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エイシスト 作者:ロウデン

第16回   後半
 僕が、目を覚ましたときはまだ太陽が出たばかりだった。テントから、外にでたがまだ誰も、外には出ていたい。それもそうだ、まだ太陽があがったばっかりだし。キールたちも寝てるからな…。そう思いながら、そこらへんを散歩した。
 近くの、森の中に入っていき切り株に腰掛けた。鳥のさえずりが、そこらへんから聞こえてきて、とても気持ちが良かった。気がついたら、野ウサギが足元で遊んでいた。まだ、この大きさからして子供だろうか…。僕のは、気がつかずに遊んでいる。そうして遊んでいる間に、時間が過ぎていき。野営地で、人の声がしてきた。みんな起きたかな?森からでて、野営地に戻った。
 野営地では、多くの兵士が朝食の準備をしていた。その中に、ネルドも混じっていた。近くに行ったら、あちらも気がついた。
「レオン君、おはよう。どう?よく眠れた?」
「うん、結構寝たよ」
「それは良かった。じゃあ、朝食作るの手伝ってくれるか?」
「何をすればいいかな?」
「サンドウィッチを作ってもらいたいけど、できる?」
「うん、何回も作ってるよ」
「じゃあ、頼むよ」
オペラとアシスが起きてきて。オペラたちも一緒に作ることになった。手を洗うときは、川のきれいな水で手を洗ったが、朝なのか水は氷のように冷たかった。そのあと、朝食を作り始めた。
 僕が作ったやつは、兵士たちが驚くほどおいしいと言ってほめてくれた。僕は、てれながら朝食を済ませた。これをきっかけに、兵士たちに顔を覚えられた。
 兵士たちが、片づけをしてるときにネルドに聞いてみた。
「ネルド、これからどこに行くか決まってるの?」
「ああ、このまま。ナレスタ王国を攻めようと思う」
「わかった。とうとう最終決戦だね」
「そうだな、気合入れていくか。ナレスタ王国もここからすぐそこだしな」
そのあと、野営地を出発した。太陽が真上に来る前にナレスタ王国の国境を越えた。国境を越えた後、すごい胸がぞくぞくした感じに襲われが、すぐにおさまったが。嫌な気持ちは、治まらなかった。そのまま、全身をしていくと兵士たちの顔に驚きの表情が浮かんだ。それは、前方に魔物の群れが現れたからだ。この大陸の人間はこれほどの大量の魔物を見たことがない。なので、驚きと恐怖が浮かんだんだろう…。そのまま、魔物は兵士たちを襲い兵士たちは恐怖のあまりに逃げ出す人も出た。何人かに襲いかかろうとしている魔物に、僕は剣で次から次へと切りかかる。
「ネルド、魔物も。人と同じで、倒せる敵だ。普通に戦えば勝てる」
「そうかわかった」
ネルドが、全軍に「人間と同じで、倒せる敵だ」と告げて。全軍に力が入った。そして、戦闘が始まり最初は、おされ気味だったが。なれた兵士たちは、どんどん押していく。僕も、なるべき兵士を襲いかかろうとしている敵を攻撃した。
「大丈夫ですか」
「ああ、すまないな」
兵士を助けて、走り出そうとしたら。ゾンビが、まだ力をだして足をつかんでいた。走り出そうとしたため、そのまま。前に倒れてしまった。ゾンビの手の力が、徐々に強くなっていく。足がメキっと音を立てた。しかし、途中で痛みが消えて顔だけ振りむいた。さっき助けた兵士が、ゾンビを殺していた。
「大丈夫か」
「今度は、僕が助けられちゃったな」
「お互い様だ。足は、大丈夫か」
足は、出血はしてはいなかったが、赤くなっていた。おまけに、結構痛かった。それでも、無理をしてしまった。
「大丈夫だよ」
そう言って、立ち上がったが、バランスを崩して倒れそうになったが、兵士が支えてくれてた。
「おいおい、本当に大丈夫かよ…。まあ、少しそこで休んでろ」
