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星空 作者:rota

第11回   ワカレ
メルディ「なんで…?」
ゆるいで「しょうがないことなんだ…わかってくれ…」
メルディ「…だよ…。」
ゆるいで「え?」
メルディ「もう…嫌だよ…」
ゆるいで「メルディ…」
メルディ「皆…私の前から消えていくのは…もう嫌だ!」
ゆるいで「これには、事情があるんだ…」
メルディ「…さよならっ!」
ゆるいで「あ、メルディ!」

私の周りから…仲間が消えてゆく…
一人ぼっちになるのが怖くて…ただ走った。
目的地は自分の島だ。
私の島には、桜花ちゃんがいた。


桜花  「あ…メルちゃん?」
メルディ「桜花ちゃん…」
桜花  「どうしたの?」
メルディ「…帰るから。」
桜花  「え?」
メルディ「絶対に…帰る。リヴ界に。」
桜花  「無理だよ!リヴ暦3032年の間、一人もリヴ界に戻ってないよ?」
メルディ「できる…。そんな感じがするの。」
桜花  「え?」
メルディ「帰れないなら…どうしてこっちにこれたの?」
桜花  「…」
メルディ「絶対突き止める。そして、ヴォルトに会ってみせる。」

私はまた走り出した。

桜花  「あ、メルちゃん!」

目的地はミュラー教会。
ここなら…きっと…会える。
教会の奥にいるオスに話しかけた。

メルディ「ミュラー様って…どこにいるか知ってますか?」
オスリヴは両手を広げこういった。
ルディア「ミュラー様は天に住んでおられます。しかし、今の文明では天に行くのは無理でしょう。」
メルディ「…天。」
ルディア「はい。しかし、必ず行けないとは言っていませんよ。」
メルディ「え?」
ルディア「ちょっとこっちに来てみなさい。」


私は教会の裏に連れて行かれた。

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Novel Editor by BS CGI Rental
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