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エイシスト 作者:ロウデン

第4回   白銀の世界アウレス大陸
アウレス大陸は、雪と針葉樹しかなかった。今日は、幸い吹雪いてはいなかった。それにしても…寒い。
「レオン大丈夫?半袖、短パンで」
「かなり寒い…」
「サラスで、服買っとけば良かったな」
「そうだな、私達は皆、暖かい格好をしているがレオンは…」
「先に言ってよ」
「まあ、後少しで町だ我慢しろ」
僕は、何も言うことが出来なかった。
 僕たちが、出た場所は、オーシアの真西だった。僕は、砂漠用のマントをはおって歩いた。無いよりはましだ。やっとの事で、町に着くことが出来た。真上から誰かに見られtる!しかし、上を向いても誰もいなかった。
「気のせいかな?」
町の中では、自由行動で僕とオペラで服を買いに行った。今度はしっかりとした、長袖で、魔法を弾く効果があるらしい。その後オペラと色々買い物をして宿に行った。ご飯前に僕とオペラだけが部屋にいた。
「オペラ、ちょっとこのペンダント持っててくれないかな?」
「なんで?」
「なんとなく、今はオペラに持っていてもらった方が良いような気がして…」
「解ったわ、預かっておくわ」
「ありがとう」
「みんな下で待ってるわ、行きましょ」
そう言ったら外の教会が、激しく燃え空にはデーモンやドラゴンなどがかなりいた。今日は、教会で結婚式をしていたが、教会から人は出てこなかった。他の家も燃やされ、人々が逃げ回っていた。するとキール達が上がってきた。
「一体何があったんだ」
「私に聞かないでよ、とにかく魔王軍がこの町を襲っているのは間違いないわ」
「僕の村と一緒だ」
「話をしている場合ではないぞ、とにかく町の人を助けに行くぞ」
宿屋を出たら、男性2人がドラゴンに襲われていた。僕は、すぐに走りドラゴンの目を剣で刺した。ドラゴンは、すぐに倒れた。
「ありがとう」
男達は、お礼を言って逃げていった。それにしても数が多い…。倒しても倒してもきりがない。
「なら、あの技を使うわ、みんな建物の陰に隠れて」
「解った」
オペラは、呪文を唱え魔法陣を出現させた。その後また呪文を唱え始めた。
「無数の矢よ相手の頭上に降り注げ」
「サウザンドアロー」
上空に魔法陣が現れ無数の光の矢が降り注いだ。空に飛んでいた魔物は、ほとんど倒すことが出来た。
「オペラすごい」
「ありがとう、レオン……!レオン後ろ」
「え…」
僕が後ろを向く前に雷が自分に落ちて気絶した。そこには、黒いローブ姿の若者が居た。「くくく、こいつはもらっていくぞ」
「レオンをどうするつもりだ」
「貴様らに知る必要はない!」
上から3等のドラゴンが降りてきた。男は、僕をつかみ消えた…。

「う……ん…」 
僕が気がついた時は、周りが石レンガで囲まれた部屋の中に仰向けで寝かされていた。すぐに立ち鉄の扉のドアノブを回して押したが、びくともしない。
「…そうだ、僕はあいつに捕まったんだ。とにかく逃げないと」
部屋を見渡していたら天井に窓がある。そこからは、灰色の雲が見える。
「どうすれば逃げれるかなぁ?とにかく壁を叩いてみよ」
その後一つ一つレンガを叩いていたら一つだけ響くレンガを見つけ、レンガを引いた。その向こうには、道が続いていた。
「前にも捕まった人がいるのかなぁ?まあ、そうでもしないと道はないもんな」
そう言いながら道を進んだ。道を抜けたら周りが山に囲まれた森に出た。まだ追っ手はいないようだが、なるべく早くキール達の所に戻ろう。急いで森を出た。森を抜けたら、遠くの方に微かに町の灯りが見える。とのかく急がなくては。
 何分は知っただろう?30分?いや1時間か?解らない。とにかく急がなくては…。いきなり頭上に黒い影が横切った。ドラゴンだ! 
