■ トップページ  ■ 目次  ■ 一覧 

その言葉を待っていた 作者:綺依 憂倭

第9回   9
んんッ・・・・?
なにか重い物が乗ってる・・・?
ぱち・・・
「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああ」
「朝っぱらからにぎやかだなあ」
「ちょ、ちょちょちょ・・・・・あのッ・・・・・・・・・・;」
「なに?」
「無意味に接近するのやめて頂けないでしょうか・・・」
心臓破裂するわよ
「ん・・・起こそうとしただけ」
「!!どういう方法で?」
「キス」
は!?
「な・・・なっ」
「う・そ」
「ふ・・・ふう・・・」
「なに、安心したの?」
「・・・ま、ね」
「ちえー」
「なによ」
「したかったな。キス」
唇に指を当て無邪気な笑顔で微笑む
てか・・・その体制やめてくださります?
あたしを跨ぐように覆う被さってるような体制はやめて下さい
「今・・・何時・・・」
「7時」
「学校って何時からだっけ」
「9時」
「ん、」
「着替える?俺でてくけど」
「ん・・・ていうかね、ここ雄二の部屋・・・」
「あ、そうなの?」
「昨日あたしの部屋で雄二寝てたから・・・」
「そうなの?」
「うん・・・・・」
眠い
もの凄く眠い!!
「着替えに行く・・・」
「大丈夫?ふらついてるけど」
「寝起きだから・・・」
「ふーん」
「朝ご飯作っておいて・・・」
「はいはい」
雄二の料理たべたことあるけど
超美味しいしね
制服に着替えた
「ふん・・・あのさあ・・・」
「ん?」
「華那恵って無防備だよね」
「?どういう意味?」
「何でもなーい」
「・・・;;」
無防備?どこがよ
すんごいがっちり装備固めてるじゃないのよ
「出来たけど・・・どこに置けばいい?」
「ん・・・此処」
さてさて。
雄二のご飯を食べますか

← 前の回  次の回 → ■ 目次

Novel Editor by BS CGI Rental
Novel Collections