みつけた………………
もうすぐそっちに行くからね
よく見る夢………………。 小さいときからみる角を持つ少年。
みつけた? なにを?
そっちに行く?? どういうこと?
ここにくるの? もうすぐっていつ?
ピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピ
いつもココで目が覚める………………。
「奈々ーー!!!早く起きなさい!!!! 学校遅刻するわょ!!!」
お母さんの大きな声が家中に響く
「いまいくーー!!!」
はやく着替えなきゃ………
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
ガヤガヤ ザワザワ おはよー ぁっ、おはようございます!!! でさぁーぁはははは オハョー まじで?チョーウケルゥ!!! オハョー オハョー オハョー オハヨウゴザイマス オハョー オッス!!! 昨日テレビ見た?? みたみた!!!腹よじれたし!!!
今日はいつもより早くついた。 というよりなにかに引っ張られるように。
いつも込んでいて歩きづらい交差点もすいすいこれた。 なにかあるな。今日は………。
「奈々おはよーw」
「ぁ、朔耶。おはょぉ………」
「変な人に襲われなかった??? あんたかわいいからwwww それに今日も眠そうだねぇ!!!」
「かわいくないし襲われないょ。 朔耶は今日もうるさいねぇ………」
「なにおぅーー!!!」
ギャーース
いつも通り朔耶とふざけあう。 ちなみに私の席は窓側の一番後ろの最高の席 クラスは37人と中途半端。 私の席だけ飛び出ている。
朔耶の席は前の席。
キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーーン
ガラガラッ 「きりーつ 礼」
担任の長田先生が入ってきた。女性で姉御的な先生だ。 年は27と若い。そして美人。 「時期はずれだけど急に転入生が入ってくることになった。」
『ぇーーーーーー!!!』
『女子ー?男子ー?』
『かっこぃい?かわいい???美人???』
転校生?時期はずれな………。今は2月。 高2で転校なんて将来たいへんじゃないのかなぁ………。
「ほらほら静かに!! 桐生 はいってきて!!!」
ガラガラッ
……………………………………………………………………………… しーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーn
「桐生挨拶して。軽くでいいからね☆」
「桐生喜一です。 親の仕事の関係で転校してきました。 転校前は……………。内緒で。 特に特技はありません。 よろしく」
ペコリ
………………………………………………………………………………
桐生喜一君………。 身長は180cmくらい。 髪型はちょっと髪が立つくらいの短髪。 顔は10人中10人振り向くほどの美形。 声は腰が砕けるほどのエロヴォイス≪ワラ これはヤヴァイ。 男子も女子も顔真っ赤。
『キャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー//////////////////////』 『ゥォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
クラス総立ち指揮上昇。男女絶叫!!! 他のクラスからの見学者多数………………………。
桐生君目をまん丸にして驚いてるょ………。 そういう私も顔赤いんだけどね。
すると先生が 「どうだい………すごいだろう!!!」 自分のことのように自慢をしている。
「あの………………」 桐生君が何かを言おうとすると
「ああ桐生悪い。 ほらお前ら静かにしな。 桐生の席は」
『私の隣で!!!!!!!!!!!!』 女子がいっせいに手をあげた。
「すごぃ人気だね、まぁ私は別にいいんだけどねw信いるしwww」
朔耶には信(のぶ)君という彼氏がいる。ラヴラヴの。 うちのクラスの学級委員。 朔耶も学級委員である。
「をいをい、みんな席は決まってるよ。 少女漫画的に決まってるょw」
先生がそういうといっせいにみんなが私のほうを見た。
「え?」
「窓際の一番後ろ、おとなしめの少女。 若狭奈々の隣に座らせるに決まってんでしょ☆ そしてこの後2人は結ばれ………『ぇぇーーーーーーーーーー!!!!!!!』
ずるぃ!!! 私も少女漫画のような恋がしたい!!!!! 私も!!!
喜一君かっこぃぃけど内のクラスのマスコットはあげられない!!! 喜一君好きだぁぁぁ!!!!!
夢見る乙女たちの大暴走………………………………
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