我ながら卑怯だとは思うけど、綾瀬から餌をもらうためにはじっとしててもらわないと困る。
「ごめん、な…」
ぽつりと俺がつぶやいたのを、綾瀬は気づいていただろうか。今日は、昨日よりもっともっと美味い血が欲しい。 俺はそっと手を、綾瀬のスカートの中に滑り込ませた。下着の上から、割れ目を指でなぞる。
「…っあ!!」
さすが、処女。反応が初々しく、こんなところ誰にも触らせたことがないんだろう。
「俺の背中に手回してて良いから」
ぎこちなく腕を伸ばす綾瀬を、自分の腕で先導してやる。片方の手で、そのまま俺は割れ目をなぞりつづける。 まだ、下着は濡れていない。濡れるのは時間の問題だけどな。 俺は目をきゅっとつぶる綾瀬の唇に、自分の口を押し付けた。初めはかち、と歯が当って触れ合っていた唇に、舌を入れる。くちゅり、と綾瀬の口の中の性感帯を刺激する。
「は…ん、んんッ ぁ は・・っぅ」
艶の有る髪をそっと撫でる。キスに感じる綾瀬の顔に。舌から唾液を垂らす、いやらしい綾瀬に、俺は不覚にも欲情してしまっている。
「綾、瀬」
熱に浮かされたカラダ。しだいに熱くなる。ほんのキスひとつで、心臓の鼓動が速くなってく。些細な刺激だけでも、綾瀬には十分だったらしい。 もう一度下着に触れると、そこは湿り気を帯びている。今度は上からでなく、スキマから中に指を一本入れた。
「ひゃぁ!!」
座らせ、脚を開いた綾瀬の姿はなんともいえない。白い太ももと、下着があらわになる。 くち、くち、そのまま、下着の中を指は進む。しだいに濡れてきたそこは、綾瀬から染み出る蜜でとろとろになっていく。
「あっあぁ、ん……はっあ・・」 「入れて、い?」
形だけの了解をとり、俺の指は綾瀬の中に入っていった。
「あぁっ!!」
とろとろに濡れたそこは、指一本でも十分にキツイ。まだ先しか入ってないのに、綾瀬は痛そうな声を上げる。
「ふ、じく…ったい、よぉ…」
ゆっくりと指を推し進めていき、俺は中でくい、と指を曲げた。
「!!っあ・・・!」
引き抜いた指には、綾瀬の愛液が絡み付いている。とろんとしたそれを、俺は舌ですくい取る。
「濡れすぎ、だよ」
いつものように、慣れた手つきで俺は綾瀬の淡い色の下着をずらしていった。濡れた下着が、白い太ももを伝って降りていき、秘部がさらけ出される。
「…!!やぁ…っ!」
綾瀬が恥ずかしそうに嬌声を漏らすのを、俺はキスで塞ぐ。
「っん・・や… みな いで・…」
女のあそこなんか見慣れてるはずなのに、綾瀬の反応が初々しくてかわいい。だから俺が処女限定な理由も少しあったりする。
「隠さなくて良いから」
俺は唇を近づけ、白い太ももに舌を這わせた。
「はぅ」
ゆっくりと吸い付くように、そこに赤いアトをつける。こんなところ、まだ俺以外の誰にも触らせないように。綾瀬と俺だけの、秘密の印であるように。
「なん…で、そんなとこ……っ」
俺は唇に人差し指を当てる。
「秘密」
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