校門のところに大きな人だかりができていた。
「ったく...。どうなってやがんだ!」 「落ちつきぃ、岳人。跡部すら理由がわかっとらんのや。今は跡部に任せるしかないやろ?」 「あぁ...。だけどよぉ...。」
そんな様子を、奈乃香と宍戸は離れてみていた。
「なぁ...。和。どうするんだ?」 「どうって??」 「だから...この事態。予想してた事なのか?」 「まぁ...想定内だよ。」 「そうか...。それで...どう処理するんだ?」 「そうだね...。まぁ、とりあえず様子を見てみるかな?跡部景吾がどう行動するか、楽しみだしね(笑)」 「...そうかよ...」
ガチャ
(あぁ...来たか...)
「チッ...!何だよっ!」 「「「「跡部!!」」」」 「...一体何だってんだ...。この騒ぎ...。」
(跡部景吾、賢いのならこれくらい気付いてほしいものだけど...。)
「跡部も知らんのかい。この騒ぎの原因」 「あぁ...。家の関係だってことは気付いたけどな。」
(そこしか気付かないの?跡部クン。)
「後...変なことがあるんだ。」 「変な事??」
(滝君は気付いてないんだね)
「教職員が1人も動いていないんだ...これほどの騒ぎに気付いていないはずがない。」
「「「ぁ...。」」」
(気付いたか・・・。じゃぁこっちもそろそろ・・・。)
「おい・・・それってどういうことだよ」 「?亮・・・?分からないの?つまりこの仕事の依頼人は、教師一同・・・。まぁ警備員までは知らないみたいだから必死になって止めてるみたいだけどね。」 「そっか・・・。」
「何か知ってるやつ・・・いないか?」
跡部の視線が和と宍戸に注がれる。 それに合わせて、他の部員もこっちをみている。
(まぁ・・・二人だけ会話に入ってないから、当たり前か。)
「お前・・・なんでここにいるんだ?」
(あ。そっか。俺はここにいるはずじゃないもんな。)
「ちょっとね、亮に用があったんだけど・・・。跡部君のこの騒ぎのおかげで外に出れなくてさ。ちょっとお邪魔してます。」
そう笑顔で跡部に返した。
「そろそろ騒ぎも引いてきたかな?じゃぁそろそろ帰ろうか。」 「あ、おぃっ・・・」 「あぁ・・・それと・・・。」 「「「「??」」」」 「知らないわけじゃないんだけどね・・・。」 「「「は・・・?」」」
「それだけだから。じゃぁ、跡部君。頑張ってね?」
最高級の笑顔で笑いかけてやった。
皆なんともいえない顔でいて。
こいつらの写真撮って廊下に張り出してみたいとも思った。
なんて気楽な事考えてる暇はない。
一刻も早く、この仕事を終わらせて、
次の仕事に移りたいから。
それが俺の仕事だから。
さて、想定内のこととはいえ、氷帝学園の教師たちは
これは俺の仕組んだ事だと思っている・・・。
跡部が気付いた事は褒めてやりたいけど、
それどころじゃないんだよなぁ・・・。
さてと、今日はあの人のところに行かなくちゃ。
ほんっと・・・面倒くさい。
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うわぁ・・・。 文章がまとまってない!! めっちゃブランクというか・・・。 忙しくてそれどころじゃないというか・・・。 ほんっとすみません!! やっとUPしました! これからも頑張りますね!
感想とかもらえたら嬉しいです!
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