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コドナ 作者:ナツ

第3回   跡部景吾と言う名の男
「跡部?いるが。氷帝の生徒会長や、テニス部の部長を務めている、立派なやつだよ。跡部がどうかしたか?」
「いえ、なんでも。」
奈乃香はそういって微笑むと、
「では、行きましょうか。先生」
と教師を促した。

ガラっ

「ほらぁっ席つけよ!チャイム鳴ってんぞ!」
「やべっ先生今日遅かったっすね?何かあったんすか??」
「ぁ?いや。ちょっとな。今日、このクラスに転校生が来たんだ。その子とちょっと話ていて遅くなった。」
一気に教室はざわめき始める。
「先生!?転校生ってマジ!?男!?女!?」
「男だよ。うるせぇヤツだなぁ・・・」
その先生の言葉をきいて、男子は落ち込み、女子は嬉しそうだった。
「なんだよ女子!もしかしたらその男子はめっちゃ不細工かもしんねぇだろ!」
「うるさいわねぇ、黙っててよ!」
くすっ。その声を廊下で聞いていた奈乃香は微笑した。
(何?私が不細工?面白いなぁ中学生は。下心が見えすぎて・・・)
1人そう思っていると、教室から教師の声がした。
「おい!入ってきていいぞ!」
ざわめいている教室のドアをそっとあけた。

時は止まった―――――

「初めまして。宍戸和と言います。このクラスの宍戸亮とは、イトコにあたります。分からないことばかりなんで、色々教えてください。」
最後に特上の微笑みを忘れずに。。。

「「「「きゃぁっっっっっ!!」」」」
「何あいつ!!跡部以上じゃん!」
「ってか綺麗な顔だなぁ・・・男なのがもったいない・・・!」
「やだぁ!宍戸君のイトコなの!?似てないけど、どっちも美少年www」
「彼女いるのかなぁ!!??」

昼休みには学校中の噂になり、奈乃香の周りには人だかりが出来ていた。

(うざ・・・落ち着いて飯も食えねぇし・・・まぁそのくらい分かってたんだけどね。)
「和君vv一緒にご飯食べてもいいかしら?」
「ゴメンね?今日はちょっと、亮と話がしたいんだ。久しぶりに会ったものだから(苦笑)だから・・・ホントゴメン。今度一緒に食べようね?(笑顔)」
「「「きゃぁぁぁぁっっ!!」」」

「んで?なんで俺と和が一緒に飯食ってんだよ。。。」
「いいじゃない?女子にそう言っちゃったんだし。」
「ったく・・・んで?何話って・・・」
「亮には協力してもらおうと思ってね。理事長室だったら誰も使わないから話も聞こえないだろ?」
「なんでお前が理事長室なんかに入れるんだよ・・・!!」
「なんでって・・・俺が理事長代理だからに決まってんじゃん。」
「は・・・はぁ!?」
「仕事をするには用意を色々しとくものなんだよ?亮。」
「・・・わけわかんねぇ・・・。んで?話ってなんだよ。」
「うん。跡部景吾のことについて、俺に知ってる限りの事を教えてくれない?」
「は・・・?跡部・・・?」
「うん。俺の今回の仕事はね、跡部に関係することなんだよねぇ・・・」
「んなこと・・・」
「出来ないって言うの?」
黒い笑みで亮を見上げた。こういうタイプはこうでもすればビビって落ちる。
「・・・っいいよ。んじゃ・・・跡部はなぁ・・・



                                   」
「ふぅん・・・それで?」

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3話目です!何か訳わかんないことになりつつありますね・・・(汗
今度はあの人が出てきます・・・!
感想くれるとうれしいです!

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Novel Editor by BS CGI Rental
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