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| 投稿者 | レッド | [1] |  
| 投稿日時 | 2005年02月26日(Sat) 03時29分28秒 |  
| 映画の世界では、リメイクという言葉をよくききます。 原作本は、そのまんまですが舞台や映画、TV,、漫画等の他のメディアに置き換わると、その時代の風潮や文化に対応して内容が脚色しなおされています。
 
 世の時代劇、歴史劇をとってても話し言葉自体は、時代考証にはもとづかず現代風になっていたりしています。
 
 小説はどうでしょうね。
 若い時代にかいたものを壮年期になって書き直すか?
 続編はかくかもしれないけど、リメイクはやっておられるような作家さんはいないような・・・
 
 漫画の場合だと、浦沢 直樹氏が巨匠、手塚治虫氏が描いた鉄腕アトムの史上最大のロボットをミステリー風に描いたり、永井豪氏のデビルマンをいろいろな若手漫画家が一部をアレンジ(部分リメイクなのかもしれないが)してみたりということはあります。
 
 今は、自分でもひじょうにまずい文章をかいてしまっている私ですが、書き直したい願望はもってます。
 書き直してもっと短く、かつ、小説らしく描きなおしてみたいと思うのです。
 書き直すだけでは芸がないので、当然、構想をきちんと描きあげ、不足していた箇所を補完して完成形に近づけるリメイク、(リコンストラクトかもしれない)もしたい。
 でも、長いのでそれもなかなかおっくうに・・・
 
 自身の作品を書き直す以外に他者が書き直す場合があります。
 たとえば、海外のドラマを日本用に書き直したり、またその逆があったりという場合もよくあります。(先ほどの、漫画の例もあります。)
 
 もしある作家さんが、ぶしつけかもしれませんが、「あなたの作品に感銘をうけた、ぜひ、私の手でリメイクしたい」といわれたらどうします?
 ただとは言わないから、お金もだすとかいって、素人レベルではそこそこのいい金額(といっても、5万円程度)もいただけたとしましょう。
 
 やがて、アレンジされたあなたの作品は、メディアで注目され、映画たになりヒットしたり、リメイク小説がそこそこに売れたりりするけど、あなたの原作であることが隠されるようなことになったとしたらどうでしょうか?
 
 あなたの力では、決して、アレンジ屋さんほどの、文章表現力も、世渡り術ももっておらず一生日の目をみない作品となるシロモノです。
 仮にあなたは名乗り出ても、よしんばアレンジ屋さんに裁判で勝訴したとしても、次回作はおそらくかけません。
 
 漫画の世界では、原作を考える人と絵を描く専門の作家がいます。
 
 あるいはキャラクターや世界観、全体のおおまかなプロットまでを考え、STORY作家、時代や文化考証を考える人、キャラクターやメカ、建物のデザイナーをそろえて、ゲームや漫画、映像〔映画、TV,OVA)、演劇にし、自分はその総合プロデューサーとなる方もいます。
 
 1)みなさんは、かつての作品をリメイクあるいは、書き直し、あるいは再構築されたことがありますか?
 
 2)その結果どうなりましたか?(完璧にできた、途中で投げ出した、より面白い作品に仕上がった、つまらない作品になってしまった。など)
 
 3)自分の作品が他人にアレンジされることについてどう思われますか?
 
 4)3)で、アレンジされた作品が自分がかいたものより一般にウケた場合、自分が真の作家であると名乗り出て、作家生命をかける勇気はありますか?
 (相手は、多くはあなたの作品を下敷きにはしているものの、構成や脚色はあなた以上の腕前なわけですがしかも、趣味の素人作家としては破格の報酬も得ている。これを詐欺とみなし戦う勇気が問われます。)
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