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ベストセラー本について



投稿者 馬駆 春[1]
投稿日時 2005年01月23日(Sun) 10時48分35秒
三度の飯より寝るのが好き、どうも馬駆 春です。
「ばく はる」と読むけど「ばか ぱる」とかでも別にかまわんです(笑

え〜っと本題ですね、うん。
ベストセラー、書店に行くとコメントがついててよく並んでますよね。
皆さんはそれらを読んだときどう思いましたか?
これはすごい!といつも思いますか?

自分は、本当に文字通り大衆文学だな、といつも思います。
文章面、話、台詞、構成、どれをとっても、とても水準の高い作品とは思えません。
台詞だけがだらだらと続く本もあれば、ただ単調な文の繰り返し、というのもある。
それはもちろん、その中にも面白い本もあるし水準の高いと思われるのもあります。

ですが「ベストセラー=面白い」
という図式を信じて買ってしまって損したことも何度かありました。
もちろん、それは言語的観念から見ても勉強になることは確かです。
言い方は悪いですけれども「こういう風にはなっちゃいけない」とも学べるし。
でもどうせ時間をつかって読むのなら面白いほうがいいじゃないですか。

自分は作家になりたくて小説を書いています。
でも実際今日の文学にはほとほとうんざりしている面も否めないのは事実です。
これは自分の意見ですし、それを面白いという人がいて当たり前のことだと思います。
でもこういうことに自分は本音でいたいので正直な意見を書きました。
あと、本の題名が表記されていないのは故意的なものです。
具体的に挙げてもよかったのですが他の方の意見を排他的にしてしまうんじゃないかと思って……。

みなさんはベストセラー本についてどう思いますか?

投稿者 雪斑[2]
投稿日時 2005年01月23日(Sun) 12時37分43秒
はじめまして。そしてこんにちは、雪斑といいます。
大きな書店に行くと、平積みのベストセラーはとても目につくものですよね。

>ベストセラー、書店に行くとコメントがついててよく並んでますよね。
>皆さんはそれらを読んだときどう思いましたか?
>これはすごい!といつも思いますか?

思いません。文庫ならともかく、野口英世氏を出すのがもったいないハードカバーが多々あります。買う前のパラ読みすらしない私も問題なんでしょうけど、だからこそコメントで判断してるのに〜(涙)、と悔しくて仕方がないことが過去に何度も…。
海外作品の翻訳だと、本当にひどいのもありますからね…原作の雰囲気はどうしたと、直訳しまくりの翻訳者さんに訊いてみたいです(馬駆さんの趣旨とちょっと違いますか)

書店や帯のコメントよりも、新聞やWeb上のきちんとした批評の方がやっぱり信頼できます。

私の方は小説家を目指しているわけではなく文学にも詳しくはないので、馬駆さんのように『今日の文学には〜』というほどの気持ちを抱くことはないですが、私の『良い作品』の基準は“楽しんで”再読できるかどうか、なんですよね(一度読んだら全部憶えてしまうんです)。
そこから言うと、最近のベストセラーには「もう一度読みたい!」と思わせる作品が少ないように感じます。実際に、ごく最近ベストセラーだったものが古本屋にたくさん並んでますよね。
良い作品だと、やっぱり古本屋さんに持っていくのは控えますし、持っていくとしても出版からだいぶ経った頃だと思うんです。

まあ、ベストセラーは元々名作って意味じゃないですしね。たくさん売れるから書店も平積みにするだけで。

悟った風でいていつも騙されてる者の意見でした。それでは長文かつ乱文失礼します。

投稿者 御前[3]
投稿日時 2005年01月23日(Sun) 15時07分23秒
 最近のベストセラーはよいものがない、とあなたは言う。それなら聞こう。あなたは何を指して水準を言っている?再読できるか、できないか?それともあなた独特の判断?馬鹿らしい。売れている以上、あなたよりも読者の共感を呼んでいるのは間違いない。どうしようもないぐらい間違いない。結論を言ってしまうと、あなたのその感情は嫉みだ。自分が正しいに決まっているに違いないのに、他のやつらは自分を認めてくれない。一つのエゴと言ってもいいかもしれない。本を売りたい、もしくはプロの作家になろうと言うのなら、売れなくてはしょうがない。言い換えるのなら、読者の共感を呼ぶ=プロ作家のステータスというわけだ。従って、時風が変わる、もしくはあなたが考えを変えない限り、あなたはプロ作家にはなれません。残念でした。厳しいことを言ったけど、自分の作風を大事のも大事。だけど、それに任せて、ベストセラー作家の実力を批判するのは駄目だと思う。必要のない槍先は至らない自分の実力に向けるか、それとも時風に向けるのが正しい。とにかく、大々的に書く必要はないだろう。
 本は売ってこそ「本」。あなたのマスターベーション小説なんか読者は求めていない。



投稿者 nese[4]
投稿日時 2005年01月23日(Sun) 19時14分28秒
こんばんわ。お久しぶりです。私も興味があったので書き込みさせていただきました。

御前様の
>読者の共感を呼ぶ=プロ作家のステータス
というのも含め、その考えは一理あると私は思います。

ただ、小説の基準を共感で決めていいのでしょうか?共感というのは共感というのは「分かる、分かる」という気持ちで読者にとって一時の慰めでしかないと私は思います。だから、心にも残らないし、読んだあと面白くなかったと思うのではないでしょうか?また、それを読んで自分の中で何かが変わったと思えないのではないでしょうか?

