「人が在る床に陽の光が当たれば其の内の影が異形となりてり。」よくお婆ちゃんが言ってた言葉だ。
この言葉はこの話に関係ないが。
さて、話は変わってニューヨーク。 「ジョニー、朝だよ。」 「あらケイン。おはよう。」 ジョニーはケインの真っ赤な唇と自分の唇を重ねた。 「おいおい積極的だな。」 「ふふ、いつも通りよ。」 そして二人で朝食を食べた。スクランブルエッグとベーコンだ。ここにコーヒーがあったら最高だが残念ながら無い。 「全く、何でコーヒーが無いんだ?」 「あんな苦い物を飲んでたら甘えられないわよ。」 アメリカンジョークか・・・。流石だな。 朝食を食べてから俺達はベランダに出た。 「キレイね・・・」 「君の方がキレイさ」 「またそんなことを言って・・・」 俺達はそのまま唇を重ねあった・・・・。
その夜、 「ジョニー、シャワーに行かないか?」 「シャワーですって!!」 「何故そんなに驚くんだい?」 「水まわりの所が怖いの・・・」 「それはホラーだねえ」
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