船の手すりに手を置きながら海を見ていた。この戦いは死ぬか生きるかの戦いだから、かなり緊張していたが、海を見ていると少し落ちつく。 「レオンが、元気ないのって珍しいね」 アシスが、声をかけてきた。 「うん…。ちょっと緊張しちゃって…」 「たしかにね、でもそう言う時こそ明るく行かなきゃダメなだよ」 笑いながらアシスが言った。 「ありがとう。少し気持ちが楽になったよ」 「どういたしまして、また悩んでいることでもあったら言ってね」 そう言って船の中に入っていった。 それから少し、時間がたち船内に戻ろうとしたら、声がしたので振り返ったら、ディプレスが立っていた。 「すまない、そう言えば君たちにメンバーを教えるのを忘れていた」 「そう言えばそうですね」 「じゃあ紹介しよう。あそこで、両手剣を磨いているのがロウデンで、その奥で剣を振っているにのが鳳闇龍だ」 ? 聞かない名前が出てきたので頭をかしげた。 「ああ、そうだこの部隊には、漢字を使った名前の人も入っているんだ」 漢字?なんだったっけ?そう思った。 「漢字はアイラ大陸で昔使われていた字だ。今は主に名前とかにしか使われていない」 そうだ!その話を聞いて漢字のことを思い出した。 「では、次はスウィンクルだ。この部隊で一人の弓使いだ。彼女のことはかなり信頼しているよ。で次はそこで手裏剣のチェックをしているのが、武神燈峨だ。彼は僕の部隊で一番足が速く、盗賊家業はすご腕だ。次はサンタ改だ彼は、クレリックで後方で回復に専念してくれる。他にゼラキ、悪家、五風魔小太郎などこの部隊には多くの人が加入してくれている」 「すごいいますね。かなり多くてびっくりしました。」 「そう言ってくれるとうれしいよ」 話をしていたら、船乗りが声を出した。 「後10分だ上陸だ!」 「おっと、もうそんな時間かそろそろ部屋に戻って、準備をした方が良いんじゃないか?」「あ!そうですね。まだ準備してないや」 そう言って船の中に入りしたくをした。お父さんからもらった剣、傷薬、魔力回復薬、色々準備をした。準備をしていたらキールが入ってきた。 「いよいよだな。気を引き締めていこうぜ」 「そうだね」 船が大きく揺れ上陸した。 外に出たら、島の真ん中に岩山がありその上に城が建っていた。おそらくその城に魔王がいるのだろう。 ディプレスの後に船から下り、城の方に向かった。10分ぐらい歩いたら、やはり魔物が出てきた。しかもトロール、スケルトン、マスタードラゴンなど上級モンスターばかりだ。数はかなり多い、一気にスターダストレインで消し去りたいが、あれはかなり疲れる。後にとっておいたほうがいい。 「さて、戦闘だ!」 キールが声を上げて、敵に突撃した。トロールの腹を切り裂いた後斬ったトロールの頭を踏み台にして、ドラゴンに斬りかかった。僕も、それに負けないくらい魔法と剣で数を減らしていく。父さんからもらった剣はすごい!力を入れなくても簡単に斬れるし、攻撃を受けそうになったらバリアーが張り出される。これならいける。 オペラが上級呪文を後方で唱えている。その間ライナスとアシスがオペラを守っている。呪文が完成したらしく。敵に向かって手をかざした。 「シャイニングフレア!」 裁きの光が雲の切れ目から魔物に降り注いだ。魔物は一瞬で蒸発し消えた。この呪文で一気に消せると思ったが、また後方から援軍が現れた。今度は、ゾンビ、猪に似た魔物ビースト、ワームなど次から次へと出てくる。これではじきにこちらが苦戦してくる。どうするか考えていたら、僕たちの部隊の人たちが言った。 「ディプレスさん、ここは僕たちがやります。ディプレスさんとキールさん達は、先に行ってください」 五風魔小太郎がそう言って、魔物を斬った。 「すまない、だが死ぬなよ」 「分かってますよ。死にはしませんよ」 「さっき、聞いたとおり私たちは先に行くことになった。遅れるなよ」 顔を立てに振りキールとディプレス、後の4人が走り出した。 岩山の近くの森の中に入ると魔物は消えたが妙に疲れだした。最終的には、立っているのもままならない状態まで疲れだした。疑問を感じて周りの木を見た。 「今さら気づいたが、この木はゼイファじゃないか!」 ライナスが声を上げた。 「ゼイファ?それはなに?」 僕が息を切らせながら訪ねた。 「この木は、根に魔法が仕込んでありこの根の上の物の体力を奪う木だ」 「じゃあ早くここを抜けないと!」 