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コドナ 作者:ナツ

第4回   テニス部御一行サマ
亮と話してから、奈乃香は教室へ戻ろうとしていた。
「なぁ、アンタが和か??」
「・・・そうだけど。アンタは?俺いきなり知らない人から名前呼び捨てにされてんだけど・・・」
「あぁ。忍足侑士や。和とタメで中3。テニス部やで。」
関西弁か・・・奈乃香の忍足に対しての第一印象はそうだった。
第二印象は・・・テニス部で、侮れないやつ・・・。
「そう。亮がいるから俺は名前呼び捨てなんだ?それで、俺に何か用??」
「実はな。跡部っちゅぅヤツが、まぁテニス部の部長さんなんやけどな。アンタに会いたい、連れてこい、っつぅことやけん、一緒に来てくれん?」
都合がいい。これで跡部との交流がとれそうだ。
「いいけど?一体俺なんかになんの用なんだろうね。」
「さぁ・・・?とりあえず、屋上に来てくれん?」
「屋上?いいけど・・・」
屋上って確か立ち入り禁止区域だったけどなぁ・・・俺が理事長代理だってしったら屋上なんかに呼び出さないだろうな。ってことは、まだまだ俺のことは知られてない・・・ってことか。この忍足という男にも。

「ココやで。」
ガチャっとドアをあけた。
気持ちのいい風が吹く。
「・・・跡部君?俺に何か用なの?」
「宍戸和。いや。俺は生徒会長だが、転校生が来るなんて話しはまったく聞いてなかった。普通は俺に知らせられるんだがな。しかもお前の情報を調べようとしても、なかなか手に入らない。この跡部財閥グループに調べさせても、だ。」
「ん。何が言いたいのか分からないんだけど。」
嘘だ。大体言いたいことくらいは分かっている。しかし、この会話だけで跡部の性格が分かった。とりあえず、自分の権力を自慢し、それを使って強引な手でまとめていく。そんなヤツだろう。

「お前は一体何者だ。。。」

やっぱりね。
「・・・俺のことを勝手に調べようとしても無駄だよ。それに、そんなことさせないから。」
「なんだ・・・それは!俺のことを知って―――」
「知ってるよ?説明して欲しい?君は跡部景吾、15歳。氷帝学園在籍中の生徒会長。そして全国区のテニス部をひっぱるテニス部部長。家柄は最高級。跡部財閥の御曹司。家での高級な生活が学校でも出ていて、たまに嫌に思われることもあるんじゃない?」
「・・・もろ当たりやん、跡部。」
「くっ・・・!それならなぜ俺にそんな態度で・・・!」
「それはね、俺が跡部君よりも上だからだよ。すべてに関してね。」
面倒くさくなってきたので教室に戻ることにした。
あ〜あ、面白い。跡部君の顔・・・(笑
何もいえないって感じだよね(笑
さてと、じゃぁコレからが面白くなってくるかな?

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4話目Upしました!
跡部&忍足登場です!!
面白く・・・なってくるはずですよ!
感想書いてくれたら嬉しいです!

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Novel Editor by BS CGI Rental
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