では、どういう本が心に残るのか?それは「感銘」できる本です。感銘とは自分のより大きいものに出会ったとき、心から湧き上がってくるような感動です。そういう本が私達の心に残っているのではないでしょうか?

そもそも小説というのは「共感」という一時の慰め的なものよりももっと大きな何かに向かっていくものではないかと私は思います。簡単に言えば、「感銘」のような大きいものですね。
また、「共感」で果たして読み手の内面的経験になっているのでしょうか?知っていることや気が付いている事を言われて、果たして成長になるのかでしょうか?

小説というのはどういうものか?という考え方なので、皆さん答えがバラバラだと思います。
別に共感を得るだけの小説だって悪くないと私は思います。それは人それぞれなのですし、一時でも癒されていたい気持ちは分かります。読んだ達成感にも浸れますし。

しかし、私の場合はそういう共感を追い求めるよりも内面的な成長をしてもらえるような、「感銘」してもらえる小説を目指しています。なので、そういう人はそういう小説を目指せばいいのではないでしょうか?

ただ「共感」は得られやすいのでベストセラーにはなります。
特に日本なんて大量生産消費社会なんですから、売れないと困るわけで、出版社側もそうするでしょう。だから、「共感」が推されているのでしょう。
なので、売れる本を書きたい人はそうしたらいいし、売れるよりも「自分」
を貫くならそれでいいかと。要は小説をどう捉えるか?どう書くのか?の定義だと思います。

長々とすみませんでした。

投稿者 花火かよこ[5]
投稿日時 2005年01月23日(Sun) 21時21分39秒
どうも、花火かよこです^^

結局のところ、面白い面白くないは人の感性の違いの問題ではないでしょうか?
みんながつまらないと思う小説であればベストセラーにはならないでしょうし。
そりゃ馬駆さんが面白いと思う小説をつまらないと言う人もいるでしょう。
その逆が多かったというだけの事です。
ただ、『ベストセラー』とか『何万部突破!』なんていう売り文句で買ってしまう人は結構いるでしょうね。
みんながどう思ってるかなんてことは、わかりませんからね。
あたしもベストセラーのもので「それほどでもないな」と思ったものはありますけど(苦笑)

それにしても御前さんはちょっと言い過ぎではないでしょうか。
御前さんは「売ってこそ『本』」と言っています。
プロの作家さんや本屋さんとかにとってはそうですけど、読者は違いますよね。
そして「あなたのマスターベーション小説なんか読者は求めていない。」とおっしゃってますけど、本当にそうでしょうか?
御前さんは自分が言う事全てが正しいと思ってませんか?
そう思われても仕方ない文章ですよ。
人はワンパターンじゃなく、個性があります。
みんながみんな同じものについて良いと感じるわけじゃないんですよ。
考えだって違うし。
それなのに「あなたが考えを変えない限り、あなたはプロ作家にはなれません。残念でした。」なんて、御前さんの考えを押し付けすぎだし、そんな言い方ひどいですよ。


投稿者 殻鎖希[6]
投稿日時 2005年01月23日(Sun) 21時23分35秒
今晩は♪

ベストセラー=面白いという図式は必ずしも成り立つわけではない…確かにその通りですね。
何故ならば…そもそも「面白さ」というものが非常に曖昧なものであるからです。
しかし、一つ確実に言えることはあります。
ベストセラー作品には売れるだけの理由がある、ということです。
ある種の仕掛けが施されていたり、何かしらの表現技法に共感を得られる部分があったり。
受け入れられるだけの理由があるわけですよ。
この理由については、単に話が面白いとか面白くないとか、そういう単純なことでは説明ができません。
もっと奥深いところに、何かしらの理由があるわけです。
その理由について、分析をしてみるのも面白いと思いますよ。

小説ではないのですが…以前に、「千と千尋の神隠し」という映画が大ヒットしましたね。
実はあの映画の中にも非常に多くの仕掛けが隠されているのです。
この映画の考察・分析で論文が一本書けますよ♪
お母さんが言ったある一言。不思議な世界へ入る場面と元の世界に戻る場面。個性的なキャラクター。
この映画に隠された仕掛けは、まさに神業でしたね。
馬駆 春さんにも一つ、作品を読むことから発展させて、作品を分析することをお勧めします。

投稿者 馬駆 春[7]
投稿日時 2005年01月23日(Sun) 22時01分21秒
はじめまして☆

>海外作品の翻訳だと、本当にひどいのもありますからね…原作の雰囲気はどうしたと、直訳しまくりの翻訳者さんに訊いてみたいです(馬駆さんの趣旨とちょっと違いますか)

村上春樹が翻訳したものはかなり好きですv
やっぱり翻訳ってすごい難しいと思うんで多少なりとも仕方ないか、って感じはするときもありますよv

>書店や帯のコメントよりも、新聞やWeb上のきちんとした批評の方がやっぱり信頼できます。

そうですね。最近はレビューサイトなんかを徘徊するようになりました。
きちんとした意見を書いてる人の投稿を読んで判断したりしてます。

>私の方は小説家を目指しているわけではなく文学にも詳しくはないので、馬駆さんのように『今日の文学には〜』というほどの気持ちを抱くことはないですが、私の『良い作品』の基準は“楽しんで”再読できるかどうか、なんですよね。

