昨日のこともあったのかいろんな奴が話しかけてくるようになった。 そしてその野次馬の中に最も興味のある子がいた。
『薩摩くんと立花さんは付き合ってないの知ってましたか?』 こんな子いたか?そういう女の子だった。 『どうしてそんなこと教えてくれるの?』 あたしは少しばかり不機嫌だ。 女の子もそれを覚ったようだ。 『昨日のさくらさんの姿見て・・・今までのが嘘って分かりましたから。』 女の子は太陽のように笑った。 どうしてこのように笑えるんだ?そう思えるほどの笑顔だった。
あたしは女の子が言った言葉が気になっていた。 本当のことだったらチャンスは十分ある。 今日の放課後気持ちを伝えようと決めた。
そして放課後 教室にはあたし、保、麻耶の3人が残っていた。 保が突然立ち上がると麻耶に向かって言った。 『やっぱり俺はお前を好きにはなれない』 麻耶は保をにらんだ。 『いいわよ・・・良くんがまだいるもの、別にあんたじゃなくてもよかったんだよ!!!』 そういうと麻耶は教室から出て行った。 強がっているだけ・・・そんなこと分かった。
そして・・・・
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