「私から逃げるなんて、甘いんだよ」
やっぱりばれたか、とにかく戦わなくては。右手を剣の有るところに持っていったが、剣がない。
「しまった。捕まったときに盗られたか…」
心の中で呟いた。とにかく逃げなくては。敵に背を向けて走った。急に背中に激痛が走った。ドラゴンにひっかかれたのだ。あまりの痛さに悲鳴をあげた。
「おやおや、痛いでしょう?逃げるから悪いんですよ」
半分意識が飛んでいる中何とか聞けた。そこに一人の男がドラゴンを切り倒した。
「レオン大丈夫か…おい背中からすげえ出血してるぞ。オペラ治してくれ」
「解ったわ……。だめ出血は、止められても傷だけは治せないわ」
オペラとキールだ。
「遅くなってすまないな」
ライナスもいる。
 キールは、剣から風圧を出しドラゴンを2体まとめて切った。
「あとは、お前だけだぜ」
「ふん、雑魚が!」
男は、空に飛び背中から翼を出し魔物に変身した。姿はデーモンに近い。男は、猛スピードで、キールとライナスに襲いかかる。キールとライナスは攻撃を一発も当てられず、地面に倒れた。オペラは、僕の回復で魔力を使い尽くしていた。
「悔しいでしょうが、殺してあげましょう!」
男が止まり、手お上げ呪文を唱え始めた。今がチャンスだ!僕は、心の中で呪文を唱え、男に手を向けた。
「ファイヤーアロー」
男は火に包まれ。倒れた。
「こんなガキに私が…」
男は完全に燃え上がり消えた。キールとライナスは、ビックリしたようだ。
僕は魔力を使い果たし、その場に倒れた。遠くで、オペラの呼ぶ声が聞こえたが、だんだん小さくなり、目の前が真っ暗になった。

 僕が目が覚めた時は、体が包帯に巻かれた状態でベットで寝かされていた。オペラが心配そうに見ていた。
「大丈夫?」 
「たぶん…」
体を起こして、少し動かしてみた。
「痛!」
声を上げた。どうやらまだ、背中の傷は治っていないらしい。
「オペラ、僕は、何日寝てた?」
「そうね…2日ぐらいかしら。」
「2日も寝ってなの!ところで、キールとライナスは?」
「昨日、酒ばっかり飲んで二日酔いの状態よ」
「そうなんだ」
話をしていたら、大きく腹が鳴った。僕は、顔を真っ赤にした。
「アハハ、お腹すいてるんだね。今食べ物持ってくるわ」
そう言って、外に食べ物を買いに行った。オペラが出ていった後、横になってずっと考え事をしていたらいつの間にか寝ていた。僕は、すぐに起きた。オペラは、まだ来ていないようだ。おそらく10分くらいしか寝ていないだろう。すこしボ〜っとしていたらオペラが変えてきた。
「お待たせ。パンと果物よ」
「ありがとう」
オペラは、椅子に座りリンゴの皮をむき始めた。その間僕は、パンを食べていた。そこにキールとライナスが来た。
「レオン大丈夫そうだな」
「本当に大丈夫そうだな」
「まあね、でもすこし背中が痛む…」
「1日休めば良くなる、明日じいちゃんの所に行くからな」
僕は、うなずいた。その頃、オペラはリンゴの皮をむき終わっていた。
「さあ、食べて。食べ終わったら、少し宿の中歩いてくれば?」
「そうする」
僕は、リンゴをすぐに食べ始め、あっという間に食べた。
「食べるの早いな。」
「それなら、夕食も大丈夫だろう」
キールとライナスが言った。
「じゃあ、ちょっとそこら辺歩いてくるね」
「外には出るなよ、あと人の邪魔はするな」
「解ってるって」
そう言って、部屋を出た。最初は壁を使わないと背中が痛くて歩けなかったが、歩いているうちに慣れて、壁を使わなくても歩けるようになった。歩いて20分ぐらいがたった。「もうそろそろ部屋に戻らないとな」
部屋を目指して歩き始めた。人にあたらないように気を付けながら歩いていた。2,3回ぐらい小さい子供がぶつかりそうになったが、なんとか避けることが出来た。
「お、帰ってきたか、どうだ調子は?」
「歩くことは出来るけど、走るまでは出来ないな」
「そうか、じゃあ当分オペラの後ろで、隠れながら戦うしかないな」
「そうなるね」
「そうだ、お前の新しい剣だ。前の剣は、使い物にならなかったぜ」
「ありがとう」
「さあ、飯だ」
僕たちは、下に行き夕食をすませた。オペラが、早めに寝ろっとうるさいので、早めに寝
た。

 朝起きたときは、この大陸に来て初めて晴れになった。背中はあまり痛くはなかったが、頭が少しくらくらする。