その言葉だけ残して、魔物と戦いに向かっていったが彼とは、もう会うことはなかった…。
 その後、魔物をなんとか全て撃退することができた。この戦いで、負傷者はだいぶ出てしまった…。そのとき、魔物の体が炎に包まれそこに違う姿が現れた。そう、ナレスタ王国の市民たちの姿だった…。だいたいは、服装でわかる…。兵士たちは、ただ悔やみ見ていることしか出来なかった…。
「ナレスタ王!!市民まで…。ゆるさない!!」
この戦いで、どの兵士にも憎しみが満ち始めた。そのまま、ナレスタ城に到着した。
 城門は、しっかりと扉が閉じられていた。そこを、木の棒をぶつけて徐々にあけていく。その活動を阻止しようと、ナレスタ兵は全力で攻撃を加えてきた。
僕は、扉を壊す方にまわされた。そこに、強力な炎の矢をぶつけていく。オペラも、魔法をぶつけていく。あと少しで、開くと思った瞬間。オペラが、悲鳴をあげて倒れた。敵兵が放った、矢が命中したのだ。僕は、攻撃を中断させてオペラに駆け寄って。傷口を治療した。治療呪文を休めることなく、話しかけた。
「オペラ、大丈夫?」
「大丈夫よ、これぐらいの傷。でも…。当分、動けそうにないわね」
「そうか、安全地帯まで連れて行くよ」
「大丈夫よ。一人で歩けるわ」
「その傷じゃ、危ないよ。さあ、行くよ」
オペラの手をつかみ、魔力を体の中心に集めた。そして、その場から消えた。初めて、使ったテレポートの呪文はうまくいき、自軍の兵士しかいないところにたどり着いた。
「これで、よし」
「レオン…。あなた!?」
「ああ、ちょっと初めてやったけど。テレポートを試してみたんだ」
「あんたねぇ…。まあ、ありがとう」
「どう、いたしまして。じゃ、行くね」
「気をつけて」
と言う前に、レオンはその場から消えた。
 今度は、少し失敗してしまった。城壁に行けたのはいいが、城門と反対側に出てしまったからである。走って、もとの位置に戻り。再び、魔法をぶつけ始めた。なんとか、城門を壊すことが出来た。攻撃していて気がつかなかったが、体に3本矢が刺さっていた。集中していて、気づかなかったらしい…。矢を抜き傷口をふさぎながら、ネルドと一緒に城の中に攻め込んだ。
 城の中も、兵士の数は多かった。僕は、後方から魔法でネルドの支援をした。時々、倒れた仲間の兵士の治療もおこない、休む暇がなかった。
「ネルド様、ここは我らが抑えます。先へ!!」
兵士が叫び、敵兵を抑え始めた。
「わかった。レオン君、君も来てくれるか」
「うん、わかった」
戦場とは違う方向に走り出し。階段を見つけ、とにかく奥へ奥へと向かった。3階に行くと、敵兵士の数が減ってきた。
 とうとう、大きな門の前に来た。
「ここが、王の間か…」
ネルドが、そっと扉を開けた。中には、王座があり。そこにナレスタ王が座っていた。
「やっと、来たか。では、最後の戦いと行こうか」
ナレスタ王が、近くにあった槍を持ち、突っ込んできた。
 ネルドと、僕は回避してそれぞれ左右から攻撃を加えたが、簡単にはじかれてしまう。ネルドが、剣で切り込んでいるところに、後方から炎の矢をぶつけるが、簡単にかき消されてしまう。
「その程度の力か!!」
ナレスタ王の体から、黒い光が現れた。その闇は、僕たちの体をも飲み込んだ。闇の中にいるとだんだん、体から力が抜けていった。膝を突いて、剣でなんとか体を支えるのがやっとだった。
「闇…。そうだ!!光の呪文なら」
心の中で、そう思い。ありったけの魔力を光に変えて、外に放出した。闇は、光に負け。あっと言う間に消え去った。ネルドは、あまり体力を奪われなかったらしく、あまり疲れてはいない。僕も、ふらふらになりながら立ち上がった。ネルドは、近くに駆け寄った。