自分は良い作品っていうのはどこまで自分を考えさせられるかっていうので決めてて、そういった作品って大抵再読を繰り返してますv
自然に再読できる本は本当にすばらしいと思います。

それでぁ、ご意見ありがとうございました。

投稿者 馬駆 春[8]
投稿日時 2005年01月23日(Sun) 22時24分18秒
>>御前さん
はじめまして。
すみません、自分の性格上言われたら言い返してしまうんです。
ご容赦してくださいなんて言いませんけど、反論はきちんと書きます。

まず自分にとっての水準を明記しなかったことについては申し訳ありませんでした。
自分にとって面白さ、とはすなわち自分を考え込ませるような作品かどうか、というようなものをとっています。
それは自分の独断でもあり、ですからそれを面白いという人がいたって別になんとも思いません。
あくまで自分はそういった面でいえば排他的になろうと思っているわけではないです。
そして残念ながら最初の意見は自分自身一読者としての見解であり、作家になりたい自分からの意見ではない、ということです。
それについてもわかりにくかった部位があり申し訳ないです。
そしていまだ、出版社に作品を投稿したことがないので残念ですがねたみでもないです。それに自分はすべてのベストセラー本を否定しているわけではなく、自分の好みには合わなかったという意図をたどれる意見を表記したつもりでいたのですがご理解がいただけず残念です。
正直説得力に欠けた意見とも思われます。
お互い顔を見せたこともなければお互いの情報が少なすぎるネット上での意見としては幅が広すぎます。
自分がどのような年齢であり職業であるか、というのをまるで知っているといった意見としか思えません。
もし違ったとしてもそう思える意見なのですから、それは意見として不十分といえます。
そしてベストセラー本を面白いというあなたが、自分の意見を見て怒りに奮えたというのならまことに申し訳ないことをしたと思います。

最後にひとつだけ、あなたがすごく視野の狭い人間のように思われる意見のオブセッションについて。
あなたはベストセラーというのが「今」の文学といっています。
ベストセラーの傾向が「今」の傾向と言っています。
残念ですけれども小説は、ひとつのタイプしかないわけじゃありません。
おそらく小説をあまり多く書かれる人ではないと推測できます。
ヒットが出てなくても「売れている」小説というのは存在しています。
あなたは僕を否定したいというエゴにとらわれて回りが見えてないように思えます。
単行本で出た作品を僕はつまらないなんていってません。
ただベストセラーとして今出ている小説はあまり僕の中であたりがこないと思っている、というだけです。

ただ
>あなたのマスターベーション小説なんか読者は求めていない。

という部分は自分の中でも同意です。
ですけれども自分を否定したいのなら感情的になりすぎない方がよろしいかと思われます。

投稿者 馬駆 春[9]
投稿日時 2005年01月23日(Sun) 22時33分03秒
ども、neseさんこんちわ〜。

では、どういう本が心に残るのか?それは「感銘」できる本です。感銘とは自分のより大きいものに出会ったとき、心から湧き上がってくるような感動です。そういう本が私達の心に残っているのではないでしょうか?

確かにそうですよね。たった一文にしてもその表現で感銘を受けた作品は多々あります。

>そもそも小説というのは「共感」という一時の慰め的なものよりももっと大きな何かに向かっていくものではないかと私は思います。簡単に言えば、「感銘」のような大きいものですね。

自分は「感銘」もそうですが「問題提起」というのもあると思います。
読者に向かって投げかける作者からの疑問というものです。

>ただ「共感」は得られやすいのでベストセラーにはなります。
>特に日本なんて大量生産消費社会なんですから、売れないと困るわけで、出版社側もそうするでしょう。だから、「共感」が推されているのでしょう。
>なので、売れる本を書きたい人はそうしたらいいし、売れるよりも「自分」
>を貫くならそれでいいかと。要は小説をどう捉えるか?どう書くのか?の定義だと思います。

そうですね資本主義にとっては御前さんの売れてなんぼというのは一理あると思います。
でも小説としてどうかと問われれば、自分も疑問符が頭に残ってしまいますね。
スタイルについての意見はすごく励まされます(そこでなぜ!?)。
人それぞれ、それってすごく大切なことですよね。

貴重なご意見ありがとうございますv

投稿者 馬駆 春[10]
投稿日時 2005年01月23日(Sun) 22時42分37秒
>>花火かよこさん
こんにちわですv

>結局のところ、面白い面白くないは人の感性の違いの問題ではないでしょうか?
>みんながつまらないと思う小説であればベストセラーにはならないでしょうし。
>そりゃ馬駆さんが面白いと思う小説をつまらないと言う人もいるでしょう。
>その逆が多かったというだけの事です。
>ただ、『ベストセラー』とか『何万部突破!』なんていう売り文句で買ってしまう人は結構いるでしょうね。
>みんながどう思ってるかなんてことは、わかりませんからね。
>あたしもベストセラーのもので「それほどでもないな」と思ったものはありますけど(苦笑)

そうですね。自分もそう思います。
ですからちょっと言い方がきつかったですね。
今日のベストセラー本は自分の好みに合わなかったってだけですね。

>それにしても御前さんはちょっと言い過ぎではないでしょうか。
>御前さんは「売ってこそ『本』」と言っています。
>プロの作家さんや本屋さんとかにとってはそうですけど、読者は違いますよね。

ある種の考え方からすればそれは正しいと思いますし、また間違ってるとも思えます。
ですから自分はその辺の否定はちょっと(汗)

>そして「あなたのマスターベーション小説なんか読者は求めていない。」とおっしゃってますけど、本当にそうでしょうか?

