僕が、目を覚ましたときまだ回りがぼんやりしていてあまりわかんなかったが、キールが奥でオペラとライナスさんと話しているのが見えた。 「キール…」 呼ぼうとしたが、声がかすれてしまった。それでも、キールは気づいて近づいてきた。 「レオン、気がついたか。どうだ、傷の方は?」 その言葉を聞いて、かなりの怪我をしているのに気がついた。ほとんど、全身が包帯で手当てをされていた。少し、手などを動かしてみたが、結構痛む…。痛みときに、少し顔にだしてしまった。 「まだ、無理そうだな。まあ、ネルドが「治るまでは城の中で休んでいてくれ」って言ってたから、十分休め」 「わかった。でも、眠くないから起きてるね」 「そうだな。かなり寝てたもんな」 その、言葉を聞いてどれぐらい寝ていたのか気になって聞いてみた。 「そうだなぁ。丸2日は寝てたんじゃないか?まあ、それだけ疲れて立ってことだ」 「結構寝たんだなぁ…。そうだ、少し体を動かしてきて良い?」 「動かして来い、でも無理はするなよ」 「わかてるって」 そう言って、ベッドから出た。服が、いつも着ているやつじゃないのに気がついた、黄緑色の長袖で大きめの服に、青色の半ズボンだった。ベッドに、薄い茶色いマントもかけてあった。 「そういえば、いつも着ていた服は?」 「ボロくなったから、今度からそれがお前の服だ。オペラが、選んだんだぞ」 「そうなんだぁ。結構気に入ったかも」 「後で、お礼でも言っておけ」 部屋の扉を開けて、城内を歩き始めた。結構、人がいて会うたびに声をかけてくれた。中には、戦場で戦った兵士もいた。そのようにして、時間をつぶしていたらすっかり日は暮れてしまった。急いで、部屋に戻った。 「結構、長かったな。どうだ、もう動けそうか」 「うん、動けるよ」 「じゃあ、そろそろ本来の目的でも探すか」 「なんだったけ?」 「忘れたのか?精霊石を探すために、この大陸に来たんだろ」 「あ!!そうだったね。すっかり忘れてた」 「まあ、いいか。そうだ、明日ネルドに聞いてみるか」 「うん、そうだね。久々に、動いたから疲れたし先に寝るね」 「ああ、お休み」 「うん、お休み」 ベッドの中に入って、すぐに僕は、眠りに落ちた。 次の朝は、外は雨が降っていた。今日は、城から出れないだろうな…。そう、思いながら着替えて、窓の外を見ていた。キールも、起きだしてきたので朝食を食べたら聞きに行くことにした。 ネルドをたずねると、ちょうど朝食を食べ終わったところだった。ネルドが、僕の顔をみてきたことに気がついた。 「やあ、レオン君もう起きて大丈夫なのか?」 「はい、十分休みましたから」 「何か用事かな?」 「うん、ちょっと聞きたいことあるけどいい?」 ネルドが、少し不思議そうに見つめながら「いいよ」と言った。 「この大陸に、精霊石と言うものがあると聞いたんだけど知らないかな?」 「精霊石か…。それなら、ちょうどこの城の地下に保管してあるよ。それを、使うのか?」 「うん、本来の目的は精霊石を探す旅だったから。で、少しわけてくれませんか?」 「いいとも、君はこの国の英雄でもあるからね」 ネルドが笑いながら言ったが、僕はビックリした。 「僕が、英雄!?なんで?」 「君が、ナレスタ王を倒したようなものだからね。まあ、気にするな。じゃあ、ちょっと待ってて持ってくるよ」 そう言って、部屋を出て行った。数分も経たないうちに戻ってきた。手には、ぎっしり入った袋を持っていた。 「お待たせ、これが精霊石だよ」 「ありがとう、ネルド。後、僕たちそろそろ旅立たないと…」 「そうか、じゃあお別れだね」 「うん、またいつか会おうね」 「そうだな」 握手をして、城を出た。あたりは、緑の草原が広がっていた。王都バックへ向かうための港に向かうために、南の港アレイスを目指すことになった。 港は、漁船がとってきた魚などを並べたりしていてとてもにぎわっていた。奥の、客船を探し、バック行きの船を見つけた。船長は、後1時間は出航するのにかかると言ったので、各自で自由行動にした。僕は、一人で港を歩いて回った。公園のベンチに猫がいたので、かまって遊んだりして時間をつぶした。 「こんなに、のんびりすごしたのは何ヶ月ぶりなのかなぁ…」 そう、独り言を言いながら青空を眺めていた。