更新遅れた気がする_|\○_ どーも、ギーガスです。今回は空地戦争の後半、『戦友』です。 1万文字超えないか心配ですが宜しくお願いします。 そうだ!あと、お絵かき掲示板を設置したのはこの小説に出てくるこの小説では説明できない所を 武具や建物なんかを描いて見たいと言う勝手な欲望があったので設置しました。 お絵かき掲示板に描いて良いのなら小説掲示板にて書き込んでください。
一
オーマン台国 某研究所 どこからか、声が聞こえる。 「Dr、とんでもない物を発見してしまいました!あ、あのU-Puの約千倍もの威力を持つと思われます」 DrことDrハカセと、その助手(1話に出てきた人とは別人)だ。 「な、何じゃと!あの砲弾の千倍とは…しかし、この地球では使えぬ。使った罪はワシが死んでも永久に圧し掛かる…そうじゃ!DDDに渡してしまおう!そうすればもうわしの罪は消えてしまう。ついでじゃ、このブレインも一緒に渡そう。良いか?ブレイン」 そうDrハカセが言うと、液体らしき物体が入っているカプセルから、ボワァァァ…と言う音が聞こえた。 「…ハカセ、何か変だな」 ボソッと、Drハカセに聞こえないように助手は呟いた。
二
その頃、あの人…サフィアは、とても暗く、寒い…少し湿っている所に居た。 「ここが…天上(天国)なのか…こんな所が―雲の上でもなく、明るくも無く、ワイワイガヤガヤと賑ってさえも居ない…」 サフィアがボーっとしていると、遠くから<コツ…コツ>と言う音が響いてきた。 「誰だろう…」そう思ったが、口には出さなかった。まさかここまでパララが追ってきたのか?それともこれは夢なのか?段々こっちに近づいてくる…。 ついにサフィアの目の前まで来た。顔は…良く見えない。そして― 「お、やっと気が付いたか」 ―どうやら、最低でもパララではない。て、天使なのか?背は確かに普通の人よりは小さい。 「せっかく倒れてた所を助けてオイラの家に寝かしてたけど・・・どうやらお前、土人(ダー)じゃないな!」 「え?俺を…助けた!?俺、死んでたんじゃ…それに、土人?」 「ケッ!せっかく助けてやったのに開口1番から質問攻めかよ!この…恩知らず!― いきなりこの人(人と言うより狸と人が混ざったような生き物だが)の口調が変わった。 ―しょうがない、教えてやろうか。確かにお前は死んでた様に見えたさ。でも、微かに息してたから気絶してるだけだとすぐ分ったんだ。このままじゃ皆に迷惑だからオイラの家に送ってやったのさ。そしてここは天上じゃない。れっきとした国『地底大陸』じゃん!」 「地底大陸…」サフィアが繰り返した。ついに目指していた国が見つかった。あの沼が地底大陸の入口とは…通りで知らないはずだ。と、サフィアは思った。 「おいらが話してる間は喋らないでくれる?」 「あ、ハイ…」サフィアはかなり弱腰だ。 「えーっと…そうだ。土人とは、この地底大陸に元々居る人種で、オイラみたいなのがいっぱい居るんだ」 「ふーん、狸――そういった瞬間 ――この…バカチン!オイラ達は狸じゃない!……う〜ん……お、お前の名前は何だよ!まだ自己紹介して無いだろ!」 「あっ(狸以外に思い浮ばないのか)そうだったな…俺はサフィア。君は?」 「ア〜〜#何度言えば良いんだよ!この忘れんぼ!気絶してる間に137回も言ったじゃん!」 「気絶してるんだから分るわけ無いだろ!…で、名前は?」 「ハイハイ、言うじゃん。オイラはロッジャー。正確にはロッジャー・メイト皆からはブーメランのロッジャーと言われてるったい。地底大陸じゃ誰でも知ってるじゃん」 ロ…ロッジャー。こんなに早く探していた人が見つかるとは…。 「ロ…ロロロロロロ、ロッジャー!?お前が俺の探してたロッジャーなのか!頼む、俺達S.P.Eの手助けをしてくれ!」 