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例えばいつか君を忘れたとして
作者:
比呂
第5回
好きです
ねぇ
兼太
いま思うことと言えば
きっとゴメンしかないと思う
幸せになると気付くモノだね
君の
愛の大きさ
「好きです、と愛してるってどっちの方が言われて嬉しいかな?」
「あたしは、、う〜ん・・・好きの方が良いかも。」
「・・・」
「何で?」
「好きです。」
「好きだよ、美沙。」
涙が出そうになるのと
嬉しいのと
不安なのと
全部が混じり合って分からなくなった。
でもひとつだけ見えていた答え
「あたしもだよ。」
金曜日の放課後、2人きりの教室で
愛を確かめ合った
幸せでした
一生で一番。
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Novel Editor by BS CGI Rental
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