■ トップページ  ■ 目次  ■ 一覧 

エイシスト 作者:ロウデン

第5回   デニミス大陸
デニミス大陸のアリーアに着いたとき、かなりビックリしたことがある。それは、村の周りは、全て木で囲まれていたからである。この大陸は、大陸の3分の2が森と言うことはある。
 すぐに町を出て、情報を聞くためデミールに向かったが、道以外全てが木だった。それに、今まで戦った無い魔物ばかりだった。猿に、似たのが出てくれば、カバに似たのも出てきた。みんな、今まで戦ったことのない相手に苦戦していた。魔物と戦っていて、気づいたら、すでに夕方になっていた。仕方がないので、途中で野営をすることにした。
 しっかりと、オペラが結界を張り魔物から見えないようにしてくれた。その後、僕とライナスで水くみと薪を集めに行った。水くみは、ライナスがしてくれたので、僕は薪を拾った。両手で持てるぐらいの薪を集めた。
「こんなもんだろう」
そう思っていたら。ライナスが水を持ってきたので、キール達の所に戻った。戻ってすぐ、薪をおき火を付けた。その後、オペラとアシスが調理を始めた。
 キールは、地図を広げ印を付けていた。現在の場所を確かめているようだ。少しの間のんびりとしていたら、オペラが呼んだ。どうやら出来たらしい。僕は、すぐに行き地面に座った。チキンやサラダ、パンが並んでいた。みんなはすぐに食べ始め色々話し始めた。どこに住んでたかとか、デミールまでどれぐらいかとか話した。ライナスは、アイラ大陸のセイス出身らしい。オペラとアシスは、偶然にもカリア城と言うのには少し驚いた。キールは、アウレス大陸というのはわかる。色々話をしていたら眠くなったので、僕は先に寝させてもらった。
 朝起きたときは、みんなまだ寝ていて木の上では小鳥が鳴いていた。少しの間鳥を観察していたらアシスが起きた。
「レオン起きるの早いね」
「まあね」
「さあ、他の人たちも起こしましょ」
そう言われたので、キール達を起こした。すぐに準備をして、デミールに向かった。1日遅く着いたので、キールが少し嫌な顔をしていた。どうやら遅れることが嫌いらしい。
 デミールは、海の近くにあるアイラ大陸に向かうための港町だ。海に近いからか、町の周りは全然木がない。町はオーシアに少し似ていた。
 キールは、早速町の人たちに聞き込みをしている。どうやらこの町には、大学があるらしくそこの研究員に聞けば分かるらしい。すぐに、大学に向かった。
 大学は、壁が全て石造りで3階ほどある。窓ガラスからは、時々学生が通るのが見えた。キールは、大学の中に入り受付をしたら、すぐに学生が案内してくれた。周りとは少し大きめのドアの前に連れて行かれ中に入った。中は、壁一面本棚だった。
「よく来たな。座りな」
そう言われたので座った。研究員は、26歳ぐらいだろうヒゲはきれいに剃ってあるが、髪の毛はあまりかまっていないようで、ぼさぼさだ。
「お前たちは何を探しに来たんだ?」
少し口調が、キールに似ていた。そのぶんキールも話しやすかったようで、いつもと同じ口調で話した。
「俺達は、じいちゃんに頼まれたアストラルリーフとエレメンタルオーブがこの大陸にあるって言うんで探しに来たんだ。」
「ああ、それか。アストラルリーフはこの町の北の森の中にある村で栽培しているらしいぜ。エレメンタルオーブは……。悪い、今調べてくる。何なら待てても時間の無駄だから先リーフをとってくれば?」
「そうする。じゃたのむぜ、おっとその前に名前まだ聞いて無かったな」
「ラントスだ」
その言った後、研究員は図書室に入って調べ始めた。僕たちは、大学を出てすぐに北に向かった。 
 北に向かったのは良いが、魔物の数が半端ではなかった。進むたびに戦闘を繰り広げていた。じきに魔物と会わなくなった。どうやら村の結界の中に入ったらしい。
 僕の村の近くの森より木の数が多く、あまり太陽の光が見えなかった。じきに村が見えてきた。家は全て木で作ってあり人が歩いている。一人の老人が、こちらに歩いてきた。「あなた達がキール殿ですね」
いきなり話しかけられ、とまどったがすぐに話した。
「そうだが、何で名前を知ってるんだ?」
「ユアンから、そう君のおじいさんから魔法石で連絡をよこしたからさ」
「そうか、なら話は早い。アストラルリーフはどこにあるんだ?」
すこし考えてユアンが言った。
「この森の一番奥に生えているのだが魔物がすこし強いぞ。それでも行くか?」
「ああ、行くさ」
「なら、着いてくなさい」
そう言って歩き出した。村の人たちは、会うたびにあいさつをしてくれた。じきに村の外にでて、止まった。
「ここをまっすぐ行きなさい。そうすれば泉があります。気を付けてください」
キールが、うなずいて森の中に入った。
 最初のうちは、魔物を楽に倒すことが出来たが、進むにつれ楽には倒せなくなった。何回も僕は、オペラの回復魔法に助けてもらった。他の仲間も大変そうだ。じきに泉が見えてきた。
「やっと着いたか…」
相変わらずライナスは無口なままだ。アシスは、深呼吸をしてのびている。
「とにかく、この泉にあるのね。探しましょう」
「そうだね…」
僕は、息を整えながら話した。みんなは、すぐに周りを調べ始めた。それにしても、なかなか見つからない。まだ見つからないので、ひとまず休憩をとった。僕は、すぐに治しきれなかった傷の手当てをした。その間に、オペラとキールで食事を作っていた。傷の手当てが終わってから、周りを見渡したら木下に小さい空洞を見つけた。のぞいてみたら、光る緑色の草が生えていた。すぐにつみ取り、キール達の所に持っていった。
「キール!アストラルリーフあったよ」
「何!どこにあった?」
「木の下の空洞だよ」
「そうか、どうりで見つからないわけだ」
「これで、探す手間がはぶけたな」
「そうね」
アシスが笑っていった。その後、食事をとり村に向かった。
 村に入ったら、ユアンが待っていて「疲れただろ、中に入って休みなさい」と言って家に案内してくれた。家の中は、壁が木で植物をかなり置いてあった。
「今日はこの家に泊まっていってください」
「いいんですか?」
「いいですよ、かなり疲れてるみたいですし、特に連れの子供がかなりつらそうですし」その言葉を聞いてみんな僕を見た。顔が青くふらふらしていた。
「それでは、お言葉に甘えて」
ユアンが笑い外に出ていった。そのあと、オペラが「早く休みなさい」と言って、ベットルームに連れて行かれた。僕は、ベットの中に入ったらすぐに寝てしまった。