でも自己快楽のための作品ならばそうとも思えますよ(笑)
つまり特殊な言い方によるちょっとした語感の変化だと思われるのでおそらく違う意味で使ったんだと思います。確かマスターベーション小説、という言葉は評論家が使っていた言葉だったと思います。


御前さんの意見はある種の見解からすれば正しいと思います。
攻撃的ではありますが(汗
つまりベストセラー本が面白いという方にとっては自分はひどく失礼なスレッドをたちあげてしまったわけですし。
その辺の非は自分にあるといえなくないです。

と話ずれてますね。
ご意見ありがとうございました。

投稿者 馬駆 春[11]
投稿日時 2005年01月23日(Sun) 22時49分59秒
>>殻鎖希さん

>しかし、一つ確実に言えることはあります。
>ベストセラー作品には売れるだけの理由がある、ということです。
>ある種の仕掛けが施されていたり、何かしらの表現技法に共感を得られる部分があったり。
>受け入れられるだけの理由があるわけですよ。

確かにそうですね。自分自身、排他的にそういう本を読んでいた、という面も否めないと思います。

>この理由については、単に話が面白いとか面白くないとか、そういう単純なことでは説明ができません。
>もっと奥深いところに、何かしらの理由があるわけです。

そこが小説の醍醐味でもあるのに、その部分を全然読んでしまっていたようです。むぅ、やはりまだまだガキですね、自分も。


>小説ではないのですが…以前に、「千と千尋の神隠し」という映画が大ヒットしましたね。
>実はあの映画の中にも非常に多くの仕掛けが隠されているのです。
>この映画の考察・分析で論文が一本書けますよ♪
>お母さんが言ったある一言。不思議な世界へ入る場面と元の世界に戻る場面。個性的なキャラクター。
>この映画に隠された仕掛けは、まさに神業でしたね。

あ、「千と千尋の神隠し」の神隠しについては自分もたくさん気づきました。
ふふふ、ちょっと安心v
実際ベストセラー本ではついつい投槍なスタイルで読んでいたのですが、自分の好きな作品ではきちんと分析しながら読んでるんですよv
確かに神の成し遂げた業のような謎の数々でした。
「海辺のカフカ」なんかもその謎だけ論文が書けると思いますv

と貴重なご意見ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。

投稿者 mina[12]
投稿日時 2005年01月24日(Mon) 06時35分59秒
はじめまして。

とても興味ある話題なので、立ち寄らせていただきました。

おもしろいからベストセラーなのか、
ベストセラーだからおもしろいのか、
おもしろくもないベストセラーって、存在するのかなぁ
だって、たくさん売れているのがベストセラーなんでしょう?

ベストセラー云々というよりも、まず、一般的に小説に第一に求められるのは、おもしろいということだと思います。でも、おもしろいというのは、極めて主観的なもので、人によって千差万別なのですよねぇ、これが。

最大公約数をうまく描けた作品が、多くの人に受け入れられるのだと思いますね。そして、ベストセラーになる。短期間に一気に売れる本もあるだろうし、長期間、ずっとコンスタントに売れ続ける本もあるでしょうしね。聖書なんて、超ベストセラーでしょうね。聖書って、おもしろいかなぁ。こんなことを考えると、不謹慎でバチが当たりそう。

本当は読みたいくせに、嫉妬で買わずに読まないなんてこともあります。例えば、ちょっと前だと「インストー×」「蹴りたい××」とかね。
でも、結局、買い求めて、舐めるように読みました。そして、その才能に打ちのめされて失意のどん底に突き落とされました。とほほ。

やはり、話題作は目を通して、その才能を研究する必要があるのではないかと思います。できれば、その秘密を暴いて、自分のものにするとか・・・。それだけではなく、常に探究心を持って、今、何が社会に求められているのか、別に、それに迎合する必要はないと思いますが、理解だけはしておきたいなぁ。

出版社が本につける帯に踊る宣伝文句。書店の平積みの本だと、小さい立て看板まであって、センセーショナルなコピーがついてる。それに、惹かれて買い求めることもあるでしょうし、友人から、あれはおもしろいよとか言われて買うこともある。読んでおもしろくなかったこともあれば、おもしろかったこともある。でも、それは、わたしの好みの差なのであって、作者や作品のせいではないと思います。自分の趣味かどうかは、大体、帯や看板の宣伝文句で判るし、パラパラ斜め読みすれば、ほとんど判る。友人との会話についていくために、やむを得ず、買い求める場合もあるしね。

いずれにしろ、出版社から出版してもらえるなんて、凄いことだと思いますよ。○○大賞を獲得して、出版にこぎつけるなんて、憧れるなあ。それで、ベストセラーと言われたら、もう夢見心地。