「お、起きたか。すぐに支度をすませていくぞ」
「うん」
僕はすぐに支度をして、外に出た。まだ町は壊れたままで、人は出ていなかった。
「ここから北東に行くが、けっこう遠いぞ大丈夫か?」
「大丈夫」
僕は、明るく答えた。
 町の外は、相変わらず雪しかない。キールのおじいさんの家に行く間に5、6回も戦った。何回も僕が狙われる場面があったが、キールとライナスが何とか助けてくれた。やっとの思いで、着くことが出来た。家は2階建てで、周りは杉の木に囲まれていた。ドアには、頭やヒゲが白いおじいさんが立っていた。
「おお、来たか」
「きたぜ、じいちゃん」
「外は寒い、中に入りなさい」
みんなは、中に入った。中は、暖炉で薪を燃やしており暖かかった。おじいさんが5つコーヒーカップ持ってきて、コーヒーを入れた。
「さあ、飲んでくれ」
進められたので、僕は飲んだ。とてもおいしい。僕がおいしいですね、と言ったら。笑ってありがとう、と答えた。
「ところで、手紙で『用事がある から見てくれ』と書いてあったが何か見て欲しいものでもあるのかね?」
「ああ、ちょっとこの本を見て欲しいんだ。俺じゃあ解読できない」
「そちらの考古学の者では、出来んのか?」
「私では無理でした。旧ダイナス語のような文字ですが、私はまだ…」
「そうか、ならしかたがない解読しよう。1、2日待ってくれそれまで、家を自由に使ってくれたまえ」
「ありがとうございます」
オペラがお礼をした。そのあとキールは、外に出て行っき、ライナスはソファーに座って弓を検査していた。オペラは、さっき足をひねったらしくソファーに座って休んでいる。僕は、何をしようか迷っていたら、ドアを叩く音がしたので、ドアを開けた。そこには、30歳ぐらいのヒゲを生やした兵士がいた。
「この家の住人は今すぐに避難してください。」
「なんで、ですか?」
オペラが、問いかけた。兵士は少し混乱しているようで、すぐには答えが返ってこなかった。
「氷獣がこの大陸で、暴れ始めたんです。とにかく早く」
兵士はすぐに走って、次の家に向かった。ちょうどキールが戻ってきた。
「どうしたんだ?」
「大陸で氷獣が暴れてるんだって」
奥からキールのおじいさんが出てきた。手には杖と剣が2本、弓が1つあった。
「キールすまないが、氷獣を倒してきてくれないか。この年だと無理じゃ。武器は、これを渡す。お前と仲間が力を合わせれば倒せるはずじゃ」
そう言って、武器を渡してくれた。武器はとても暑かったが、すぐになれた。
「じいちゃんありがとう。」
「たぶん、氷獣の王は私の家から北の洞窟に住み着いてるはずじゃ。王は、強いがその炎属性の武器なら倒せるはずじゃ」
キールは、うなずいて歩き始めた。
 家を出てからだいぶたっただろう、太陽は今真上にある。幸い、洞窟近くの山は晴れていて良かった。今のところまだ魔物とは会っていない。どうやらほとんどが、町の方に行ったようだ。
やっとのおもいで洞窟にたどり着けた。中から戦っているような音が聞こえた。僕たちは、すぐにかけだし中に入った。
 中では、一人の女性が格闘術で戦っていた。年は、だいたい17歳ぐらいだろう。僕たちが、入ってきたのに気づいたらしく氷獣を倒して、こちらに歩いてきた。
「あなた達は、何しに来たの」
「俺達は、じいちゃんの頼まれて氷獣の王を倒すために来た」
「あなた達3人は分かるけど、この子も戦うの?」
「まあ、そうなるな」
「すこし、心配だから私も一緒に戦うわ。私の名前は、アシスよろしくね」
それぞれ自分の名前を言った。
「よろしく」
オペラが笑って言った。自分と同じぐらいの年の女性に会うのが久しぶりのようだ。さっきから、ずっと話している。僕は、少し周りを警戒しながら歩いていた。いつ襲われるからないからである。
 じきに、とても広い広場に出た。壁は、ひっかいたあとがたくさんあった。一番奥に全身氷に覆われた狼が寝ていた。周りに4頭いたが寝ていた狼が一番多いどうやら奴が、ボスらしい。僕たちが入ってきたのが解かったらしく、起き上がり僕たちに向かいほえた。ボスは、動かずに周りに4頭の氷獣が襲ってきた。僕とキールとアシスは、前線で氷獣の動きを止めた。後方から、オペラのファイヤーアローや炎属性で強化した矢で攻撃をした。キールは、すぐに1頭を倒し2頭目を斬りかかろうとしていた。僕も、剣で目を思いっきり叩きよろけている間に、呪文を唱えて焼いた。アシスは、もう終わったらしく僕に話しかけてきた。