 僕が、起きたときかなり息が荒かった。また例の夢を見たらしい。そう忘れもしない村が破壊されたことを。シャツが汗でびしょびしょにぬれていたので、すぐに着替えた。まだ、外は暗く村は静まりかえっていた。外に出て、少し散歩に出た。村の結界から出ないように気を付けながら、森の中を歩いていたら人が見えたので近くに行ってみた。そこには、オペラが切り株に座り空を見ていた。
「オペラ、起きてたの?」
僕の声を聞いて少しビックリした感じだったがすぐに笑い返した。
「ええ、そうだけど。貴方こそ寝ないの?」
「…うん村で起きた夢を見て起きちゃった」
「そうなの…。実は、私も村を魔王に襲われたのそのときに両親を亡くしてキールと旅をしているの。キールの近くにいると少し落ち着くしとてもいいの」
「そうだったんだ…」
「まあ、貴方はこれから悩んで大きくなるんだから困ったときはいつでも相談してね」
「そうするよ。ありがとう少し楽になったよ」
「よかった。お休み」
「うん、お休み」
そう言った後に、僕は笑い家に戻った。ベットの中に入ったら気づかずうちに寝ていた。 森の中の朝は、小鳥の声が聞こえ気持ちよく起きることが出来た。みんな、すぐに起きそれぞれ支度をして、村を出た。村を出る前にユアンが、魔法の結界を張ってくれた。そのおかげで、1回も魔物に会わずにデミールに着くことが出来た。昨日つみ取ったのに、アストラルリーフは全然しおれてはいなかった。
 すぐに大学の中に入ったら、ラントスが待っていた。
「少し、遅いんじゃないか?まあいいか」
「場所は、わかったか?」
「ああ、わかったぜ。この町からちょうど北の遺跡にあるってよ」
「ありがとよ」
「それは、どうも。どうせならその草ここに置いててもらうか?」
「ああ、頼む」
そう言った後ラントスがリーフを持ち出ていった。

