「お待たせ・・・久しぶり・・・ね?この姿で会うのは。」
覚悟はしてたけど・・・ねぇ。 皆泣いてるし・・・ちゃんと見えてるのかなぁ・・・?
「奈乃香・・・」 「名前呼ぶだけじゃ言いたい事は伝わらないわよ?亮。」
奈乃香は微笑みながら亮の方をみた。
「本当に・・・お前が和だったんだな・・・。」 「そうね、跡部君。ごめんなさいね、今まで騙して。」 「さっき殴った事・・・悪かったな。」 「久しぶりに殴られたわ。避けようと思えば避けれたけど自分が悪い事して殴られるのに、いつもみたいに避けるわけはいけないじゃない?」
「何笑ってられるんや・・・!」 「侑士!?」 「跡部は辛い想いしとるんやで!?わいも・・・ここにいる全員がそうや!何自分だけ笑ってられるん!!??」
そう思われてもおかしくはないと思いながらココにきたんだよ?忍足君。 全部・・・計算済みだから・・・悲しいけど、職業上ね。
「俺も、そう思う・・・。宍戸も知ってたんだよね!?2人して・・・俺たち裏切ったんだよね!?なんでこんなところにいるの!?ねぇ・・・裏切った人間が何でこんなところにいるんだ!!!!」 「・・・ジロー・・・」
亮まで泣かないでよねぇ・・・そんなに。しょうがないなぁ・・・。
「ごめんね?ジロー君。でも、亮は知らなかったよ。私が・・・ここまでひどいことしてたなんて。」 「それでもっっ何かを知ってたのには変わりないんだろ!?それでも普通に・・・和と喋って・・・俺たちを騙してたんだろ!?」 「悪かっ「違うよ?ジロー君。亮はね、色々考えたんだ。話を聞いて、俺を無視してた時期もあったよ?ジロー君たちは覚えてないかもしれないけど。いつも部活の・・・この氷帝テニス部のことを考えて、泣きながら訴えてきてたよ?」」
「そんなことで許される思っとんか!?」 「そっそうだぜ!?俺も・・・ジローと侑士と同じ意見だ!」 「俺も・・・まだ納得できない!!」
「ちょっと待てよ。お前たちにこいつが何か直接迷惑かけたのか?直接関係ないやつは黙ってろ。」
意外だなぁ・・・
「和・・・いや、奈乃香さん。ちゃんと俺たちと話してください。真実を・・・。」
跡部君が忍足君たちと同じ考えじゃないなんて。
「分かったわ。まぁ大体の事は、さっきの会見で話したんだけどね。私は、仕事で跡部君の人生を潰しに、この氷帝に来たの。」 「・・・っ。」 「私はここの学園長の代理をしていたの。今ここの学園長は入院していてね、退院するまでの間に潰す事を条件にね。」 「学園長・・・!?」 「それに、警察官を装って私は跡部君の家に入り込んだわ。警察上部の人も、私の仕事を知ってたし、快く警察手帳を寄付してくれたしね。そこで、跡部社長を追い詰めた・・・。すると次の日には自首してニュースになって。と思ったら自殺するし・・・?そこで帰ってきた跡部君と会ったのが、私よ、跡部君は分かってると思うけど。」 「それは・・・自分が殺したんか?跡部の親父を・・・。」 「そう思われてもおかしくないわね。忍足君。」 「私は・・・そこで跡部君と話して、何かが自分の中で変わったのよね。いろんなことを考え始めたんだ・・・。」
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台詞が多い・・・! 今回最終回にするつもりだったんですが、意外と長くなって・・・ 次回が最終回になるだろうと思われます。 最後の最後まで予定です。笑
それでは、最終回も見てください!
ナツ
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