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最高の片思い 作者:比呂

第2回  
神様は










本当にいるのですか?
































列を挟んで隣同士だった俺と翔はやっぱりまだ口をきけないままで
2年生になってから、もう2ヶ月が過ぎていた。




















本当の恋はまだ知らない。














「相模は女みたいな名前してるね。」



突然訪れたチャンスを逃すわけにはいかなかったんだけど・・・





「お前は男みてぇだな。」










口は止まらない。



俺の悪いクセだ。





「うん。翔なんてさ、どうして親はつけたんだろ。こんな名前。」
「俺だって、渚なんかやだよ。」
「どうして?可愛いし、考えようでは格好いいけど。」
「無理。翔の方が男らしい。」
「うっさいな!」
「まぁな。」
「意味不明だよ、君。」
「お前もだよ。」
「そうかもね。」



























「なぁ、神様って本当にいると思う?」



















「いないんじゃないの?」




































ねぇ






どうして君は言ったの?


















神様は

















いたのに。

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Novel Editor by BS CGI Rental
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