「君なかなかやるね。もしかして魔法剣士?」
「本当は、魔法使いなんだけど今の技しか使えないから剣で戦っているんです」
「そうなの、まあがんばりな」
「おい、話してないで戦え」
キールは最後の1頭に苦戦していたが、ライナスが放った矢が命中しキールは少し怒っていた。
「我が下部をよくもゆるさん」
「うわ、こいつもしゃべるよ」
「こいつも?そうかお前がレオンかデニスが逃がしたという」
「こいつも魔王の仲間かよ」
キールが言った。アシスは、少し驚いていた。
「あなた達、魔王を知ってるの」
「その話は、後だ先にこいつを倒すぞ」
キールは、走り出し右に回った。僕は、左に回り込み斬りつけた。剣から、炎が出て氷を溶かした。アシスは、投げ道具で遠くから攻撃をしていた。氷獣は、暴れだし、キールに体当たりをしたが、キールは氷獣の背中に飛び乗り背中を刺した。そこにオペラとライナスの攻撃が直撃する。僕も後ろに下がり呪文で攻撃した。僕が呪文を唱え終わろうとしていたら、氷獣の目が僕に向いていた。
「しまった」
僕が、声を上げたときには遅く突進してきた。唱え終わった後なので、体が思うように動かない。何とかさけようとしたが、体に氷獣の体が直撃した。僕は、飛ばされまだ治りきっていない背中を強く打った。骨折はしていなかったが、血がかなり出ている。悲鳴を上げたかったが、声が出ない。とうとう氷獣が倒れた。
「レオン、大丈夫」
アシスの声が、微かに聞こえる。そこにキールのおじいさんが現れた。最初は、ゆったりしていたが、僕を見るとあわてて駆け寄ってきた。
「じいちゃん、何でここにいるんだよ」
「質問は、後じゃ。先にこの子を治さねば」
僕の背中に手を置き回復呪文を唱えた。オペラよりも、強力ですぐに傷口がふさがっていく。
「これで、大丈夫じゃ少し安静にしていなさい。質問の事だがひとまず家に行ってから話すことにしよう」
僕たちは、洞窟を出た。いくら傷が治っても、外に血の出る量が多かったようで、少し体がふらふらする。家に着いたらオペラに寝ていなさい、と言われたので仕方が無く寝た。「さて、さっきの質問の事じゃがあそこにいた理由は、私も少しは氷獣を倒した方がよいと思ったからあそこにいたんじゃ、まさか奴らが魔王の手下とは…」
「ああ、俺も少しは驚いたぜ」
「私もだ」
少しの間、沈黙が続いたがアシスが話し出した。
「そういえば、あなた達魔王の事何か知ってるの?」
「ああ、俺達は魔王を倒しために旅をしている。」
「あの子もそうなの」
「そうだ、あいつの母親は魔王に殺されたから俺達と一緒に旅をしている」
「私と一緒ね…」
「え?」
みんな声を合わせていった。
「私も家族を魔王に殺されて、旅をしているの」
「なら、俺達と来ないか?」
「いいの?足手まといになるかもしれないよ」
「いいぜ、足手まといになっても仲間は仲間だ」
「たまには良いこと言うわね」
「うるせえ」
アシスは、笑いながら言った。
「じゃあ、あらためてよろしく」
その後、僕は起きて夕食を終え椅子に座って話をしていた。
「キール、本の解読が終わったぞ、しかし後半分有るらしい。そのある場所は、デニミス大陸にある遺跡にあるらしい獲ってきてくれないか?そのついでに、アストラルリーフとエレメンタルオーブを獲ってきてくれないか2つは、同じ遺跡にあるはずじゃ」
「解った。明日の朝出発して獲ってくるよ」
「では、早めに休みなさい」
そう言われたので、みんなはすぐに寝た。
 朝起きたら、かなり吹雪いていた。これは、町まで行くのはちょっとつらそうだな、と言ったらキールに文句ばっかり言ってるな、と言われた。
雪原は自分たちが歩いた足跡以外は、何もなかった。寒さにたえながら歩いていたら、魔物が、襲ってきた。僕は、まだ戦える状態ではないので、オペラの後ろで見ていた。オペラは、歩いてるときに僕に何回も大丈夫?と聞いてきてくれた。やっとの事で、町に着いた。
 すでに船が来ており、マストを上げていた。キールがかなりあわてて、走った。何とかぎりぎり、船に乗ることが出来た。今度向かう大陸は、東にあるデニミス大陸か…。

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