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エイシスト 作者:ロウデン

第21回   終章 終わり、そして…

 あの戦いから、1年の月日が流れた。あの戦いは、「魔族戦争」として歴史書に刻まれている、そしてレオンは世界を救った英雄として名前も刻まれた。
 魔族戦争後、世界がひとつになり始めは戸惑いを見せていた人類だったが、じきに両世界の都市同士が集まり、ひとつの大きな国家になり今ではひとつの世界として機能している。


 まだ、建設中の家が並ぶ奥の森林にキールは向かっていた。その森林には墓地があり今も多くのものがそこに眠っている。
 キールは墓地に着き、あるひとつの墓の前に立った。そして、そのまま墓をじっと見つめた。
「ここに、いたのね」
キールが振り返るとそこには赤ちゃんを抱いたオペラが立っていた。
「ああ、今日でちょうどあいつが、レオンが消えてから1年だからな」
「1年か…。あっと言う間だったわね。世界が統括されて、ライナスさんとアシスが結婚して、そして私たちが結婚して、この子が産まれて」
 オペラは抱いている赤ちゃんを見た。この赤ちゃんの名前は「レオン」と言う名前だ。
キールは笑って答えた。
「そうだな。あの出来事が、まるで嘘のようだったな…。今では、世間では英雄扱いだもんな」
「そうね、街にでるだけで大騒ぎは困るけどね」
オペラが、笑いながら答えた。
「それはそうと、レオンは何をしてるだろうな」
「わからないわねぇ、家族と過ごしてるかしら?」
「あいつも、がんばったもんな」
 目の前の墓にしゃがみこみ、墓に向かって言った。
「レオン、今までありがとうな。これからもどこかで見守っててくれるよな?」
そういった瞬間、風が吹いた。
 キールは立ち上がり、どこまでも広がる青空を見上げた。

End…。

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Novel Editor by BS CGI Rental
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