――次の日の朝。 【チュン、チュン、チュン・・・・】 「ン・・・・・〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜、・・・・・・エルー?」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・スー・・・スー・・・・」 「・・・・・・・フフフッ♪」 クレアは、緊張感のないエルの可愛い寝顔に思わず微笑んだ。 「エルはまだ寝てるのかー・・・・・・、よーしっ!木の実でも取ってこようっと!・・・・まだ朝だし、マグはいないわよね・・・・」
【ザッ、ザッ・・・・・】 「・・・・・・あ」 クレアが見つけたのは赤い木の実。 「コレ・・・・確か“ターナトス”・・・・・・、確か、エネルギーの元になるのよね・・・・・・フフッ、エルにピッタリね」 そういいクレアは赤い実を摘んだ。
【・・・・・・・ドックンッ・・・・・・・・ドックンッ・・・・・・・】
「っっっ!!!!!あああっ・・・・・・!!!グッ・・・・・!!!」 またしてもクレアの胸が苦しみだした。 「ッッ・・・・・・・・ハァッ、ハァッ、ハァッ・・・・・エ・・・ル・・・・!!」
【キィシャア!!!!】 「!!!」 突如マグが襲ってきた。 (っっ・・・・・・・・・・・・・・・・・)
【ドギュン!!!!!】
「・・・・・・・・・・・・・・・エ・・・・・・・・・・・・」
エルがクレアを庇ってマグをガンで撃った。 「・・・・・・・エル・・・・・・・」 「クレアさんっ!!!大丈夫ですか!?ケガは!?」 「・・・・・・・フ・・・・・フ・・・・・だい・・・・じょう・・・・・・・ぶ・・・・・・」
【フラッ・・・、ドサッ・・・】
「クッ、クレアさん!!??」 クレアは倒れ、そのまま意識を失った。
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