「……っ」
藤君が胸に触れるたび、わたしの心臓は大きくはねる。綺麗な指先で、執拗に突起を転がす。
「ゃ」
かすかに漏れる声にも、耳を傾けようとしない。生温かい舌が、突起に伝わる。 保健室のベッドの上で、押し倒されている私。押し倒す藤君。 指と舌の刺激で、突起は真っ赤になり、肥大している。
「脚開いて」
素直に脚を開く、なんて行動ができるわけが無い。胸への刺激だけでわたしのあそこは、しっとりと濡れてしまっている。 まだ続く優しい愛撫に、わたしは従えなかった。
「…っぁ、ゃんっ…」
強引に脚を開かれ、藤君はそこに顔をうずめる。
「まだちゃんとあるね」
何日も前、わたしにつけられたしるし。太ももにまだ薄く残っている、藤君のアト。
「俺以外の誰にも触れなさて無い?
わたしは顔が赤くなる。
「そんなの、藤君以外になんか…っ」 「わかってるよ」
意地悪だ。なんの抵抗も無く、彼は下着を脱がした。前のように、指を一本挿入する。
「!!」
前感じた痛みのせいで、わたしのカラダはこわばる。
「優しくするから・・・」
そう言った藤君の表情はどこか儚げで 切なげで。わたしはこくんとうなずいた。細い指が、わたしの中に侵入する。
「ぅぁ」
一本、二本…痛い、痛い
「ふじくん」
無意識に藤君の名前をつぶやくと、わたしは今にも泣きそうになった。これは痛みとは違う気がする。でも決めたんだ。 指で慣らされたあそこにを、舌で舐められる。気持ちいい舌の感覚が走る。 それと同時に、感じて恥ずかしいくらいに出た愛液を舐め取る藤君の動く頭がやらしい。わたしから見えるのは、サラサラした髪の毛だけ。 カチャ、とベルトを緩める音がした。わたしにはそれが、終わりへとつながるカウントダウンのように聞こえる。
「…入れるよ」
切っ先が、あそこにあてがわれる。
「入らない、よ…っ」 「力抜いて」
お互いに、肌がしっとりと湿り気を帯びている。藤君が、わたしの中へ入っていく。 ポロポロ、さっきとは違う大粒の涙が溢れてきた。
ふじくん、ふじくん
「…処女じゃなくなっても…っわたしのこと、本当に」
痛い。
「っあぁ!!」
痛みなのか果たしてなんなのかわからない感情 切ないよ 苦しいよ どこへも行かないで
「…んっ」
顔をゆがめて、挿入する藤君を見ていると、涙は止まらなくなる。
「すきでいて………っあ!!」
きゅっとしがみついた背中からは、藤君の体温が伝わった。
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