「ふーん・・・かよ;;」 「だーって言うこと無いじゃんか」 かぱ、と珈琲の缶を開けた 「あ、華那恵ちゃーん」 真夷が抱きついてきたのにもかかわらず李依を向いていた 「・・・てかさ、好きならちゃんと向き合いなよ」 「え・・・」 李依はあたしが雄二の事好きなのを知っている 「逃げるんじゃなくて、向き合うのよ」 「だっだって・・・っ・・・」 「だってじゃないのよ」 李依が持っていた空き缶でがこんと殴られた 「痛い!!;」 「李依ちゃん;;」 「言い訳無用」 ふ、とクールな微笑を作り、言った 「・・・まあ・・・幼馴染みって言う良い言い訳があるじゃない。」 「そ・・・そんな」 「なにが?」 「真相、あっち行け」 ひじ鉄を食らわす 「ひ・・・酷い・・・」 「黙れ」 「・・・;;華那;;」 「で、でも・・・・そんな言い訳効かないと思・・・」 「だから。」 急に深刻な目をする どうしたんだろう いや、あたしがこうしてるのか・・・ 「華那恵ちゃん、好きな子には正直で居た方が良いんじゃないかな?ほら、俺みたいに!!」 「どこがだよ」 「えー?全部?」 「未練がましいな」 「ひどー」 もう一発腹にひじ鉄 「華那・・・今日職場行く?」 「あたりまえよ。マスターだもん」 「そーだよねー」 「あ、李依、枡江から手紙貰ってなかった?」 「やっべーみてねー」 「ラブレターじゃねんの」 がさっと鞄をあさる 「あった・・・」 「おい、無くしそうだっただろ;;」 「まじー」 「まじー・・・じゃねーよ!!;」 「てかあ、華那恵も客からレター貰ってたじゃん」 「あー・・・・・・あれねー・・・。雄二が破って捨てちゃった・・・;;;」 「なにー、雄二クン?」 「しらないけど、怒って」 「あ、雄二クン」 「きゃああああああああああああああ」 「叫ぶなよ。耳いてえな」 耳をぽんぽん押さえる ん・・・機嫌悪い? 「雄二」 雄二の近くによる 「どうしたの?」 「華那恵、口、拭いて?俺の」 「え?な、なんで?」 「華那恵の口で」 ぐい、と体か持ち上がった 気が付くのが遅かった・・・ 避けなかった、分かってたのに
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