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例えばいつか君を忘れたとして 作者:比呂

第8回   絶望
ねぇ












ごめんね














何度言っても足りないけど













言い尽くせないけど































「兼太やっぱり昨日からおかしいよ?」

「そうか?」

「うん。あ、今日一緒に帰ろ?」

「あ、あぁ〜今日はちとムリだ。用事がある。」

「ちぇっ。つまんないなぁ」

「ごめんな・・・」

「え?いいよいいよ!!気にすんなよぉ!」

「・・・・・」










どうして




何も言わないの






























結局その日は一人で帰って友達の家で遊んだ。





帰り道、自転車を走らせていると目の前を兼太が通った。


声を掛けた








ひどく顔色の悪い健太が振り返って「おう!」って言うの







いつもみたいに









言ったんだよ










立ち尽くした




























あんな顔






















初めて見たよ   








 

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