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彼がいた頃 作者:比呂

第11回   第十話
君にとっての一番が





一瞬でもあたしだったんなら







ねえ







こんなに幸せなことはないよ






























次の日、京夏とけんちゃんはいつも通り二人一緒にいた。
やっぱりこの風景がいいと思った。


あたしじゃなんだか不つり合いだ。



「おはよう。」

「里沙・・。」



けんちゃんは明るく普段通りの口調で言った。





「無事仲直りしました♪
 今日は放課後デートです!」










涙が出そうになるのを必死で堪えた。




「うん、良かったね!」

             
            
                                          
           
         
                        
京夏の目が どこか寂しげだったのを今でも覚えてる



















もう後悔なんてしたくない










だけどあの日の光景は今も時々目の前をかすむよ
           




                   




残酷すぎた あの日の雨










 





























  

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Novel Editor by BS CGI Rental
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