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a junior high school. 作者:yuta1

第3回   第1章入学 3.初授業と先生
入学式は金曜日だった為、土日をはさんで初授業となった。
登校時刻は午前8時20分に予鈴が鳴るので、それまでに門を潜っていればセーフ。
初日の禽禎は、余裕のセーフ。教室に着いたのは8時15分。
授業は8時40分からだから、25分もある。

チャイムが鳴った。1時間目は学活。教科書を配られた。全部合わせて20冊。その内3年間使うのは10冊くらいで全て厚い。計25`位を背負って今日は帰るのだ。
禽禎は、考えただけでも……。
その内時は流れ、帰りの会(中学にもある)の時間になった。
今日の放課後は、小学校からの友達と部活の仮入部に行く予定だ。先ずテニス部に行く。
友達の名は、近藤学(こんどう なまぶ)。
今朝貰ったばかりの体育着を着て、校庭に勢い良く飛び出して行った。

テニス部では大歓迎を受けた。新入部員の殆どは女子で、部員も女子が多い。男子は50人位の内、10人程度。
女子は一時一斉を風靡したマリア・シャラポア選手に憧れて入ったのが多いらしい。

家で、お父さんやお母さんに今日の出来事を話すのは、小1の時からの日課である。
「お父さん、お母さん、今日はテニス部に仮入部したよ!そしたら女子ばっかりでつまんなかった。明日は吹奏楽部に仮入部してくるよ!」
禽禎は、小学生のときにブラスバンドをやっていて、楽器には少々自信があった。
「あらそう、貴方は金管がいいんじゃない?ブラスの時もトランペットだったし…」
お母さんは、気が早いタイプでしょうがない。
「まだ決まった訳じゃないよ!」
「あくまで参考よ!参考!」

翌日、今日より本格的に授業が始まる。
1時間目は「国語」
「起立、礼、着席」
「おはようございます。はい、中学初授業は作文を書きます。題名は中学生になって、原稿用紙2枚分を最後まで書きなさい。」
禽禎以外の生徒は、黙々と鉛筆(シャープペンシル)を動かす。
禽禎は、何を書いて良いのか分からなかった。その内、チャイムが鳴ってしまった。
「はい、書けなかった人は宿題な!今週中提出!」
「起立、礼、着席。」

こうして禽禎の中学校生活がやっとスタートした。

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Novel Editor by BS CGI Rental
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