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もの凄く怖い話 〜エピソードG〜 作者:山田兄弟

第1回   1
「人が在る床に陽の光が当たれば其の内の影が異形となりてり。」よくお婆ちゃんが言ってた言葉だ。


この言葉はこの話に関係ないが。

さて、話は変わってニューヨーク。
「ジョニー、朝だよ。」
「あらケイン。おはよう。」
ジョニーはケインの真っ赤な唇と自分の唇を重ねた。
「おいおい積極的だな。」
「ふふ、いつも通りよ。」
そして二人で朝食を食べた。スクランブルエッグとベーコンだ。ここにコーヒーがあったら最高だが残念ながら無い。
「全く、何でコーヒーが無いんだ?」
「あんな苦い物を飲んでたら甘えられないわよ。」
アメリカンジョークか・・・。流石だな。
朝食を食べてから俺達はベランダに出た。
「キレイね・・・」
「君の方がキレイさ」
「またそんなことを言って・・・」
俺達はそのまま唇を重ねあった・・・・。

その夜、
「ジョニー、シャワーに行かないか?」
「シャワーですって!!」
「何故そんなに驚くんだい?」
「水まわりの所が怖いの・・・」
「それはホラーだねえ」

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