馬鹿みたいと思われるかもしれませんが、わたしの本音はこんなものです。

みなさんは、違うのかなぁ。

投稿者 [13]
投稿日時 2005年01月24日(Mon) 11時07分52秒
 初めまして、侑と申します。興味深い話だったので書き込ませていただきます。
 さて、いきなりで失礼かも知れませんが、あまりにも短絡的に感じます。ベストセラーはジャンルや区分けではないのですから、「ベストセラーだからつまらない」というのは成り立たないと感じます。当然、逆もしかりです。
 本の性質上、面白くなくてもベストセラーにはなります。本屋で立ち読みを出来る範囲は冒頭ぐらいですし、あらすじがそれなりに面白く、かつ帯に『何十万部突破』などと書いてさえあれば、ある程度は売れます。その中には文章もまともになっていないものもありますし、アマゾンなどの批評で酷評されまくっているのもあります(「○○○鬼ごっこ」とかでしょうか。ファンの方は申し訳ありません)。
 ただ、それが全てではありません。広告が上手くてベストセラーになるのもあれば、やはり本の内容がよくてベストセラーになるものも確実にあります。そもそもの疑問点は、馬駆さんの好きな本でベストセラーはないのでしょうか? 全部マイナーな本なのでしょうか?
 私も作家になりたくて物語を書いています。大衆文学を専門とし、今日の文学に悲観していないな為、恐らく馬駆さんには合わないかもしれません。バトルロワイヤルとか好きですしね。
 ただ、馬駆さんの作品を少し見る限り、同じく大衆文学の部類だと思います。それで作家を目指すとなると、現在のベストセラーを『全否定』するのはあまりにも無謀でしょう。それでもいいというなら構いません。しかし、そのベストセラーの中に自分の足らない何かがあるというのも多少は考えた方が良いと思います。価値観を変えろとは言いませんが、自分の価値観を変えないという頑なな態度も良くはないでしょう。或いは、何らかの賞に応募してみるのもいいでしょう。自己の価値観と世界の価値観をはかる事が出来ます。上手くいけばデビューですしね。
 同じ作家を目指している身と聞き、少々厳しくなってしまいました。ただ、何も変えず、何も動かないのならば、御前さんのいうマスターベーション小説に終わる可能性も否定できません。どういう方法を取るにせよ、お互い頑張っていきましょう。

投稿者 馬駆 春[14]
投稿日時 2005年01月24日(Mon) 15時08分47秒
>>minaさん
はじめまして。

>おもしろいからベストセラーなのか、
>ベストセラーだからおもしろいのか、
>おもしろくもないベストセラーって、存在するのかなぁ
>だって、たくさん売れているのがベストセラーなんでしょう?

面白いというのは実際、主観の問題でそれを決めるのも個人の問題なので本当にこのようなスレッドを立てて後悔している自分がいます(汗
これは僕の一個人的感情としての意見であり決め付けているわけではないと逃げるようにしか思われないと思うのですが意見を付加しておこうと思います。
売れている、というのは事実ですし、とっつきやすい小説だからともとれますがそれでも面白いと思う人がたくさんいることは確かだと思います。

>最大公約数をうまく描けた作品が、多くの人に受け入れられるのだと思いますね。そして、ベストセラーになる。短期間に一気に売れる本もあるだろうし、長期間、ずっとコンスタントに売れ続ける本もあるでしょうしね。聖書なんて、超ベストセラーでしょうね。聖書って、おもしろいかなぁ。こんなことを考えると、不謹慎でバチが当たりそう。

聖書は面白いところもありますよ。
自分も軽く読んでみました。

>やはり、話題作は目を通して、その才能を研究する必要があるのではないかと思います。できれば、その秘密を暴いて、自分のものにするとか・・・。それだけではなく、常に探究心を持って、今、何が社会に求められているのか、別に、それに迎合する必要はないと思いますが、理解だけはしておきたいなぁ。

そうですね、自分もわかりながらもベストセラー本は大抵持っていますv
でも個人的意見としあまり盗みたいと思う文章はなかったんです。

>いずれにしろ、出版社から出版してもらえるなんて、凄いことだと思いますよ。○○大賞を獲得して、出版にこぎつけるなんて、憧れるなあ。それで、ベストセラーと言われたら、もう夢見心地。

もちろん、大賞を取ってベストセラーを取ったりもありますけど書き下ろしでっていうのも結構ありますよね。

>馬鹿みたいと思われるかもしれませんが、わたしの本音はこんなものです。

全然そんなこと思いませんよ。
意見っていうのは十人十色なんですから。
ですのでこのスレッドをたてたことには申し訳なくてしかたないのですが、やっぱり削除するのも嫌なんですよね、はい。
逃げっぽくて。

貴重なご意見ありがとうございます。

投稿者 馬駆 春[15]
投稿日時 2005年01月24日(Mon) 15時26分41秒
>>侑さん
はじめまして

> さて、いきなりで失礼かも知れませんが、あまりにも短絡的に感じます。ベストセラーはジャンルや区分けではないのですから、「ベストセラーだからつまらない」というのは成り立たないと感じます。当然、逆もしかりです。

いやこんなスレッド堂々と立ててるこちらが失礼ですのでそんな気にしないでください。
え〜っとそこについてなのですが、自分はそこまで言い切ってはいないんですよ。確認したところ書いてありました。
「もちろん、その中にも面白いし、水準の高い」って部分があります。
のでそこまで恐ろしく、社会に喧嘩売るような短絡さではないと思うのですが・・・。

