21日(Sun) 17時01分41秒
 フランさん始めまして、書き込みありがとうございます。

 やはり思ったとおりなんですねー、自分もSFチックなモノを書く性質なんですが、その内容が相手に伝わったかが最も気になります。
 
 他の人の意見では、自分の文は「描写はよく描かれているが、キャラクターの個性があまりない」らしいです。説明臭くなってしまう性分、そういった点でインパクトが必要ですね。
 
 それと、説明を長くすればやはり文全体も長くなります。それに飽きてしまう人もいるので、どう惹きつけるかが非常に難点です。
 
 機会があれば、作品をご覧下さいませ(そしてちょっとでも意見を……)。

投稿者 Helegant[5]
投稿日時 2004年11月21日(Sun) 17時09分44秒
 浅倉叶(浅倉京一)さん、意見感謝します。

 上で書いたことは省略します。
 浅倉さんが書いた、ビームライフル等の単語は書かないよう努力したつもりですが……実際はどうでしょう?
 独創的な物産を次々に出して、それごとに説明を入れるのも、読む側は非常に困難だと思います。視覚がない点、覚えづらいことも。
 
 私が初登場の物体を登場させる場合は、あえて派手な見せ場を作ります。それでどうでしょうか?

 技術はそう簡単に上がらないものです、努力はしていますがあまり触れないで下さいね(苦笑)
 ではではっ!

投稿者 屍本 怜[6]
投稿日時 2004年11月23日(Tue) 17時51分08秒
はじめまして、屍本と申します。
SFなどは良く読むジャンルなのでちょっとばかし意見を。

まず、どの種類のSFを書かれるかによって、話は変わってくると思います。
少年向けの「SF世界が背景である(それ以上ではない)」物(最近で言えばロックマンエグゼとかでしょうか)を書くのか、それとも「科学的考察等を慎重に積み重ねた、SFの王道的な物」(グレッグ・イーガンやブルース・スターリング等)を書くのか。
書きたいものの根底に流れるテーマに沿って、どの程度「SF度(勝手な造語ですごめんなさい)」を深めるのかにより、受け取られ方は変わって来るでしょう。

例えば上記のロックマンみたいなロボットが主人公の小説を書くとしましょう。
この場合仮想読者は、深い科学的考察や世界観の意味づけよりも、主人公の活躍を読みたいわけです。
そこで彼が、当たると動きが止まるシャボン玉を出す敵と出合って、戦闘を行ったとしましょう。
そこで

『「何とかしてあの動きを止める泡の攻撃を止めなければ……」彼は糸口を見つける為周りを見渡した』

くらいですませれば良い所を、

『あの泡は恐らくナノマシンを溶液中に混合した、言わばハイテク・バブルなのだろう。先程それに触れた指先の部位が、情報伝達が途絶えたという趣旨のエラーログを吐き出しているのが、それを証明している。バブルは僅かな衝撃で当然破裂し、その余波で溶液(とナノマシン)を撒き散らす。体表面に到達したナノマシンはコードまで伝達し、情報リレーションを――物理的にか工学的にかは解らないが――遮断したのだ。「何とかしてあの泡を止めなければ……」彼は糸口を見つける為周りを見渡した』

と書かれたら、興ざめだしわけわかんないしで、引きますよね。

総括すると、再三繰り返しますが、テーマに沿って書く事が重要だと思います。とっつきにくさはその辺りを勘違いしない限りは起こらないだろうと、私は考えます。
長々とそれでいて拙い文章でしたが、参考になれば光栄です。
以上、屍本でした。

……無駄に説明が細かいロックマンとか読みたいなぁ(ぇ

投稿者 Helegant[7]
投稿日時 2004年11月24日(Wed) 20時27分02秒
屍本 怜さん、長々とありがとうございます。


>書きたいものの根底に流れるテーマに沿って、どの程度「SF度」を深めるのかにより、受け取られ方は変わって来るでしょう。
 それはありますねー、でも私が考えるSFは小難しい程度のものです。いくらロボットが出てきようと、戦隊物みたいなノリなら違います。戦闘モノでも理論的に説明しているならSF……ですよね?

