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星空 作者:rota

第9回   キニナルカコ
ジョアン 「でも、そのヴォルトって人は…」
メルディ 「なに?」
ジョアン 「望んでないと思うよ。」
メルディ 「何で…そう言えるの?」
ジョアン 「だってさ…ヴォルトって人…あなたに教えたかったんでしょ?」
メルディ 「…」
ジョアン 「別れは終わりじゃない。って…」
メルディ 「終わりじゃないから…会いに行きたい。」
ジョアン 「無理に行っても…喜ばないな。私なら。」
ゆるいで 「あ、邪魔して悪い。」
ジョアン 「ん、大丈夫。入っていいよ。イディオスさんもどうぞ。」
イディオス「ありがとう。」
メルディ 「で…ジョアンは、何歳になったんだっけ?」
ジョアン 「やだな、メルディの一つ上。18だよ。ああ、こっちに来てもう6年か…」
メルディ 「早いね。」
ジョアン 「そうだね…。」
???  「あ、ジョアーン!」
ジョアン 「桜花ちゃん。」
桜花   「あれ?お友達?」
ジョアン 「うん。リヴ界のころの友達。」
桜花   「へぇ。私、桜花。今年、こっちに来たの。よろしく。」
メルディ 「うん。私は、メルディ。」
桜花   「メルディちゃん…でいい?」
メルディ 「好きなように呼んでいいよw」
ゆるいで 「あ、ちょっと向こうで話してくる。行こうぜ、イディオス。」
イディオス「え、ああ。」


ゆるいで 「全く。女同士の話だと、話に入りづらい…」
イディオス「そうか?」
ゆるいで 「…」
イディオス「どうした?」
ゆるいで 「リヴ界の話が出ると…いつもあのころを思い出す。」
イディオス「?」
ゆるいで 「ま、お前が信頼できるようになったら話してやるよw」
イディオス「言えよw気になるじゃないかw」


桜花   「帰るの?」
メルディ 「いろいろあってね…」
ジョアン 「好きな人に会いに行くんだってさw」
メルディ 「もぉージョアン!そんなわけないじゃんww」
ジョアン 「あははw」

でも…本当はヴォルトのこと好きだったかもしれない。
ヴォルトからもらった500dd…今でも大切に持ってる。

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Novel Editor by BS CGI Rental
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