> 本の性質上、面白くなくてもベストセラーにはなります。本屋で立ち読みを出来る範囲は冒頭ぐらいですし、あらすじがそれなりに面白く、かつ帯に『何十万部突破』などと書いてさえあれば、ある程度は売れます。その中には文章もまともになっていないものもありますし、アマゾンなどの批評で酷評されまくっているのもあります(「○○○鬼ごっこ」とかでしょうか。ファンの方は申し訳ありません)。

それについては同意ですし、具体性はなくとも最初の書き込みで明記しておいたのですが。僕は何故売れているのかわからないとは言ってません。
きちんと面白いという人がいることは知っている、と書いてあります。

> ただ、それが全てではありません。広告が上手くてベストセラーになるのもあれば、やはり本の内容がよくてベストセラーになるものも確実にあります。そもそもの疑問点は、馬駆さんの好きな本でベストセラーはないのでしょうか? 全部マイナーな本なのでしょうか?

上述の通りその点については書き込まれてますのでご確認のほどを。

> 私も作家になりたくて物語を書いています。大衆文学を専門とし、今日の文学に悲観していないな為、恐らく馬駆さんには合わないかもしれません。バトルロワイヤルとか好きですしね。

すみません。大衆文学を否定しているととられても仕方ない文ですね。
僕自身大衆文学が嫌いじゃありません。
大衆文学と純文学が1対1でわかれてるわけじゃないですし、その中にももちろん面白いと思うものもたくさんあります。

> ただ、馬駆さんの作品を少し見る限り、同じく大衆文学の部類だと思います。それで作家を目指すとなると、現在のベストセラーを『全否定』するのはあまりにも無謀でしょう。

全否定なんてしてないですよ(汗)明記してあります。

>それでもいいというなら構いません。しかし、そのベストセラーの中に自分の足らない何かがあるというのも多少は考えた方が良いと思います。価値観を変えろとは言いませんが、自分の価値観を変えないという頑なな態度も良くはないでしょう。或いは、何らかの賞に応募してみるのもいいでしょう。自己の価値観と世界の価値観をはかる事が出来ます。上手くいけばデビューですしね。

えっと、侑さんは何かしらの賞をとっておられるのでしょうか?
そう取れなくもないのですが。
僕は色んな人のなかに色んな価値観があるのはわかってますし、作品をご覧になったのならわかるかもしれませんがそれを形にしたものも書いています。
一応今年、一作ですけど応募しようと思ってます。


> 同じ作家を目指している身と聞き、少々厳しくなってしまいました。ただ、何も変えず、何も動かないのならば、御前さんのいうマスターベーション小説に終わる可能性も否定できません。どういう方法を取るにせよ、お互い頑張っていきましょう。

マスターベーション小説についてはちょっと自分でも怖くなってます。
厳しい態度をとられて当然の文とも取れますし。苦笑
僕はここから動かないという風に思っているわけではないですし、変われるなら変わりたいとも思っています。
主書き込みに具体性がほしいというのならもちろん明記します。
ですが僕は価値観の否定はしたくありません。
千差万別十人十色の価値観を否定することの方がよっぽど無謀ですし。汗
ただこのスレッド自体それに近いものになってしまったことには本当に申し訳ないと思っています。

投稿者 レッド[16]
投稿日時 2005年01月24日(Mon) 19時32分40秒
ベストセラーですか。

もっとも人に売れてもっとも人に読まれなかったベストセラーがありますね。
わが闘争 作者はアドルフ・ヒットラー

これはみなさんがいうマスターベーション小説の典型なのかな(わたし実は読んでません。)

ただ、多くの場合、作家さんたちの思い入れがあるものの方が売れるような気がします。

たとえば、OO7は映画化される前からベストセラーで、作家のフレミング自体が対戦中にスパイをやっていたそうで、そのの経験をもとに大人の娯楽小説をかいたわけで、それが、故ケネディ大統領も愛読したなどとはくもついたようです。

ただ、人の好みには十人十色あるわけで、ベストセラーとは所詮、売り上げ数。
OO7のような話が好きな人には、おすすめですが、嫌いな人には面白くもないでしょう。

ただ、ベストセラーだからといってうのみにして買うのは、問題でしょう。
本屋さんや作家は、本を売って儲けをだしたいので。
そのために売れるための配置やポップをつけるのは、しごくあたりまえこと、財布の口を開きお金を店員へ渡したのはあなたのわけですから。
だまされたというのは、いささかおかしいと思います。

目利きのいい人は、魚屋にいってより鮮度のたかいものをみわけられるといいます。それにはその目的もあるからです。
その目的が明確でないからなんでもいいとなるわけではないでしょうか。