最近は、旅で忙しかったからこのように時も大切なのかもしれない。キールやオペラもそれぞれで、時間をつぶしてるんだろうな。一息ついたら、公園から出てキールたちを探し始めた。 探し始めてすぐに、ベンチに二人で座っていた。二人で仲良く話していて、なかなかうまく近づくことが出来なかったが、あちらが気がついて呼んでくれたのでなんとか行くことができた。 気がつくと、すでに船が出る合図の音が聞こえてきたので急いで船に乗り込んだ。急いで乗り込んだので、船乗りに怒られてしまった。船は、広い大海原へと出発した。 船で、航海中に気になったことがあったのでキールに聞いてみたくなったので船内を探したがキールの姿が見つからない…。いや、唯一行っていない場所がある。そこは、酒場だあまり酒の臭いが好きではないので近寄らなかったが、これだけ探してもいないとなると、あそこにしかいないだろう…。後に使用とは考えたが、今すぐ聞きたかった。我慢しながら、酒場に入った。やはりキールとライナスさんが、酒を飲み交わしている。すぐに、近くに行った。 「おぉ!?レオンかー。お前も、酒飲むか」 完全に酔っ払っている。今は、聞けそうにないかな…。そう、思いながら酒場を出ようとしたら、ライナスさんが声をかけてきた。 「レオン、待ってくれにか?キールが、寝てしまったんで一緒に客室に連れて行くのを手伝ってくれないか?」 いつものことだから、もうなれてしまった。すぐに、客室のベットに寝かせて部屋を出た。どれだけ飲んだかは、知らないがライナスさんはぜんぜん酔っていない。 「ライナスさんは、どれぐらい酒飲んだの??」 急に話しかけたが、すぐに答えてくれた。 「そうだな。ワインを3瓶ほどかな?」 笑いながら、言った。よく、そんなに飲めるな。そう思いながら、船内を歩いた。途中でオペラとアシスにもあった、二人で喫茶店でデザートを食べていた。 窓の外を見たら、海の向こうに太陽が沈んでいくのが見えた。また、一日が終わろうとしている。窓の外を見ながら、歩いていたら人にぶつかってしまった。 「うわ!?」 「おっと、大丈夫か。しっかり、歩くときは前を見るんだぞ」 そう言って、男は立ち去っていった。顔立ちからして、20代後半でライナスさんよりは若く見えた気がする。なんか、不思議に感じの人だった。 さっきの、人のことを考えながら部屋に戻るとみんなが夕食を食べていた。キールに「遅いぞ」と言われたので、急いで椅子に座り食べ始めた。食べ終わった食器類は、船員が来て持って行ってくれた。前、バックからネレリド大陸に向かうときは自分でやっていたので、今回はサービスがいいと思った。その後も、またライナスさんは酒を飲み始めた。 「そんなに、飲んで大丈夫なの?」 心配しながら聞いてみたが、返ってくる答えはいつも同じで「大丈夫だ」だった。まあ、そういうのは人の好きかな…。そう思いながらベッドの上に寝転がって、ただ天井を見つめていた…。 気がついたら、寝てしまったらしく布団の中で寝ていた。部屋の中は暗くみんなも寝たらしい。また、眠りに落ちかけたときに船が大きく揺れた。その、揺れで驚いて飛び起きてしまった。だが、この揺れは尋常じゃない。すぐに、普段着に着替え剣を持ちキールを起こそうとした。しかし、起こそうとしても起きなかった。オペラやライナスさんやアシスさんも起きなかった。これは、おかしいと思ったが外の様子が気になってしょうがない。危険だが、一人で部屋を飛び出し船の甲板に出た。甲板にガーゴイルが3匹とデーモンが1匹目を光らせながら一人の男と何か話している感じだった。男は、黒いローブを着ていて闇の中ではなかなか確認できなかった。途切れ途切れに、会話が聞こえてくる。 「この…に、エイシスト様が言っていた。…が乗ってるはず……」 エイシスト!?その言葉を聞いて、もっとよく聞こうと移動しようとしたら、カタと物音を立ててしまった。しまった!!と思いながら、見つからないように身を縮めた。 「ん?物音がしたな…。そこか!!」 隠れていた、木箱に向かい手をかざし火炎弾を打ち込んできた。あわてて、その木箱から逃げたが爆風を受け地面に転がってしまった。 「ほぉ、小僧が起きているとは」 「お前らの、目的はなんだ!?」 「この船を破壊することだ。