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隣の家の勝太くん。 作者:比呂

第1回   好きな人



「しょーた?しょーた?


 5時になったよ。かくれんぼはもう終わり」





こんな風に











私が勝太を呼ばなくなったのは、いつからだろう




















「大山(おおやま)さんと沢本(さわもと)さん、また部活サボる気?」
やべー!見つかった!これは逃げるが勝ちだっ!!!
「すいませ〜ん!明日出ま〜す!!」
「こらぁぁぁっ!!!!!!!」


放課後、部活に入っているのにもかかわらず
毎日毎日、友達の沢本泉(せん)(いずみぢゃなくて、せんって読むらしい。)と
チャリふっ飛ばしてる。
大抵のセンセイは親で言えば勘当同然。
どうしたもんだろう・・・







あたしたちが習慣のように寄る場所は
野球部の練習姿が見える川原だった。
泉には好きなやつがおるらしい。
ハッキリ泉の口から聞いたことはないが絶対いるとあたしは思う。
それが見当はつく。
あたしンちの隣に住んでる、飯島勝太(いいじましょうた)。
コイツしかいない。











おっと、言い忘れました。
あたし大山未来(みく)っていいます。
 
以後よろしく。


           

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