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少女調教 作者:柚良あず

第14回  
雛とセックスして、雛が眠っているときに、僕の携帯がなった。

【今日って、バイト入ってた?】

ミサキさんからだった。今日僕はこのあとバイトのシフトが入っていたはずだ。
 はい、と返信した。

【今日お店休みになって、飲み会になったからね〜】

今日は飲み会。果たして僕は行かなきゃいけないんだろうか?

【行ったほうがいいですか?】
【もちろん!】

どうせ僕はキャバ嬢のパシリでしょうけど。
 僕はミサキさんのメールどおり、上着を羽織ってキャバクラに行くことにした。


「あ!来た!」

僕が店の扉を開けると、恵梨さんやミサキさん、ほかもキャバ嬢も酒を飲み始めていた。
 そして数人、男がいる。

「ごめんねぇ、やっぱり何人かお客さん入っちゃって〜」
「別にいいですよ」

女と男がたくさんいる部屋に、

「よっ」

と僕に声をかける人がいた。

「さ、沙良?」

そこにいたのは沙良だった。

「なんで、って顔してるね」
「沙良は私の妹。姉がこれなら妹もこんなのよ」

そう言ったのは、ミサキさんだった。ミサキさんと、沙良は姉妹。

「意外…」

「ま、今日だけ呼んだから、お客さんの相手も気にしなくていいよ。ソコ、座って」

と僕は部屋の中に座らされた。

「何してるんですか?」

散乱する酒類。頭の薄い、重役そうな会社員風の男。その人たちはキャバ嬢の体に手を伸ばしている。ついでに鼻の下も伸びている。ここはセクキャバじゃねぇよ。

「何って、お客様の要望で、王様ゲーム。」


「6番が2番のおっぱいを揉む〜!」
「あ!私だ」

男たちの中でも、特にえらそうな奴が嬉しそうに手を上げた。会社ではそうとう威張っているだろう。
 キャバクラでは情けない姿をさらしている。最悪だ。
僕はこんな奴らみたいになりたくない。
 僕は覚めた目で、

「やぁぁん!!あ、そんなトコまで触らないでぇ」

ゲーム。と称し余計なところにまで手を伸ばす。指は直接中の胸を揉み、乳首を転がした。

「あぁん、ゃっあ…」

「1番と4番がキスをする!」

そのあとしばらく、飲み会兼王様ゲームは続いた。僕も大量に酒を飲まされた。


「うぇ…飲み過ぎました」
「ら〜いじょ〜ぶ?あらしが送ってってあげるよ〜」

沙良、明らかに酔ってるじゃないか。

「大丈夫、です」

そう言ったきり、僕は頭がもうろうとして、眠りの中に落ちた。




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Novel Editor by BS CGI Rental
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