「そうだな、急がないとここで死ぬことになる」 その話を聞いて一行は、さっきよりも速く走りだした。そしてようやく森を抜けた。みんなかなり疲れていたので、魔物がいない所を探し休憩をした。オペラが駆け寄ってきて声をかけた。 「レオン大丈夫?かなり顔が青いわよ」 「そう……かな…」 息を切らせながら答えた。自分ではあまり疲れていないつもりだったが、実際はかなり疲れているのであった。 「まあ…じき良くなるさ」 「でも無茶はしないでね」 「わかってるよ」 そう言って剣のさやに手をかけたときに気づいた!セイントイーターを落としてしまった。走ってに森の中に一人で探しに行った。キールが呼んでいるのが聞こえたが、無視した。 30分いやもっと走ったか?どこを探してもない、一回、元の場所に帰ろうとしたらキラっと光る物があったので、行ってみたら剣が落ちてた。「良かった…」そう思って、剣に近づこうとしたら声がした。 「ずいぶんと久しぶりだなレオン」 声のした方を振り返ったら、なんと!死んだはずのデニスがそこに立っていた。 「貴様は…。アウレス大陸で死んだんじゃないのか!」 「残念でしたね。あのときは人間で今は魔物として復活したのだ!」 そう言って、片手剣を振り下ろした。ぎりぎりでなんとか回避して、セイントイーターを拾い剣と剣をぶつけ合った。 「何故人間だったのに、魔王の手下になった!」 「私は人間が嫌いだったのだよ!見にくくて邪魔だからね!」 「そんな理由で……。痛!」 デニスの剣が左肩を貫いた。すぐに、回復呪文を唱え回復した。その後も何回も剣と剣をぶつけ合った。そして、デニスが少しすきを見せそこを逃さず斬った。デニスが地面に倒れ、血が地面を赤く染めた。 「悲しい人だった……。」 そう言って、その場を後にしようとしたらデニスの近くでキラッと光ったので拾い上げた。それは、カギだった。 「なんのカギだろう?後で役に立つかもな」 そう言ってズボンの中にしまいその場を後にした。 帰りは楽ですぐにキール達の所に戻れた。 「レオンどこ行ってたんだ!心配したぞ!」 「ごめん、剣なくしちゃってちょっと探しに行ってたんだ」 「まあ、無事だったから良いけどな」 そう話していたらディプレスが立ち上がった。 「十分休憩もとれたし城目指して岩山を登りますか」 「そうだな」 武神燈峨が答えた。 岩山は道のような物が作られており以外と登りやすかった。あっという間に城の前に来た。 「この門は開かないな?武神燈峨出来るか?」 「任せてください。盗賊家業なら何でも、すぐに……。あれ開かない?」 「どうやら特殊なカギが必要なのかもしれないな」 ディプレスが言っているのに気づき、さっき拾ったカギを出して鍵穴に入れて回した。すぐに扉が開いた。 「レオンそのカギどこで?」 「森の中で拾ったんだ」 そう言って、城の中に入った。 城の中に入ったときかなり驚いた。ほとんど魔物で通路が埋まってる。 「どうやら、本気で行かせてくれないみたいだな」 「う〜。しんどそう…」 「でも、みんながいればすぐ終わるさ」 「だといいがな」 「まあ頑張ろう」 ディプレス、スウィンクル、武神燈峨、サンタ改、鳳闇龍がそれぞれ言った。 「俺達も負けていられないな!」 最初に、援護役が攻撃をしてキールとレオンでどんどん斬っていった。みんなが言っていたとおり1時間もかからず1階の敵を全滅できた。すぐに2階に向かった。2階も同じようにびっしり埋まってた。 「もうめんどい!」 レオンが怒り魔法を唱えた。 「シャイニングフレア!」 一瞬で敵が消えた。 「怒るなよ…。後から疲れるぞ」 「そうだね」 そして3階に行った。またしても同じようにびっしり埋まっていた。 「本当に俺達を怒らせたいらしいな」 と言っても、またしても1時間もかからず倒した。 「次は4階か…。今度はいるなよ…」 そう言って階段を上がった。 今度は、大きい扉と鋼鉄のアーマー身につけた。ナイトが立っていた。 「最後の番人てか?面白いじゃないか!」 そう言ってかけだして斬り込んだが剣が弾かれた。 「うは!硬え!」 武神燈峨の手裏剣とスウィンクルの矢、鳳闇龍の剣は簡単に弾かれた。 「食らわない…」 「効かないなぁ…」 「ならば魔法はどうだ!」 ディプレスがコールドブレスを放ち、サンタ改がサンダーボルトを放った。少しは効果があるらしく少しぐらついた。 「よし!魔法なら少し食らうぞ」 そう言われて、オペラと僕が最上級呪文を放ちまくった。 「よし!ひびが入ってきたぞ!」 ディプレスが叫ぶ。 ヒビがが入ったところを攻撃したら簡単に砕けた。僕も剣で、ジャンプして縦に斬った。鎧の中はなんと何もなかった。どうやら魔法で動いていたようだ。とうとう最後まで来た。扉を開けるとき重く感じた。扉が完全に開き、中に光が入った。中に人が立っていた。その人を見てレオンがかなり驚いた。そう…それはなんとカイルが立っていたからだ。