 キール達は、町を出て遺跡へ向かった。この村の北と言っても。この大陸の中央には、5000メートル級の山があり、迂回して進まなくてはならない。しかも遺跡に行く途中にも2000メートルの山を一つ越えなくてはならない。歩き続けて、3時間ぐらいがたちじきに山が見えてきた。山を登る前に、休憩をしてから山を登った。
 最初のうちは楽に登れ楽しかったが、途中からつらくなった。この山の魔物は、飛行系も魔物が多かったので、最近覚えたオペラの雷の呪文が役に立った。今、ドレイクと戦っている。姿は、プテラノドンに似ている。
「サンダーアロー!」
電撃の矢がドレイクめがけて飛ぶ、ドレイクはすらりとかわし突進してきた。キールが、飛び頭めがけて切り込むが、避けられた。その後に、アシスが右から殴り、ライナスが目を中心に矢を放った。僕は、左から攻撃した。何分か戦ったがやっと勝つことが出来た。どうやらこの山の主らしく、周りに何十頭ものドレイクが心配していた。どうやた魔物ではないようだ、オペラは近くに駆け寄り治療した。
『お主達見事だ』
どこからか声がした。そのあとキールがビックリした表情で前を見た。
「もしかしてお前か!」
『そうだ、私を倒すとはなかなかやるな。この山を通してやろう』
「ありがとよ」
『お前達から、光が見える。この世界の救世主になるだろう』
そう言った後、大空に舞い上がり見えなくなった。みんな、「何だったんだろうと」言う表情で、空を見上げていた。
 何とか山を抜けたら。そこは、盆地のようなところで遺跡の周りは山で囲まれていた。木は一本も生えてはいない。そして遺跡の中に入っていった。
 遺跡の中は、窓がないのにかなり明るかった。壁をよく見ると、石が光っていた。キールが言うには、発光石らしい。この石は珍しくこの遺跡にしか無いという。どうりで、守っているわけだ。
 全員気を付けて歩いた。入口付近は、魔物は少なくまっすぐ進む事が出来たが、進むに連れ、魔物が増え進むのが困難になった。オペラがさっきドレイクに渡された、魔法書で覚えたロックダストが役に立った。本来オペラは、火と風を得意としていたが、この魔法書を読んでからは、地の呪文も使える用になったらしく、他の地属性の呪文を使っていた。「まさか、地呪文が使えるようになるとはね」
「思ってもなかったの?」
「ええ、私は火と風の二つしかうまく発動出来なかったの、でも読んでからかなりうまくできるようになったわ」
「じゃあ本のおかげだね」
オペラが笑いまた前を向き呪文を唱えた。オペラの新技で敵はすぐに倒すことが出来た。時期に、扉が見えてきた。レオンは、「どっかで見たことがあるような…」と言っていたが、キールは聞こえなかったらしく何も答えず扉を開けた。
 部屋の真ん中に台がありその周りから光が出ていた。キールが近寄ろうとしたら、オペラが言った。
「これは…、魔法壁ね」 
「なんだそれ?」
「これは、あらゆる物から守る壁よ。下手に近づくと死ぬわよ」
オペラの言葉を聞いたら急いで戻ってきた。
「じゃあ、どうするんだよ」
「たぶん、これを操ってる人がいると思うわ」
そう言っていたら、部屋の右側に魔法陣が現れまばゆい光を放った。みんな腕で、目隠した。すぐに光が消え、みんなゆっくりと腕を下ろしたら魔法陣のあったところに若者が、一人立っていた。みんな現れた若者にビックリしていた。
「お前達ここに何のようだ」
「エレメンタルオーブを手に入れるために来た」
キールが言おうとする前にライナスが答えた。その言葉を聞いて、若者はあたりを見渡した。若者の目が僕をずっと見ていたように見えた。「気のせいかなぁ?」そう思っていたらすぐに答えた。
「そうか、お前達が…。わかった、戦って力を見せよ。そうすればさしあげよう」
「ようするに、勝てばいいんだろ」
若者はうなずき、呪文を唱え始めた。どうやら召還呪文らしい、しかもかなり上級の呪文だ。
 呪文を唱え終わると、魔物が姿を現した。大きさは、半端じゃない。
「ここが、壊れるといけないから場所を変えるぞ」
そう言ってまた呪文を唱え始めた。一瞬暗くなったが、すぐに明るくなった。「この場所は、来たことがないなぁ?」そう思いながら周りを見渡した。
「さあ、見せて見ろ!」
そう行った瞬間に魔物が口を開けて炎を吐いてきた。すぐにみんなバラバラになりかわした。それにしても大きいわりに早い。僕は、逃げるのでやっとだ。オペラが離れたところで、呪文を唱えた。岩が魔物の腹をつらぬく。しかし、少ししか血が出ていない。その後腕を大きく振り回しみんなを弾き飛ばした。キールとライナスは、ぴくりとも動かない。頭の中が真っ白になった。「何をすればいいか分からない…」迷っていたら、襲ってきた。一歩も動くことが出来ず、このまま死んでしまうのか。そう思った瞬間頭の中で声がした。『この呪文を使え!』
そう聞こえて、すぐに呪文を唱えた。
「白き光よ相手を貫け!」
唱えた瞬間両手が光り輝いた。
「この呪文は、何だ?でも考えている暇はない、食らえ!ホーリーアロー!」
手を魔物にかざした瞬間、光の矢が手から放たれ魔物を貫いた。若い男は、かなり驚いていた。
「まさか、自らの力で封印を解くとは…」
その言葉の意味が、ぜんぜんわからなかった。すぐに、キールとライナスの近くに行き回復呪文や傷薬で傷を治した。治している間に、周りの暗くなり元の部屋に戻っていた。さっきの男の言葉が気になったので聞いてみた。
「聞きたいことがあるんですが、封印って一体何ですか?」
「わからないか…。教えてやろう、君には3つの封印がしてある。たぶん君の力が強すぎるため誰かが封じたのだろう」
 その言葉を聞いてすぐに自分が魔法を使えない理由がわかった気がした。たしかに、強力な魔法は自分を混乱させ破壊してしまう力がある。おそらくお父さんとお母さんが封じたのだろう。そう考えていたらまた話し出した。
「今、君は光の力を解放した。そのほかにも癒しの術も使えるようになった。後二つの封印は、この世界のどこかの島にあるだろう。その力は、魔王を倒すのに絶対必要だ」
そう言って、男は消えていった。その後魔法壁が消えた。
「これが、エレメンタルオーブ…」
その玉は、七色に輝き色々な色を出していた。僕が両手でつかみキールの所に持っていた。「これが、エレメンタルーブか…。さあてじいちゃんの所に帰るかな」
そう言って、この遺跡を出た。
 出た瞬間、ドレイクが前に舞い降りてきた。
『船で帰るのに時間がかかるだろ?送っててやろう』
「いいのか?」
『ああ、しっかりつかまってろ』
「では、お言葉に甘えて」
そう言って、ドレイクの背中に乗った。みんな乗ったのを確認をしてキールが声をかけた。「じゃあたのむぜ」
垂直に舞い上がり、西の方角に飛んだ。

