ぼくらの2号

作者：鳥の唐揚げ

第2回 　 怪力

少しずつ変化が現れたのは10日後のことだった。 蠍がアクセスしてもものすごく重い、回線がつながりにくい。 蠍「・・・？」 最初は何があったか理解できなかった。 そう、この時点から1人目が現れてたのである。 12日目、この日はなぜか軽かった。 森チャット2号には14人いた。 衣穂巣蝶->なんか森チャ最近重くない？ｗ 零->おもいいいいいいい 狩人->今日は珍しく軽いなー。 蛇廼嘉->うぇーｗなんか暇 羽流->だねー。 蠍も暇だったので少しネットサーフィンしていた。 ニコニコ動画に行ってみたがメンテナンス中だった。 しかたなくYahooでも見てみることにした。 森チャが重くなり、危機感を感じた蠍はこう検索してみた。 「森チャを守る」 馬鹿なことを検索してると思った。 しかし 蠍「・・・！！！」 なんと1件表示されていた。 1.　森チャ保護プログラム http://www.www.xx.net/ 蠍「・・・あ？ｗぷはｗなんだこれｗ」 蠍はこのサイトにアクセスしてみた。 いきなりダウンロードページに飛んだ。これには蠍もあせった。 とりあえず蠍はダウンロードし、フォルダの中にあった「readme」テキストファイルを開いた。 中にはこう記されていた。 このソフトを作ったのは、森チャを守る意志が強いかという人のためのものです。 このソフトは、1人1度だけ、ある特定の方法でジェットチャットの設定を変えることができます。 その代わり、代償がひとつあります。 「パソコンが付かなくなる。」 そうです。日本No.1のチャットの設定を変えれるなら、この代償は必然なのです。 あなたが使おうとするとどんなパソコンでも強制終了。 つまりあなたの人生からパソコンが消滅することになります。 あなたの考えで、ネットをとんでもないことにすることも可能です。 全てはあなたの思想にお任せします。 このことを理解したうえでインストールしてください。 蠍「・・・・・・・ 　　ってことは　インストールするとして 　　森チャをこうしたい！と考えるだけでそうなるのか？ 　　人間とPCが1つになるってわけか・・・」 信じられなかった。　このソフトは正気なのか。 夢なのか　現実なのか。 蠍はすかさず森チャでこのソフトをばらまいた。 サーベル->うはｗｗなんじゃこのソフトｗｗｗｗ 葉っパ->ふ〜ｎ 天照->まぁ使う必要なくね 蓮織->これさとりあえずダウンロードするお 十夜->まぁうちもとりあえず 黒龍->みんなやるならおっ俺だってやるぜ・・・ 猫飯->はいはいツンデレ乙 この14人全員ダウンロードした。 1人ずつ順番で森チャを守ることらしい。 14人は森チャを守ることができるのか

Novel Editor by BS CGI Rental
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