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孤独 作者:快新平

最終回   1
夜、一人になると、すごく不安になる。


将来の事とか。明日の事とか。


考えると憂鬱になる。


病気が悪化したのか?眠れない夜が増える。








学校は楽しい。毎日いろんなことを覚えられて。



家では、そんな学校での出来事話して、テレビ見て、笑ってられる。



何一つ不自由してないはずなのに、なんで?


孤独感にさいなまれて、毎晩1人で泣いてる。





この病気になったとき、知ったはずだった。


この病気は、私が治そうと思わなきゃ治らないって。


でも、なんだか治る気がしない…。




今朝も、気持ち悪くて学校を休んだ。3日連続。最悪だ…。


明日こそ、学校に行こう。


でも、なんで…?そう思うと、私は孤独になる。




急に「甘えろ」だの、「わがまま言え」だの、「本当の自分を出せ」だの、


言われてもうまくできない。


苛立ちばかりがつのって、破壊衝動が収まらない。


久々に軽くリスカした。


部屋の壁を拳で殴った。


風呂に入れば、水面を殴り飛ばした。



ジグソーパズルを買った。


聞いた話だが、心が壊れそうになるとき、無意識に規則的なものをやりたくなるらしい。


心の崩壊を止めるため…。





周囲の雑音が不快。


一人になりたい。


でもなんでか…


孤独が怖い。


どうしてか、壊れてしまいそうなんだ。

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Novel Editor by BS CGI Rental
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