一方、城の外の戦いは終わりを向かえようとしていた。後はドラゴン10体と言うところだが、このドラゴンが手強かった。 「くそぉ、手裏剣がきかねぇ」 「そうだね…」 ゼラキとヒナが言った。 「じゃあ僕が突撃して、傷口を広げるからそこ狙って!」 そう言い残し、ロウデンは敵に突っ込んでいった。1体目の腹に大きな傷口を残し、2体目に取りかかった。そして傷口めがけてゼラキ、ヒナ、五風魔小太郎が手裏剣を投げる。 「これなら、すぐ倒せそうだ」 五風魔小太郎が言う。3体目に取りかかろうとしていたロウデンが竜のしっぽに突き飛ばされ地面に転がる。肩から大量の血が出ているが、サリテューがすぐに呪文で治した。 「これでは、じきに疲れるな…。食らえ!」 お結びが杖を縦に振り、魔法陣が現れた。 「スターダストレイン!」 レオンのよりは弱いが、七頭の竜を1撃で倒した。 「最初からこれつかってよ…。かなり疲れちゃった」 ロウデンが剣を杖、代わりにして立っている。 「こっちも疲れるんでね。さあ、ディプレス達の所に急ごう」 そう言って、残りの者は城に向かってかけだした。
「カイル!なんでここに?死んだんじゃないの?」 「残念だったな、私はカイルではない。エイシストだ。1年前からこいつの体を少しづつ私も魔力で色々変えてもらったよ。今では私の体だ」 「許さない……。よくもカイルを!」 そう言って、剣を振り上げた。何回もぶつかりあった。全員、援護をしてキールと僕と鳳龍闇で斬りかかったが全然歯が立たず、キールと鳳闇龍は突き飛ばされて床に転がり身動き一つしない。アシスが駆け寄り傷薬で傷口をふさいだ。 ディプレス、オペラ、サンタ改でいっせいに魔法で攻撃したが、全てはじき返されてしまった。どんな攻撃をしてもはじき返されてしまう。 「サンタ改、あれを使うぞ!」 「わかった」 二人が呪文を唱え始めた。 「我が前につどいし暗黒し者に裁きの光をふらせん…」 「ライトニングバースト!」 呪文を唱え終わったら、大きい光の塊がエイシストに落ちた。 「ぐ…。合体呪文は少しきくな…。だか、少し寝ていてもらおう!」 そう言って、さっき持っていた剣を振った。その瞬間衝撃波が出て、ディプレスとサンタ改を襲った。逃げるすきもなく、飛ばされ壁に激突した。 「ディプレス、サンタ改!」 スウィンクルが駆け寄り回復薬で傷口を治した。このまま、みんなやられるのはたえられなくなった僕は、剣に魔法をかけた。この魔法は、剣をもらったときに心の中で教えてもらったやつだが、危険らしいが今は関係ない。すぐに走り斬りかかった。今度は、しっかり体に刺さり切り裂いた。これなら行ける! 「なぜ、その呪文を…。今すぐ貴様を殺す!」 そう言って、僕に猛スピードで走ってきた。いや、飛んでると行った方が良いかもしれない。また剣と剣がぶつかり合い、どんどん切り裂いていく。エイシストの右肩と右脚に1発づつ切り込み、僕にもわき腹と左脚に剣が食い込んだ。 「…。何故こうまでしてこの世界を壊そうとする!」 「私はこの世界が嫌いなのだよ。人間に私は作られ、実験道具として扱い。殺そうとしたからね!」 「それだけの理由で、世界を壊すの間違ってる!」 「そう言っていられるのは今だけだ!」 下から振り上げた剣が胸を大きく切り裂いた。僕は、地面に転がりうつぶせになった。オペラが「もう立たないで!」と叫んでいるのが聞こえたような気がする…。2発目が背中に向かって剣が振り下ろされた。しかし、一瞬手が止まった。エイシストが剣を握っている腕を見たら、矢と手裏剣が多く刺さっていた。ライナスと武神燈峨の方を向いた。 「こざかしい!」 さっきと同じように剣を大きく振り衝撃波を発生させた。ライナスと武神燈峨は飛ばされ、 スウィンクルとカシスに激突した。その少しの時間の間に出来るだけ僕は、傷口を魔法でふさいだ。だが、僕は思った。「勝てるのだろうか…」しかし、僕は首を大きく振った。 「いや、まだ希望は捨てない!」