2日後、決戦の準備が整った。船に乗り込み、各自で武器の点検をしながら到着を待った。じきに島が見えてきた。 「あの、島がエイシストがいると言われている島だ」 「うん、わかるよ。この感じは2年前と同じ魔力…。いやそれ以上かもしれない」 「魔力がわかるのか」 「うん、魔法使いだからだいたいは」 「そうか」 その会話をしたきりまた、黙ってしまった。 船が、島に着くと。バックの兵士たちが、洞窟の中に入って行った。その後に続いて、僕たちも中に入っていった。洞窟の中に入ると、驚くような光景が目に飛び込んできた。洞窟のはずなのに、どす黒い空と岩のむき出しの空間が広がっていた。最初に、クレスタ口を開いた。 「ここは…」 「魔力によって作られた空間だと思うわ」 オペラが話をしていたら、地面から大量の魔物が現れた。「これは、話している暇はないな」とオレスが言うと、鞘から剣を引き抜き魔物の群れに走り出した。他の人も後に続いて、彼についていく。後ろから魔法で援護をしていたおかげで、あっという間に片付いてしまった。このまま、奥まで走りぬけた。 奥まで行くと、洞窟にはあるはずのない鉄の扉が待ち構えていた。おそらく、この奥にいるのか。そう思うと、ドキドキした。 鉄の扉を開けると、階段の一番上の段に椅子があった。そこには、2年前にみた奴の姿。 エイシストが座っていた。奴の顔を見たとき背筋がぞくっとした。奴は笑っている。 「やあ、諸君始めまして。そして、久しぶりだねレオン」 「やはり、生きていたか。でも、どうやって!?」 「復活などの簡単だ。多くの人の魂さえあれば私は、簡単に再生できるのだからな。そのために戦争や魔物に人を襲わせたのさ」 「そんな…。許さない!!」 怒りのこもった。魔弾を奴に5発撃ち込んだが、体に当たる前に全て消滅してしまった。 「何!?」 「その程度か!!」 エイシストが、言った瞬間に1発火の玉が命中した。後ろを振り返ると、オペラがまた呪文を唱えていた。 「大丈夫、一気に行けば。倒せるよ」 「そうだね」 キールが、鞘から剣を引き抜くと日々の鍛錬で生み出した技を繰り出した。 剣を素早く縦に振り風圧がエイシストに向かっていったが、途中でかき消されてしまった。 「これでも、ダメか…。 うわ!?」 悔やしんでいたら、エイシストが放った閃光を受けてしまい、地面にキールは転がった。かろうじて生きているが、出血がひどい。 その後も、次から次へと仲間がやられていく。そして、とうとう後方にいたオペラも僕も、弾き飛ばされてしまった。地面に倒れこみ、痛み立ち上がることが出来なかった。 「まさか、ここまで強いとは…」 「ふふふ、これで最後だ。今、楽にしてやる」 エイシストが、両手を上にあげ呪文を唱え始めた。 「我の元に集めれ邪悪なる力よ 目の前に集いし愚か者を食らい尽くせ!! ダークメテオ!!」 エイシストの両手に石の塊が現れた。石の周りには、邪悪な魔力が満ち溢れているのを感じる。逃げようとしても、体がいうことをきかない…。 もう、ダメか。そう思った瞬間に、石は爆発してあたりを黒い光が包み込み針で刺されたような痛みが襲った。途中までは、覚えているが誰かが体を抱き上げた瞬間、意識を失った。
コレス島の空間には、エイシストしかいなかった。 「みな消え去ったか。これで、邪魔者は消えたか」 エイシストは、異次元空間の中に消えていった。
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