投稿者 [17]
投稿日時 2005年01月24日(Mon) 23時12分56秒
 大体は一回で言いたい事を載せる為に二回書き込む事はしないのですが、謝罪も含め伝えておこうと思いまして。
 返信を見てから自分の書き込みを見た所、どうやら喧嘩腰の印象を与えてしまったようなので、申し訳ございません。馬駆さんを否定する気など全くなかったものですから。
 幾つか既に明記してあると指摘を受けましたが、どうやら私は少々勘違いしておりました。馬駆さんは、これまでの作品は別として、「最近のベストセラー」について全否定をしているように感じ取っておりました。思い違い、申し訳ございません。ただ、それならばここで何を訊きたいのでしょうか? ベストセラーに良し悪しがある以上、何も答えなど出ないのでは……と、やはりこれも愚問ですね。気晴らしかもしれませんし、他の方の意見を求めていたのかもしれませんし、それは自由ですから。重ねてお詫び致します。
 本当に否定する気など全くありまでした。ただ、この五年間、幾つかを応募し、ことごとく失敗してきた上で、世間の価値観の重要性を実感した為です。それに合わしている様では流れに遅れてしまいますが、その半歩先を行くにはその価値観を知る事が……とまぁ、知ったような事を書きましたが、何も受賞していない凡人なので聞き流してください。お気を悪くなされたのなら、申し訳ございません。いつか自分の作品をベストセラーにした後、出直して来たいと思います。

投稿者 紗羅[18]
投稿日時 2005年01月25日(Tue) 00時20分59秒
どうもこんばんは。興味深い話題でしたので、書かせていただきます。

私が思うに、馬駆さんは理想が高すぎるのではないでしょうか?私は、馬駆さんがここで発表した作品の殆どを読んでいて、そのレベルの高さにいつもお遊びで書いている自分とは違うな、と思い続けてきましたし、もっと上達したい、という思いも伝わってきています。
その思いから馬駆さんは、更に上へ上へと、自分が目指す作家を、作品を、探している状態のように思えました。だからあまりに水準が低い作品を見ると、「自分が目指しているプロ作家とは、こんなものじゃない」という思いが生まれてしまうのではないでしょうか。
だけど、「今の人は本を読まない」とよく言われています。ベストセラーとは、その本を読まない人々にまで売れる本ですよ?そんな分厚く、難しく、奥深い話が売れると思います?
しかも人の意見に流されやすい日本人。一回売れれば、それこそみんなが買っていきます。「世界の中心〜」がいい例です。
それに、ベストセラーにだって面白いものはありますし。
今の馬駆さんは、ベストセラーに対して不信感を抱いているようにも思えますが、馬駆さんが以前(一年以上前ですが)尊敬していると仰っていた宮部先生の本は、多くがベストセラーです。
でも、あれだって言ってしまえば万人受けする大衆向けの本ですから・・・

全ての本に理想を求めるよりは、いっその事、割り切って考えてしまったほうが楽ではないでしょうか?
ただ単に一回読んで、人との話のネタにする程度の娯楽本と、本当に水準の高い、何か心に訴えかけてくるような凄い本。
取りあえず私は、この世の本はこの二種類だと思っていつも読書をしています。

なんか、自分でも何を言ってるのか分からなくなってきました。
ホント、すみません。これで失礼させていただきます。

投稿者 御前[19]
投稿日時 2005年01月25日(Tue) 10時16分33秒
 さて、多くの方に「言いすぎ」と言われてしまったわけですが。
 確かに言いすぎでした。申し訳なく思っております。自分の価値観を余りにも押し付けてしまった、と今では私も反省しております。馬駆さん、そして他の皆さん、本当にすいませんでした。
 侑さんに習い、ベストセラーを書いてからまた書き込みたいと思います。
 短いですが、これで失礼させて戴きます。
 

投稿者 馬駆 春[20]
投稿日時 2005年01月26日(Wed) 21時02分44秒
レッドさん、はじめまして。

>ただ、ベストセラーだからといってうのみにして買うのは、問題でしょう。
>本屋さんや作家は、本を売って儲けをだしたいので。
>そのために売れるための配置やポップをつけるのは、しごくあたりまえこと、財布の口を開きお金を店員へ渡したのはあなたのわけですから。
>だまされたというのは、いささかおかしいと思います。

なんだか抽象的な言い方ですいませんでした。
一応ですけどだまされたわけじゃないかな?
あーこの本買うんだったらあの本を買うんだった、という感じの思いですが、確かにそうでもあるかなぁとも思います。

>目利きのいい人は、魚屋にいってより鮮度のたかいものをみわけられるといいます。それにはその目的もあるからです。
>その目的が明確でないからなんでもいいとなるわけではないでしょうか。

他の方の意見でいろいろと自分も偏見がかなりあったなぁと気づきました。
自分はつまり「この文章の悪いところはどこか」というようなネガティブな本の選出をしていたわけで、ここはいい、というような箇所には一切の目を触れてなかったようです。
いい場所を取り入れず、といったような状態になっていて本当に後悔してます↓

貴重なご意見の数々ありがとうございます。

投稿者 馬駆 春[21]
投稿日時 2005年01月26日(Wed) 21時07分26秒
> 返信を見てから自分の書き込みを見た所、どうやら喧嘩腰の印象を与えてしまったようなので、申し訳ございません。馬駆さんを否定する気など全くなかったものですから。

すみません、なんだか自分もものすごく嫌な言い方ばっかりしてました。
むぅこの性格ホントどうにかしたいものです。

>思い違い、申し訳ございません。ただ、それならばここで何を訊きたいのでしょうか? ベストセラーに良し悪しがある以上、何も答えなど出ないのでは……と、やはりこれも愚問ですね。気晴らしかもしれませんし、他の方の意見を求めていたのかもしれませんし、それは自由ですから。重ねてお詫び致します。

