「麻帆ちゃん・・・・・・・・・。」 「華那ちゃん!!あたし、哉田君とキスしちゃった!!!!」 ―――知ってるよ。 「え?華那チャン喜んでくれないの・・・・・?」 当たり前だろ。あたしは雄二が・・・好きなんだから。 「そんなわけないじゃん!!良かったね!!麻帆ちゃん!!」 嘘ついちゃった。 ふととなりを見ると李依が睨んでいた 「でしょ?!明日も待ってるって言ったらね無言で行っちゃった・・・。来ると思う?」 「わかんないよ。あたし。雄二じゃないんだから」 苦笑だとばれないように頑張って本当の笑いに近くした 「華那、あたし先行くよ?」 「あ、もうそんな時間?」 「うん」 李依も苦笑を浮かべる 「ごめん麻帆ちゃん。ちょっと行かなくちゃあ・・・」 「そっか。分かった。ごめんねー。んじゃ後でね」 麻帆ちゃんは手を振ってあっちへ行ってしまった 「なんで嘘つくの」 「仕方なく」 「仕方なくじゃないわよ!!」 今度はぐーで殴られた 「はー?一体あたしが何をしたって言うのよ・・・?;」 「したわよ」 「何を」 「麻帆も親友なんでしょう?親友に嘘ついた」 「・・・ごめんなさい」 軽く頬を引っ張る 「・・・まあ、今回のは麻帆が悪い」 「だよね!!」 「だよねじゃありません!!」 がこん。 また殴られた。 「痛いんですけど・・・李依さん」 「痛くしましたよ、華那さん」 ほんっきで 痛いゆうとんねんか!! 「うううううう・・・」 「泣くな華那」 頭を少し撫でる 「泣くよ、そりゃあ。だって痛いもん」 李依は少し笑った 「ごめ〜ん」 そしてあたしは俯いた 「でもさ・・・華那、いつまで隠すの?」 「・・・・・・・・・雄二さあ」 「うん」 「モテるから・・・すぐ彼女出来るって・・・だから・・・言わない・・・」 李依はあたしの顔を無理矢理上げて言った 「あんた、それだからだよ。雄二くんも気づかないのよ・・・」
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