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その言葉を待っていた 作者:綺依 憂倭

第17回   17
「俺だってさ、華那恵ちゃん好きなんだから」
そう言ったときの
…真相の 表情、がさ
痛々しげで、さあ??
「…御免」
そう言って あたし達は無言になって
李依と雄二に合流した
移動教室で
教室に着いた後
何故か
寒気が襲ってくる
「っ 寒い」
「え?暑いじゃない」
「え?あたし寒…」
そこで 記憶は途切れた
後で分かったが
倒れたんだ、と。
過労と風邪らしい
保健医の先生が言ってた。
「水澄さんなんか我慢してるの?」
…うーん、
我慢してると言えばしてるかな
この頃仕事尽くめだったしね?
大変だ大変だ。
「いや、別にそんな事無いですよ」
愛想笑い浮かべて先生の問いに応じる
嗚呼
眠いな
日差しに誘われて
あたしは
眠りに落ちた
ゆっくり
ゆっくり
ゆっくり
ゆっくり
ゆっくり
 ・
 ・
 ・
 ・
 ・

堕ちて
堕ちて
堕ちて
堕ちて
墜ちて
墜ちて
墜ちて
墜ちて
落ちて
落ちて
落ちて
落ちて
おちて
オチテ

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Novel Editor by BS CGI Rental
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