勿論ロッジャーは「何でお前の手助けしなきゃいけないんだい?」といって断った。 「今起こっている『戦争』を終わらせるには…アナとソフィヤを助けるには君の力が必要なんだ!」 その時、ロッジャーの口調がまた変わった。 「戦争…‘ソフィア’お姉さま…死んだ…地軍(デス・フェニックス)の虐殺…お姉さま…‘ソフィア’お姉さま!逢いたいよ!」 「ロッジャー…’ソフィア’…’ソフィア’って君の姉なの?(ソフィア…ソフィヤに名前が似ているな)」 「そう…殺されたんだ。地軍に」 「実は‘ソフィヤ’も地軍に捕まってるんだ」 「…分った。すぐ行こう」今度はアッサリOKを出した。 ロッジャーはすぐに形の違うブーメラン2本(1つはV字に折れ曲がり、中央に『Ω』の中に『・』が入っているマークが印刷してある。2本目は中央から等しく3本の板が出ている。その中の1本は少し凹んでいて残りは刃が付いている)に小さな2枚の写真を持ってきた。 そして、そのブーメランの中でV時に折れ曲がっている方のブーメランを出し、なにやらボタンを押すと、2つのブースター(ブースターとは、ロケットのように炎を噴出して空を飛ぶ道具)が出てきた。 「場所は地軍隊基地だね?今から行くじゃん!そういえばサフィアって空飛べるの?」 「飛べるよ。このトライブレスに「フーリ」を唱えると…ほらね。これで飛べるんだ」 「スゲェ!…じゃ、オイラに付いて来るじゃん。近道知ってるから。神聖渓谷から行くじゃん」 「神聖渓谷…懐かしいなじゃあ行こう!」 「発射!」 サフィアとロッジャーが一緒に叫んだ。
三
「発射!」「ドガーン!」 S.P.Eの小型大砲が地軍隊基地内で炸裂した。 「ウワァァァァ!」「ギャァァァァァァ!」 地軍の兵士が数人吹っ飛んだ。 「隊長。どうやらこの部屋に2人が居るそうです。なぜなら、分長(S.P.Eの階級下から6番目)のジュナンの精密な計算によって…」 S.P.Eの分長、ムッソリーニが言った。 「分った分った…でかしたぞ。」 隊長が言った。 「今、ピキグの呪文で扉の鍵を開けました」 さっきムッソリーニが言っていたジュナンが言った。 「分った。では、今からこの部屋に突っ込むぞ!よし、行くぞ。1―2―3―GO!」 バコン! シュルシュル 「うわ!な、何だ!この…縄は!?」 この言葉に、懐かしい中年親父…いつの間にチュイスタンから戻ってきたパララが答えた。 「クックック…それはポペマーのロープだ。このロープはいくらでも伸ばす事が出来、そしてキツ〜く縛ることも出来るのだ!!!2人をさらい、今もこうして縛られているのだ!」 気付けば、パララの後ろにポペマーの右手の『子〜中指』の3本のロープで縛られていた。(隊長達は左手の『子〜中指』である) 「お、お父さん!」ソフィヤが言った。 「み、皆さん!」アナが言った。 「さて、そろそろ‘ザコ’から消すか。ポペマー、あの端っこの目立たない空兵の首を縛ってやれ!」 「ワァカァッタァ〜」そういうと、残りの全ての指から出てきたロープが、端っこの目立たない空兵…それはジュナンだった。ジュナンの首目掛けて4本のロープが飛び掛り、ジュナンの首をきつく縛った。 「ン゛―!ン゛―!ン゛―!」と、声にならない叫びを上げた。少し経ってジュナンは<ドサッ>と言う音を立てて床に崩れ落ちた。 「ジュ、ジュナァァァン!お前ら…なんて奴だ!」 隊長が今までに無いほど怒っている。 「ムムム…何を言っている、鳳凰。お前も我が軍の兵士を何百人も殺しただろう?それに兵の命…特に歩兵なんぞただ戦って死ぬだけの‘物’なのだ!」 「納得いかない…」 「ム…ムッソリーニ!」 隊長ではなく、ムッソリーニが今度は言った。 「隊長…これだけはあいつ等に言いたいんです。