いえ、やはり自分の考えも以前指摘を受けたとおり短絡であったと今は思います。
何か自分の中にある葛藤みたいなものをそのまんま書き込んでしまった自分に非があるとしか思えません。

> 本当に否定する気など全くありまでした。ただ、この五年間、幾つかを応募し、ことごとく失敗してきた上で、世間の価値観の重要性を実感した為です。それに合わしている様では流れに遅れてしまいますが、その半歩先を行くにはその価値観を知る事が……とまぁ、知ったような事を書きましたが、何も受賞していない凡人なので聞き流してください。

本当にすみません!そこについてはものすごく嫌味でぶしつけな態度をとってしまって!
反省の念に耐えません。

お気を悪くなされたのなら、申し訳ございません。いつか自分の作品をベストセラーにした後、出直して来たいと思います。

謝る必要なんて本当にないです。失礼な態度をとったのはむしろこちらなんですから!
出直すのは自分ですね。
本当に申し訳なく思います。

投稿者 馬駆 春[22]
投稿日時 2005年01月26日(Wed) 21時19分39秒
紗羅さん、お久しぶりです。

>私が思うに、馬駆さんは理想が高すぎるのではないでしょうか?私は、馬駆さんがここで発表した作品の殆どを読んでいて、そのレベルの高さにいつもお遊びで書いている自分とは違うな、と思い続けてきましたし、もっと上達したい、という思いも伝わってきています。

確かに自分は自分の追うべき作家をずっと探し続けてると思います。
それゆえ我が見えていない、というか。
空ばっかりみている地面に立つ人はいずれ転ぶか、或いは転落してしまうものですね。
何だかやっと自覚がもてたようで失礼ながらもこのスレッドをたてたことに少しばかりよかったと思えたりしています(苦笑

>その思いから馬駆さんは、更に上へ上へと、自分が目指す作家を、作品を、探している状態のように思えました。だからあまりに水準が低い作品を見ると、「自分が目指しているプロ作家とは、こんなものじゃない」という思いが生まれてしまうのではないでしょうか。

悪い部分ばっかりを探して、まさに暗中模索、いや周りなんか見ていないからどこにもいけないんですね。
悪評ばっかりで、いいところをみようとしない、そんなスタイルじゃやっぱり駄目だと思い直しました。

>だけど、「今の人は本を読まない」とよく言われています。ベストセラーとは、その本を読まない人々にまで売れる本ですよ?そんな分厚く、難しく、奥深い話が売れると思います?
>しかも人の意見に流されやすい日本人。一回売れれば、それこそみんなが買っていきます。「世界の中心〜」がいい例です。
>それに、ベストセラーにだって面白いものはありますし。
>今の馬駆さんは、ベストセラーに対して不信感を抱いているようにも思えますが、馬駆さんが以前(一年以上前ですが)尊敬していると仰っていた宮部先生の本は、多くがベストセラーです。

そうですね、でも僕自身上を目指したいと思い続けると思います。
それが可能であれ不可能であれ、空を飛びたいと思い続けなきゃやっぱり飛行機は作れない。
でも僕は視野が狭すぎたみたいです。
宮部先生は今でもすごいと思っています。
時折入る傍観的人間関係の描写にはいつも納得してばかりで。

>でも、あれだって言ってしまえば万人受けする大衆向けの本ですから・・・

確かにそうといってしまえばそうですね。
宮部先生は長編より短編の方が面白いと最近思うようになりました。

>全ての本に理想を求めるよりは、いっその事、割り切って考えてしまったほうが楽ではないでしょうか?
>ただ単に一回読んで、人との話のネタにする程度の娯楽本と、本当に水準の高い、何か心に訴えかけてくるような凄い本。
>取りあえず私は、この世の本はこの二種類だと思っていつも読書をしています。

確かに自分の視野の狭さと、頑なな偏見には自身後悔しております。
そうやって割り切った方が面白いですしね。
どうやら少々、小説に対してネガティブになりすぎていたのだと思います。

>なんか、自分でも何を言ってるのか分からなくなってきました。
>ホント、すみません。これで失礼させていただきます。

いや、本当に貴重なご意見の数々には自分にとって鮮やかな景色が広がるようで感謝の念に耐えません。
ありがとうございました。

投稿者 馬駆 春[23]
投稿日時 2005年01月26日(Wed) 21時24分02秒
> さて、多くの方に「言いすぎ」と言われてしまったわけですが。

形として言いすぎと言われていたのであって、僕はそれほどとは思っていません。
それに僕自身の考えの頑なさがあったのは事実です。

> 確かに言いすぎでした。申し訳なく思っております。自分の価値観を余りにも押し付けてしまった、と今では私も反省しております。馬駆さん、そして他の皆さん、本当にすいませんでした。

いえ、むしろ自分の方が感情的になっていて、申し訳ないです↓

> 侑さんに習い、ベストセラーを書いてからまた書き込みたいと思います。
> 短いですが、これで失礼させて戴きます。

自分もまた、空ばっかり見てないで、研究をして飛行機をつくってそして空の道に進もうと思います。
本当に申し訳ありませんでした。

そして和解できたことに非常にうれしく思います。
お互い執筆がんばりましょう。