そうすれば、エイシスト様が言っていた。5人組も一緒に殺せるからなぁ」 「そんなことは…」 させない!!と言いかけたが、体が急にしびれてその場に倒れこんでしまった。なにがなんだかわからなくなってしまった。 「今になって、薬の効果が効いてきたようだな」 「何をした…」 「軽いことだ。食べ物に、しびれ薬を入れただけさ。さて、まずは君から死んでもらおうかな。小さな剣士君」 ローブの男が火炎弾を自分に向けて、打ち込んできた。しかし、体が思うように動かない…。あと少しで、直撃するというところで火炎は消え去った。 「何!?」 目の前に、夕方にあった若者が剣で火炎弾を打ち消した。そして、後ろに向いてひざまずた。 「君、さっきに子だね。薬が回ってるようだなぁ。これを飲みな」 1本の瓶のふたを開けて、飲ませてくれた。少しは、体のしびれがとれて立てるようになったが、まだ頭がふらふらする。 「ありがとう…。あなたは?」 名前を聞こうとしたら、デーモンとガーゴイルが突撃してきた。 「説明は、後だ。ひとまずこいつらを倒してからだ。私は、デーモンとガーゴイル1匹を殺る。君はガーゴイル2匹できるか?」 「はい、やってみます」 「無理はするなよ」 と言い残し、デーモンに突っ込んでいった。男は、ガーゴイルの背中の上の飛び乗り羽を剣で剥ぎ落とし、目を剣で貫いた。ガーゴイルは、煙になって死体は消えた。そして、デーモンを倒そうと体制を立て直している。 その間に、突進してくるガーゴイルを一匹剣で受け止めた。まだ、試したことがないが剣に魔力を注ぎ込んだ。剣から炎が出てガーゴイルを襲う。ガーゴイルは、炎に包まれ灰になった。もう一匹の方は、今倒したのよりも大きい。今度は、突進を剣で受け止めようとしても、力が強すぎて飛ばされ山済みにされていた木箱に背中を打ち付けてしまった。木箱が崩れ、塵が周りに舞った。ガーゴイルからは、こちらが見えないらしい。今が、チャンスだと思い呪文を唱えた。「ガーゴイルは闇の住人だ光魔法は、かなり食らうはず」そう思いながら、光の弾を撃ち込んだ。ガーゴイルの、体に直撃しガーゴイルは煙になって消えた。さっき飛ばされたときに、木箱にぶつかって木の破片が刺さっていた。そこから血が流れ出ているのに気がついた。今は、あの男のところに急がないと。 塵の中から出たときには、デーモンは羽と腕が取れた状態で地面に転がっていた。ローブの男は、左手に杖を持って呪文を唱えて抵抗するが男の剣で軽くはじかれてしまった。 「貴様、何者だ!?」 「貴様に、名乗る名前などない」 そう吐き捨て、剣で腹を貫いた。ローブの男は、悲鳴をあげながら海の中に消えていった。 男は、剣についた血を布で拭き終わると鞘に剣をしまって、こちらにゆっくり歩いて笑った。 「どうやら、君も無事のようだね」 「あなたも、無事で何よりです。そういえば、まだ名前を聞いてなかったね」 「私の名前は、オレス・ハーネスだ」 「オレスさんは、何故この船に?」 聞こうとしたら、オペラが起きだしていたのか甲板のドアから出てきた。オペラも、しびれ薬のせいであまり動けないらしかったので、事情を話したら驚いたらしい。特に「エイシスト」と言う言葉には一番驚いていた。 キールたちのことを聞いたら、ライナスさんとキールは二日酔いだったらしい。なので、オペラは見てると言って戻っていった。 「そうだ、君はどこに行く予定なのかな?」 「バックに向かい予定です」 「そうか、ではバックに着いたら城に来てくれないか」 「オレスさんって、城の関係者なんですか?」 耳元で小さい声で言った。 「ここだけの話だが、私はバックの最高騎士隊長なんだ」 「そうなんですか!?」 「そうだ、ここじゃまだ油断は出来ないから城に来たときに全てを話そう」 「わかりました」 オレスは、部屋に戻って行ってしまった。僕も、朝日が水面から出るのを見てから部屋に戻った。キールとライナスさんは、寝込んでいるけどアシスさんは起き上がってオペラと話をしていた。 「どう、話は終わった?」 「うん、バックに戻ったら城に来てくれだって。話したいことがあるらしい」 「わかったわ…。とは言っても、あの人たちがいつ治ることやら」 そう言って、キールとライナスさんのほうを見た。おかしくなって、少し笑ってしまった。