1時間もたたないうちにキールのおじいさんの家に着いた。乗っている間だけは寒くはなかったが、降りてから急に寒くなった。みんな降りたのを確認して飛び去っていった。
「じいちゃんただいま」
「おかえりなさい。早かったな」
「まあな。そうだ持ってきたぜ」
「ありがとう」
「ところで何に使うんだ?」
「今説明するから、みなさん座ってください」
みんなソファーなどに座った。
「まずは、アストラルリーフです。これは、闇魔術の力を弱めてくれる効果があります。エレメンタルオーブは、レオン君の封印を解くために使います。」
「え?でも、力が強すぎて封印したんじゃないの?」
「そうですが、もうすでに君は自由に使うことが出来ます。」
「そうなんだ」
「封印を開放する場所は、アイラ大陸のダイルと言う王都の町の研究員が知っています。」「わかりました。」
「まあ要するに、王都行けばいいんだろ?」
おじいさんが笑ってうなずいた。しかし、後から少し顔から笑い顔が消えた。
「だた、最近アイル大陸周辺で変なことが起きている。気おつけるんじゃぞ」
「ああわかった」
そう言って、家を出た。
「これで最後の大陸か…。封印か、どんなのかな?」
そう思いながら、東南にある最後の大陸に向かった。

← 前の回  次の回 → ■ 目次

Novel Editor by BS CGI Rental
Novel Collections