「レオン君、大丈夫か?相手は、闇属性だ、君は光呪文が使えるね?」
「うん、強いのは使えないけど。少しは」
「そうか、少しつらいかもしれないが。光呪文を途切れさせずに、放ち続けてくれるか」
「うん、わかった」
「じゃあ、頼むよ」
ネルドがナレスタ王に走りこみ、王が槍で攻撃をしようとしたところに光呪文をぶつけた。王の手から、槍が転がり落ちた。
「こしゃくな!!」
ナレスタ王が、目の前から消えた。「テレポートだ!!」思ったときには、遅く。目の前に王が現れ、手には闇の魔力で作った。闇弾が、体に向けられていた。
 一瞬だったので、防御するひまもなく。闇弾をまともに直撃してしまった。体が、弾き飛ばされ部屋の壁に背中を強く打ち付けられてしまった。
「早く、立たないと…」
足に力を入れるが、思うように力が入らない…。逆に、体から力が徐々に抜けていく。ナレスタ王が、槍をもち攻撃してきた。よけようとしたが、体が動かずに右肩に槍が貫いた。肩から、大量の血があふれ出した。左手に光弾をためておいたのを、ナレスタ王の右腕に向かって、投げた。ナレスタ王の腕が少しこげた、だけだった。今の魔法で力を使い果たしてしまった。そのまま地面に倒れこんで気を失った。
 ネルドが、ナレスタ王に向かい背後から攻撃したが、かわされてしまった。そのすきにレオンの近くに駆け寄った。声をかけたが、返事がない。心臓が動いているか確かめた。心臓は動いているが、体が少し冷たくなっている。「早くけりをつけなくては」そう思いながら、布をちぎってレオンの傷口にまきつけておいた。これなら、少しは出血はおさまるかと思ったからだ。一息ついたら、ナレスタ王に駆け出した。
 その後、何回も剣と槍をぶつけあい長い戦いが続いた。そのせいで、疲労がたまりだんだん動きが鈍くなってしまった。そこを逃さず、ナレスタ王は槍を突き出してくる。その攻撃をよけようとしたら、転倒してしまった。ナレスタ王が攻撃をしてこようとしたが、ナレスタ王の腕が動かない。
「なぜだ。なぜ、動かない!!」
ネルドも、何故動かないかはわからなかった。
「そうか、さっきの赤髪の小僧の傷のせいか!!くそ、今頃!!」
ネルドは、そこを逃さずに切り込む。ネルドの剣が、ナレスタ王の心臓を貫き大量の血が吹き出た。
「っく!?私の、野望もここまでか…。だが、タダでは死なないぞ!!」
ナレスタ王の体から大量の闇があふれ出し、城の壁に激突していく。その衝撃で、城が崩れ始めた。
「ははは、貴様らも道連れだ」
ナレスタ王は、叫びながらがれきの中に消えていった…。
 ネルドは、ナレスタ王の最後の姿をみてレオンに駆け寄った。レオンにがれきが少し、のしかかっていたのをどけた。脱出するために、レオンを背中に背負い城門まで、走った。
 帰りは、がれきをよけながら。進んだせいで、かなりの時間がかかってしまった。もうすぐで、出口が見えたとき出口がガレキで埋もれそうになっていた。そこを全速力で抜けようとして、なんとか抜けることが出来た。外では、兵士たちが買ったのを喜んでいた。兵士たちの間を抜けながら、治療室に急いでいった。
 治療室に着いたら、すぐにレオンをおろしてベットに寝かした。顔色は、悪くなっていて、体も冷たくなっていた。医者は、とても危険な状態らしくすぐに体を温め。傷口の手当をはじめた。
 こうして、長いナレスタ王国とセイナ国の戦いは終わった。

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Novel Editor by BS CGI Rental
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