他の、船員も起き出した。あまり騒ぎにならなかったので起きなかったらしい。窓から、日の光が差し込みまぶしい。「もう朝か…」そう思いながら、窓の外を眺めていた。窓の外に港の堤防が見えたので、そろそろ着くのかな。 キールとライナスさんを無理やり起こして、甲板の上に出た。どうやら、無事に港に着いたらしい。キールもライナスさんもフラフラで、このまま旅を続けられないとわかりひとまず一日この港にいることを決めた。 宿で、部屋の中に入ると二人はすぐに寝込んだ。ひとまず、どうするか話あった。アシスは、薬などを買うと言った。オペラは、僕とキールの剣を刃こぼれしていないか点検するために武器屋出しに行くといった。僕は、食材とか買ってきてと頼まれた。 必要な分のお金を渡され、各自は自由行動でいろいろなところを歩いた。この前、この港に来たときによった本屋によって呪文書などを読みあさって時間をつぶした。 気がついたら、太陽が真上に昇っていた。あわてて、食材屋に行って買い物をした。どの食材を買うのか、紙を見ながら探した。「え〜と、レタスにパン、ハム…」とにかく書かれているものを買ったら、結構多かった。食材を店員に渡して、お金を渡そうとしたら店員に質問された。 「坊主、おつかいか?」 「え?あ、はい。そんなところかな?」 「そうか、それはえらいぞ。これは、おまけだ」 そう言って、紙袋の中にりんごを3個入れ渡してくれた。 「ありがとう。おじさん」 「いいってことよ、気をつけて帰りな」 食材屋からでてもまだ時間が余っていたので、宿に重い買い物袋を持ちながら帰った。 宿の部屋に入ったら、オペラが椅子に座って本を見ていた。キールもライナスさんも、もう起きていて着替えをしていた。買い物袋を置いたときにオペラに言われた。 「レオンって、氷呪文使えるよね?」 「うん、一様一番最下級だけど…」 「じゃあ、十分よ。ハムとか、レタスとかの生物を凍らせたほうが長く持つから、一緒に凍らせるの手伝って」 「ちょうど、暇だったし。呪文の練習にもなるからいいよ」 それぞれ、二人で生物を凍らせていった。全て、凍らせるころには日が暮れていた。キールとライナスさんも「体を動かしてくる」と言って、どこかに行ったきり帰ってきていない。 「レオン、お疲れ」 「ふぅ。以外に疲れた…。オペラはいつもやってるの?」 「うん、こうしないと保存できないからね」 「そうなんだ、じゃあ今度から手伝うね。そうすれば、少しは楽でしょ」 「ありがとう」 気がついたら、アシスさんが部屋に入って来ていた。 「オペラさん、薬とか買ってきたけど。そこに置けばいいかな?」 「そうねぇ、荷物の横にでも置いておいてくれる?」 「わかったわ。キールさんとライナスさんは?」 「二人とも、どこかに動きに行ったわ。レオン、今のうちに風呂入ってらっしゃい」 キールたちが、来る前に風呂に行くことにした。一日の疲れを癒してゆっくりと入った。体も綺麗に洗い、さっぱりした。ぬれた頭をタオルで拭きながら出たときには、キールもライナスさんも部屋にいた。少したったら、キールが風呂に入りに行った。キールが出たら夕食を食べると言ったので、待っている間ベッドに寝転がって天井を眺めていた。暇なときは、なぜかこうすると落ち着く気がする。 オペラとアシスさんは、何か話をしている。ライナスさんも、何かを話している気がしたがわからなかった。 キールが、出てきたときに目が覚めた。どうやら、寝ていたらしい。短い間だったが、長い夢を見ていた気がするが思い出せない。「まあ、夢はすぐに忘れるものだろう。」そう思いながら、食事に向かった。 今日は、あまり食が進まずあまり食べずに部屋に戻った。あまり、腹が減っていない。昼は食べていないのに…。疑問に思いながら、部屋に入ってベッドに向かおうとしたら頭がクラッとして急に足から力が抜け、地面に倒れこんでしまった。体に力が入らない。床に倒れこんだまま、意識を失った。
