堂々と・・・屋上だけど あたしにキスをした 「・・・なに・・・」 「・・・・・ごめ・・・」 「あ、謝ること無いって、どしたの」 「・・・南にキスされた」 「・・・・・・!」 涙目になりそうになった でも李依と真相が助け船を出してくれた 「華那!!」 「哉田あ!!」 「っ・・・」 李依に抱きしめられながら、声を出さずに涙を流す 「雄二くん、で、どうしたの?」 「告白断ったら思い出に、とか言ってキスしてきて・・・、明日も此処で待ってるとか言ってきやがって・・・」 「・・・っ・・・雄二・・・」 涙で濡れた頬を拭いて雄二を見た 「大丈夫だよ・・・、行かなくて良いよ・・・・・ほんとのこと言えば良いじゃん・・・。好きな子居るって。」 「・・・・・・・・・」 「その方がいい・・・よ。雄二が麻帆ちゃんの事好きなんだったら別だけどね・・・」 「そんなこと・・・無い・・・」 「・・・そっか」 無理強いして作り笑いした 麻帆ちゃんの事・・・好きにならない男の子なんていないんだから・・・ キーンコーンカーンコーン・・・・・・・・ 「あ」 「鳴った」 HRが始まる5分前のチャイム 「・・・・・・・・戻るか。」 「ん・・・あ・・・うん」 その間、無言で居た。 授業中に手紙が回ってきた ―――――――――――――――――・・・・麻帆・・・ちゃん・・・・ 誤解にも程があるよ・・・ 「華那」 「うん?」 「手紙、回ってきたでしょ」 「あ、うん」 「あたしにも来たの」 ぺら、と見せる 「李依とあんま仲良くないのになんでだろ」 「キス自慢じゃない?」 「華那ちゃーん!!」 ・・・・げ。 「噂をすればなんとかってやつか」
麻帆ちゃん・・・・。
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