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その言葉を待っていた 作者:綺依 憂倭

第8回   8
あたしたちはベットに座ってカクテルを飲んだ
「華那恵が入れるカクテルは超美味いな」
「そう?」
「ん?!」
「え?」
「華那恵半分服脱いでない・・・?」
「はだけてるだけよきっと」
「ちょ、俺男だし、や、やめ」
くて・・・
雄二の胸に倒れ込んだ
「ど・・・・・・・・・どうし・・・・・・か・・・華那恵・・・」
「ふにゃあ」
「よ・・・酔ってる・・・?」
「むー」
「か、華那恵」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「ね、寝てる・・・」
「ん・・・ゆ・・・じ・・・」
「ったく・・・無防備な奴・・・・」
・・・ん?
今何時・・・?
1時・・・
あ、寝ちゃったんだ
大丈夫だ1時だし
今からシャワー浴びて寝る・・・ん?!
「ゆ、雄二」
「ふ・・・」
雄二が隣で寝てる
「な、何て事を!!あたしは何て事をしたの!!知られたら不潔だって言われるわ!!」
下はミニスカで、上は下着
雄二は上半身裸だった
下半身はって?そんなの見たくもないわよ
てか見るなんて変態だわよ
「・・・はいるか・・・シャワー・・・」
ぺたぺたと床を歩いていくと
「・・・好・・・き・・・」
「!!」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「なによびっくりさせんじゃないわよ!!もう!!」
好きな子の夢見てるのか・・・
心臓が痛いわ
シャー・・・
風呂場に寂しくシャワーの音がひびく
「あ、上がろう・・・」
キュッ
シャワーを止めた
「・・・しょうがないよね・・・」
上がってバスローブに着替えた
「あ」
雄二、あたしのベットで寝てるんだった
「んー・・・」
空きのベットで寝るか・・・
一回自分の部屋に戻る
「・・・・・馬鹿」
雄二の頬をつつく
すると、ん、と呻いた
「さあて、寝るか」
軽く伸びをして
雄二の部屋になる所のベットに飛び乗った
「ふ・・・眠い・・・」
軽く溜息を吐いたあと
眠りについた

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Novel Editor by BS CGI Rental
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