気がついたら、ベッドの上で寝ていた。額にぬれたタオルが乗せてあった。一体どうなったのかわからず、ずっとベッドの上でただ天井を見つめてた。少したったら、体を起こして、部屋を見渡した。どこか見たことのある部屋だったが、港の部屋ではない。部屋のすみの椅子に視線を向けるとキールが椅子に座りながら窓の外を見ていた。声を出そうと思っても、喉が痛くてかすんだ声しかでなかったが、やはりキールは気がついた。 「レオン、気づいたか…」 「キール、僕は…」 「お前は、ウイルスにやられてたんだ。山奥まで行って採ってきた薬草が効いたんだな」 「そうなんだ…。どうりで、昨日食欲も出ないわけか…」 「お前から、見れば昨日かもしれないけど。実際は、3,4日寝てたのぞ」 「そんなに寝てたの!?」 「ああ、悪性のウイルスだったし。まあしょうがないな」 「そうだ、バックに行かなくていいの?」 「それなら、大丈夫だ。今、バックにいるから。オレスさんが、馬車で安静に運んでくれたのよ」 「そうなんだ、後でお礼言わないとな…」 「そうだな、後1日ぐらい休みな。まだ、油断はできないんだから」 「うん、わかった」 熱で、体の水分が失われているため喉が渇いているのがわかっていたらしく飲み物を持ってきてくれた。そして、食べ物を持ってきてくれた。キールが3冊の本を置いた。 「まあ、これでも読んでろ」 そう言って、本を渡してくれた。 2冊は、こちらの世界の魔法構成についての本で。もう1冊は、水、氷呪文について書かれた本だった。 始めに、魔法構成の本から読み始めた。こちらの世界も地水火風の呪文が存在するらしい。そして、こちらの世界には『闇』の呪文が存在するが。本によると、1000年前の戦争を最後に確認されなくなったらしい。また、闇呪文は獣人のみ使える魔法らしいのだが獣人も1000年前を最後に確認されていないと記録されている。「おそらく、絶滅したのだろう」と最後に書かれている。2冊を読み終えてしまった。 じっとしていたので、体を動かしたい気分になった。そこで、キールに頼んだら「ずっと寝てたし。動かしてもいいんじゃねえのか?」と言って許してくれた。もちろん、キールも一緒についてきた。 いつも着ている、普段着に着替え町に出た。バックは相変わらず人が多かった。途中で立ち寄った店で「あんたら、兄弟か?」と聞かれた店もあったが、キールがすぐに違うといった。特に何も買わずに、そこらへんを歩いた。久々に歩いたせいか、足がガクガクするがなんとか宿まで行くことができた。 宿の中に入ると、オペラたちが喜んでいた。 「レオン、起きれるようになったのね」 「心配したぞ」 「もう、心配かけないでよね」 それぞれ、一言を述べた。その後、夕食をすませ早めに寝ることにした。 朝起きると、ディプレスさんたちが氷岩石をビクトリア大陸から持ち帰ってきていた。今は、隣の部屋で休んでいるらしい。 朝食を済ませると、ディプレスさんたちが起きだしたので一人ひとりしっかりあいさつをした。 今日は、城に行ってそれぞれの材料を手に入れたので元の世界に戻る方法を聞きに行くことにした。僕は、ひとまず宿で待ってることになり。キールと、ディプレスさんが行くことになった。
城の中に入って、会議室みたいなところに案内され中に入るとクレスタと、オレスが椅子に座って待っていた。俺も、椅子に座るように言われたので座った。そして、すぐにクレスタが言い始めた。 「楽にしてくれて、かまわない。君たちが、自分の世界に戻る前に気になることがあるのだが聞いていいか?」 「聞きたいこととは?」 ディプレスさんが、先に発言をした。 「エイシストっと言う名前について、聞き覚えはないか?」 「その名前は!!」 二人で、驚いて立ち上がりそうになった。 「やはり、聞き覚えがあるか。この名前は、数日前から魔物の口からしゃべられている言葉だ」 「でも、2年前に倒したはずだが…」 「そうか、あっちの世界で君たちが倒したのか。だが、やつはまだ生きていたのだよ」 「そんな、ばかな!!」 「だから、君たちの力を貸して欲しい」 「言われなくて、貸すぜ。だよな、ディプレスさん」 「ああ、今度こそ奴を倒す」 「ありがとう。場所を言おう、明確ではないがこの大陸より北西の島の近くで異様な死と闇が広がっているらしい。おそらく、奴はその島にいる」 「そうか、わかった」 「2日後に、そこに攻め込む。それまでに準備はできるか?」 「できます」 「そうか、では頼むよ」 ひとまず、話を終え城をでた。 それぞれ、苦しい戦いになるかもしれないので、2日間しっかり休養をとった。
|
|