 また、難しすぎる話もついていけません。あくまで一般人の考えで書いている者ですから。

 個人的に、空想科学読本はかなり好きです。

投稿者 レッド[8]
投稿日時 2004年12月25日(Sat) 23時49分56秒
レッドといいます。
私もSFをかくたちですが、難しくなく軽く読めて、それなりに面白い文章がなかなか描けないですね。

一番難しいのは世界観でしょうか

どんなテクノロジーがあって、どんな政治がおこなわれ、人々の生活はどうなっているとかを細かく設定しておかないと、妙なところにくどい説明がはいったりしてよめなくなってしまう。

かといって映画の冒頭のようにナレーション的に世界の概要を説明するのはなんか邪道のようにおもえますし。

ただ大体、映画やアニメみましても、科学は今以上にすすんでいても人の生活はあまりかわらない描き方の方が観客や読者がついていけるような気がします。

ハードSFが売りならそれなりの理論が必要でしょうが、そうでないならスターウォーズレベルのものでよいと思います。
すごいメカがたくさんでますが、あの映画は、小説も読みましたがテクノロジーの話はいっさいでません。どんな技術で動いているとか講釈もないのです。
ただ日本の場合は、アニメもふくめ技術を説明する傾向にあるような気がします。

読みやすい読みにくいは技量の問題なので経験をつむしかないですが、みなさんは世界観をどう創作されてますでしょうか?

投稿者 Helegant[9]
投稿日時 2004年12月26日(Sun) 21時00分45秒
レッドさん、ありがとうございます。
>一番難しいのは世界観でしょうか
その通りだと思います。現在にない何かを説明するのには、住む世界から説明しないと終始つかないので。
>どんなテクノロジーがあって、どんな政治がおこなわれ、人々の生活はどうなっているとかを細かく設定しておかないと、妙なところにくどい説明がはいったりしてよめなくなってしまう。
私の場合、新たな技術を集中して説明します。世界だけでは読者を惹き付けられないのと、やはりユーモアが必要なので。
>かといって映画の冒頭のようにナレーション的に世界の概要を説明するのはなんか邪道のようにおもえますし。
別にありですよ。私も使いました。
>ただ大体、映画やアニメみましても、科学は今以上にすすんでいても人の生活はあまりかわらない描き方の方が観客や読者がついていけるような気がします。
ですね。共感を持ちやすいですし、後は読者年齢でしょう。
>読みやすい読みにくいは技量の問題なので経験をつむしかないですが、みなさんは世界観をどう創作されてますでしょうか?
自分がいて面白いと思う世界、ですかね。あまりくどくどしない程度で、頭に描いたものの半分程度で十分伝わると思います。
レッドさんもがんばって!

投稿者 神門ぺぷし[10]
投稿日時 2005年03月17日(Thu) 10時42分07秒
私が最初にSFに接したのは筒井康隆でした。
その後、SF作家と呼ばれる人たちでは星新一やフィリップKディックなどを読んでいます。
ファンタジー、ライトノベルと呼ばれている分野はSFの一種のような気がします。
夢枕獏、栗本薫は、幻想小説と称されていますが、SFですよね?
この前、夢枕獏の「混沌の城」を読んだのですが、長期伝奇バイオレンス小説とありました。時代小説と近未来SFが合体した傑作ですが、時代小説のジャンルには決して入れてもらえないでしょう。
安倍公房や村上春樹もある意味でSF的だと思いますが、いかがでしょうか?
でも彼らは純文学のジャンルですか? 村上春樹の作品を純文学というのはおかしいという評論を最近読みましたっけ・・。

投稿者 へげぞ[11]
投稿日時 2007年02月02日(Fri) 10時28分35秒
 自分はいろんなジャンルを数冊づつ読んでみて、圧倒的にいちばん引かれたのがSFだったので、それ以来、SF愛好者です。読んだ本の七割はSFだと思います。
 ただ、一般にいわれるハードSFはまったく趣味ではないです。ハードSFは突きつめると科学論文を書けということになってしまい、非常につまらないです。最近のSFの動向はハードSFを志向しているようで、とても残念に思っています。
 突込みどころ満載の雑な科学空想を楽しみたいのです。