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その言葉を待っていた 作者:綺依 憂倭

第15回   15
「そんなの分かってるよ」
あたしは李依の手を振り払っていった
「だからこそ、辛いのよ。」
「辛いんだったらすっきりしなさいよ・・・」
「いいから」
なんとか李依を落ち着かせた
「教室・・・移動でしょ?行こうよ」
「そうだね」
李依はまだ考えてる
「華那恵!!宮迫!!」
「華那恵ちゃ〜ん!李依ちゃ〜ん!」
後ろから
雄二と真夷が居た
「一緒にいかねえ?」
「ん、んあ。いいよ」
「華那恵ちゃーんー」
「真相は李依に抱きついてろ馬鹿が」
「酷い!!;」
真相は舌打ちした
とんとんと床に踵を打つ
「そいや、雄二。」
「ん」
「女子にこんな手紙が回ってますよ」
さっきの手紙をみせた
・・・・・・・
あたしは雄二の反応を待った
「ぐあしゃああああああああああああああああああああ!!!!」
両手でもってた手紙を一気に破った
「予想よりすごい反応してるね、雄二」
「ほんとー。面白いね。雄二くん」
「哉田?」
「俺違うっつうううううううううううううううの!!俺じゃないって!!」
雄二は涙をうっすらと浮かべあたしに訴えてきた
「分かってる、だから落ち着け雄二」
ぽんぽんと雄二の頭を叩く
「あ、哉田。男子にも回ってたぞ」
「うげえええええええええ!?」
「あ、大丈夫。俺に一番最初に回ってきたから、しっかり次の人に回したよー」
「「なにが大丈夫なんだよ!!!」」
ハモった。
あたしらって最強のハモりキャラだよねー
あたしは真夷の首を軽く絞めた
「ごごごごごごごごめんなさい!!!!嘘ですって!!破きましたよ。」
「初めからそう言えよ」
「冗談なのに・・・」
「真相は冗談下手だから却下」
「ええ〜?」

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Novel Editor by BS CGI Rental
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