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笑顔をプレゼンツ! 作者:今西 ゆん

最終回   君に愛をプレゼンツ!
「冬次はなんでそんなに冷たいのー?」

クラス一モテる優等生、音瀬冬次は冷たい。
女子には興味無いし、いつも休み時間屋上へ行き読書をしている。
そんな彼を好む人は多いが、雰囲気で近寄れないみたいだ。
けど、私・香村伊予はそんな彼について行っちゃいます。

「・・・・・・読書中なんだけど。」
「だからそうじゃなくてっ!・・・何か私が冬次に最初会ったときはもうちょっと穏やかだったよぉ!!」
「・・・?あと言わせてもらうけど、そう言うコトばっかやってると本気で嫌うぞ」
「!!何よ〜・・馬鹿冬次っ」

ほら、冷たい。一度は彼の笑顔を見てみたいものだよねぇー・・
何で一人がいいのかなぁー・・私だったら友達が居ないとやってけなぃっ

「あ!居た居た〜・・」
「真澄ちゃん・・」
「また何か言われたの?駄目だよ・・伊予は笑顔が命なんだからっ!」
「うん・・けどね、冬次には通用しないんだよ・・・」
「ハハハ・・・氷の王子様だもんねぇ・・・・・あっ!!」
「えっ!?何・・・?」
「・・・いや〜・・そう言えば一つ良くない噂があってね・・」
「???」

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「はぁ〜・・・」

噂かぁ・・・そぅ、真澄ちゃんが言ってたんだけど、何か冬次には帰りに一緒に帰って
る女が居て、その子が彼女?みたぃな感じに聞こえました・・
あーあ。転んでる私を助けてくれたのは確かに冬次だった・・。なのに、何でこんなに違うのだろぅ?
昔の冬次が好きだったのに・・まぁ、今も好きだけどね〜・・

「〜〜〜〜〜〜〜」
「〜〜〜〜〜」
「〜〜〜〜〜〜!!」

ん?誰かの話し声が聞こえる・・・女の人と男の声・・・あれ・・・

「じゃぁ、私ココ曲がってすぐだから・・ばぃばぃ!音瀬くん」
「あぁ。また明日、美和・・」

えぇ〜!?冬次と知らない美人さん・・・


どぅ言うこと??


「ねぇ・・冬・・・・次・・あの人、誰・・?」
「え・・・・君・・誰・・・__??」
「!!!もぅ、知らないっ」
「あ・・・・」

冬次のばかばかばかばかーっ・・・もぅ・・知らないんだから・・馬鹿・・。
【誰】は、キツイよぉ・・私に・・笑顔なんてもぅ無理だよ、真澄ちゃん・・

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次の日

「おはようっ伊予〜って、蝿テっ」
「おはよぅ・・真澄ちゃん。」
「・・どったの??何かあった?」
「・・・・・・失恋かなぁ?冬次に彼女居た・・名前で呼んでたし・・」
「あ〜・・・そりゃイタイわなぁ・・(汗」
「別に良いよ。もぅ、なんかそれだけ・・嫌われてたって分ったから。」
「伊予・・・」

あー・・一時間目数学かぁ・・いつもなら冬次に教えてって言ってたよね。
何か、頭イタイ・・クラクラする、あぁ〜分った。昨日冬次のコトずっと考えてたからかな・・・・・・・・もぅ耐えきれない。倒れる・・・・

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「・・・!!・・・ょ!!・・ぃょ!!伊予っ!!」
「わぁっっ!!」

目が覚めた。って、なにげに寝てたんかぃ!!・・・そっか、貧血かぁ・・。

「もぉ・・ビックリした、佐藤くんがイキナリ『香村が死んだ!』って言うから」
「ハハハ・・サトケン・・(汗」
「・・心配しなくても、音瀬に彼女なんて居ないわよ」
「え・・何で分るの?」
「ふふふっ♪あの女嫌いがそんなわけなぃもんっねぇ★それに、何かイトコからそんなんじゃなぃ?」
「うん・・今日は部活休むっていっといて、真澄ちゃん」
「ok♪♪じゃぁ、もぅ行くね」
「うん、ありがとぅ。」






キーンコーンカーンコーン


「よしっ下校だぁ〜っ」
「何ヨォ〜・・さっきまでベロベロだったんでしょぉ?」
「ハハハ!心配ご無用!!真澄ちゃんっ」

さーてとっ☆今日は睡眠をぃっぱぃとろう!



ガチャッ

「あ・・・冬次」
「何か今日お前へんじゃねぇ?」
「〜〜っっ?!何よぉ!冬次のせいじゃなぃっ」
「あっぉい!!」

私が傷つくの分っててそんなことゆぅ!・・もぅィャ・・逃げ出したい・・・


「はぁ〜・・それにしてもひどぃなぁ・・冬次、『誰?』なんてさっ」
「やっぱ気にしてたんだ。そのこと」
「当たり前ジャンッ!!って冬次ィィィ??何で??さっきあっちに居たのにィ??」
「ゴメンね、気にしてたなら謝るよ」
「・・私もゴメンね、冬次!冬次の気持ちも考えないで・・」
「あのぉ〜・・さっきから冬次冬次って、僕『冬吾』なんですけど・・」
「えっ・・もしかして、生き別れの兄弟?音瀬冬次くんと??」
「えーっと・・双子?」
「嘘ォォォォ!!じゃぁもしかして、あのとき助けてくれた優しい冬次も貴方??」
「・・・・・覚えてないけど多分・・・」
「どぅしよ〜・・ヒドイこと言っちゃった・・」
「大丈夫、謝れば!とびっきりの笑顔をで!」
「うん、ありがとぅ!今から謝ってくる!!」




ありがとぅ&さよなら!冬吾くん!私、やっぱ冬次が好きなんだ!





「冬次!ゴメンね!!私やっぱ冬次が好き!!!」
「・・・・・・はぁ?」
「迷惑??嫌いになったほうがいいのかなぁ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「ちょっと!聞いてる冬っ」
「まだ、まだ分らないけど。好きになる確率はナイとは言えない」
「えっ・・・・・冬次ィィィ!!大好き〜!」





あの時好きになったのは冬吾くんかもしれない。
けど、今の冬次が今好き。私は、冬次が好きです。





冬次、今笑ってる_____!!




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Novel Editor by BS CGI Rental
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