剣をかまえようとしたら、先に向こうが攻撃をしてきた。あきらかに、心臓への直撃コースだ。回避しようと思っても足が動かない。「ダメだ。死ぬ…」目をぎゅっとつむった。静かだ。死と言うものはこんなに静かなのか?いやそんなはずはないそっと目を開けたら、エイシストが停止していた。いや押さえつけられていたと言うべきだろう。そう思っていたら声がした。 『レオン!僕が今押さえてるから早くその剣でこの体をつらぬいて!』 「カイル、そんなことをしたら君の体が…」 『僕のことはもういいんだ。どうせもう戻らないし、レオンには死んで欲しくない!』 「わかったよ、カイル」 『ありがとう…、君のことは忘れないよ』 「僕もだよカイル」 そう言って、カイルのエイシストの体を剣でつらぬいた。これで、全てが終わったと思い僕は安心しすぎた。 「死ぬ前に、最後の一撃だ!」 そう言って、エイシストは、まだ握りしめていた剣で僕の心臓をつらぬいた。僕は、口から大量の血を吐き倒れた。そしてエイシストが一言、言った。 「私はまだ死なぬ!私は帰るのだ!」 そう言って、カイルの体は地面に倒れこんだ。カイルは満足そうな顔をしていた。 さっき、つらぬいた胸から次から次へと血が出てくる。さっきの回復呪文で、魔力を使い果たしてしまった。そう、僕はここで死ぬ。キールが心配そうに駆け寄ってきた。 「レオン!しっかりしろ!まだ死にな!」 キールが叫んでいるのが聞こえたので、最後の力をふりしぼり声を出した。 「キール……ごめん、ゆだんしすぎちゃった…。どうやら、もう…血は……止まらないみたい」 「あれほど、死ぬなと言ったのに……」 「そのことは……本当にごめん…」 少し沈黙が続いた。 「どうやら……そろそろ…お別れみたい。目が……かすんできた。キールこの旅は…とても楽しかったよ……。けして……わす……れ…な……い……」 レオンがこの世を去った。キールが泣き叫んだがもうレオンは戻らない。そして10分ぐらいがたった。いきなり天井が光り、ニーネとゲイトが現れた。 『どうやら、私達は間に合わなかったようね……。その子に体を少し預かるけどよろしい?』 「……何をするんだ?」 キールが涙声で答えた。 『レオンは、俺達の力で生き返らせられるかもしれない。ただ……何年かかるか分からない。それでもいいか?』 「いいぜ、何ヶ月、何年でも待ってやる」 『承知した』 二人とレオンは光の中に消えた。 こうして、長い悲しい戦いに終止符が打たれた。
「ここは、どこなんだろう?とても暗い…。そうだ、たしか死んだんだ」 そう思っていたら、声がとぎれとぎれ聞こえた。 「後一年……魔法を……元に戻…ろう」 何の話かはわからなかったが僕は闇の中に落ちていった。
エピローグ
あの戦いから1年の月日が流れた。キールは、今カリアの町で暮らしている。 「あれから、1年かあっと言うまだなぁ」 「あら?そうかしら、私にとっては長く感じたけど…」 オペラが言った。 「レオンがいなくなってから1年か…。今はどうなってるんだろうな?」 「大丈夫よ、きっと生き返るわ」 「そうだな」 話をしていたら、ドアを叩く音がしたのでドアを開けた。そこにはなんとレオンが立っていた。 「ただいま、キール、オペラ」 「レオン!生き返ったのか!よかった」 そう言って、レオンを思いっきり抱きしめた。 「ちょっとキール痛いなぁ…」 痛そうにレオンがもがく。 「あ!すまん」 「おかえり、レオンけっこう身長の伸びたんじゃない?」 「そうかもね、じゃあ今まであったこと話すね」 そう言って、ソファーに座り語り出した。こうして、再び世界に平和が戻ったのである。
あとがき いや〜、やっとこの小説も終わりました。最初は、3、4章で終わらせるつもりが、気づいたら8章になっててビックリしました。 この作品は、自分でオリジナルに考えました。(もちろん最後も)ディプレスとかは、メイプルストーリーのギルドマスターの名前でリクエストがあったので使いました。この物語で一番悩んだところは、8章の一番最後です。ここで、レオンを殺すか、殺さないか1週間迷い結果は…。悲しい。 まあ3ヶ月でなんとか完結しました。いままで色々ありがとうございました。一様第2幕も考えているんですが、いつになる事やら?それではまた。
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