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私とコマ坊 作者:isaku

第3回   発・見☆
スカートの中身が見られ様がはしたないと言われ様が
コマ坊が何を隠したのか気になる!!

「っと!」

箱を 発・見♪

「・・・あ、やっぱりコレだ。」

音が零れてる。
試に手にとって観察
蓋を開ければ、ちぐはぐとした曲が流れる。

「オルゴール?」

でもさっき聞いたのとちょっと違うなぁ。
何かこっちのメロディーは音がかけてるみたい。



「聞き間違かな?」



------、-----、---、-----♪

らー・・・らららー・・・らら・・・らー



「え?」



箱の中をよくよく見ると
中心の台の上に小さな人影が・・・

「に、人形?」

めっさ小っさい人形が乗っかってるし!?




-----、----、--、----、------、----♪

・・・貴方と・・・で・・・祈りが・・・
・・・放せば・・・って来て・・・いかないで・・・




人形の口から歌が零れてる・・・?
ど、どういう作りになってるのかしら



「こら!お前、何年の生徒だ!?木から下りんか!!!」


「げっ?!」

あれは、体育会系の熱血教師 駿河 京史朗
通称 筋肉バカ が何故ココに!!?
やばい、さっさと逃げねば、校庭50週させられる!!!

私は箱を咥え、木から学校の塀へと飛び移り
更に、その塀から飛び降りた。
この間約2秒程、女子高生にしては中々に早いでしょ!
着地と同時にダッシュ!


適当に角を何回か曲がり、筋肉バカを撒く。






「・・・っはぁ。もう大丈夫よね。」

口に咥えてた箱を手の中に戻し、辺りを見回す。




「何処よココは?」



冷たい汗が私の背中を伝う。


地元で迷子なんて洒落にならないわ!!?
何としてでも帰り道を確保せねば・・・

不審者よろしくキョロキョロしながら歩く。
家が並んでるのに、何でこんなに静かなのかな?



「・・・ぅわぁ・・・」



歩いているうちに、でっかいお屋敷に着きました。
日本の都市部にこんな広い敷地があったなんて
私は、ソッチに驚愕してます。


シュタッ


でっかいお屋敷の高い塀の上から
何かが降って来た、と思ったら



「あ・・・」

「ん・・・?」

しばしの見つめ合い



「おま、お前!!?」


「あぁぁぁ!!?」



コマ坊 発・見☆

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Novel Editor by BS CGI Rental
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