許してください。…確かに僕達はあなた達の兵を殺した。でも、武具を持っていなかったり怪我を負っていた兵は保護した。僕達は清々堂々戦っている!でも、あなた達は縛り付けて自由を奪い、その上一瞬で殺すのでなく、ジワジワと痛め殺しているじゃないか!」 「うるさい!やれ!」 シュルシュルシュル!ギュウゥゥゥゥ 「ウッ!…」 「ム、ムッソリーニ!」 「死ねば何も口出しは出来ん!」 「違う!死んでもテレパシーがあれば…」 隊長が叫んだ。 「そうか…では次は鳳凰…君だ。死んでも口出し出来るのならやって見ようではないか!サラバだ…我が親戚よ」 パリン…シュルシュルシュルシュル 「クソォォォォォォォ!!!」 「お父さぁぁぁああぁあぁぁぁん!!!!!」 ……… ………… …………………スパッ 「…………グギャァァァァァァ!!!」 いきなりポペマーが悲鳴を上げた。 「な、何が起こった!?」 パララの背後に有る窓ガラスが割れている。 そして、2つの影があった 「お待たせ!皆!」 「ソフィヤはどこじゃん?」 そう、サフィアとロッジャーだ。2人が窓ガラスを割った瞬間、サフィアのフェニック・ソードでポペマーの指から出ている10本のロープを一気に斬ったことによってポペマーは悲鳴を上げたのだ。 「フウ…遅かったな、サフィア、そしてロッジャー」隊長が言った。 「サフィア!死んじゃったかと思ったじゃない!」とソフィヤ。 「サフィアさん、間に合ってよかった」とアナ。 「準士長!」と、S.P.Eの皆がバラバラに言った。 「待たせたな」と、またサフィアが言った。続けて― 「ロッジャー、皆を解放してくれ。特に2人を…俺はパララたちと戦う」 「了解!って、何でオイラがサフィアなんかに従わなきゃいけないんだ?…まあ良いや」 サフィアは既にパララの(愉快な)仲間達と戦っていた。 意外に不意打ちには弱いらしい。 すぐにパララの(愉快な)仲間達はほぼ全滅となった。 ロッジャーのほうの任務が終わり、暫らくこの部屋はS.P.Eの一方的な攻撃が続いた。その間にソフィアはサフィアのいる所に行った。 「サフィア、ありがとね。で、あの狸みたいのは?」 「ああ、アイツはロッジャー。ブーメランの達人だって。おっと、下がって!フェニック・スラッシュ!」 フェニック・スラッシュとは、剣を2回振り上げ、3回目で突くと言う必殺技である。この技は普通軽い剣でやるのが普通だがフェニックソードはなぜかサフィアが持つと100g程の軽さになる(何故かは不明)フェニックソードでこの技が出来るのはサフィアだけだろう。 この必殺技で地軍兵士数人は動かなくなった。 「S.P.Eの皆!最後は私の技で終わらせて下さい!」アナが言った。 「そういえばアナの技って見たことないな」 「アナちゃんは人前では努力を見せないからね。私は2・3回見たことあったけど凄いんだから!まあ見てて」 「それでは行きます!」そういったあと、アナのテレパシーで<S.P.Eの皆さんは目を閉じ、手で蔽って下さい!>と聞こえた。 「SKフラッシュ90倍!」 そうアナが唱えると、手で蔽っているのに一瞬目の前が真っ白になった。そして、目を蔽っていない地軍は― 「目がぁ目がぁぁ〜!!あああああぁぁぁぁぁ!!!目がぁぁぁぁ!!!!」 と言う叫びを上げていた。 少し経って目を開けると、今度は地軍がロープに縛られていた。これは全てアナがやったらしい。凄い早業or神業だ。 「は…速い…」ロッジャーがボソッと言った。 暫らくたって隊長が縛られたパララの前に立った。 「パララ、及び地軍隊関係者。お前らを銀河宇宙憲法の第6932条戦争類・第125条重度違法類・第124条中度違法類第123条軽度違法類の中の誘拐罪、平民虐殺罪、独裁罪、窃盗罪、空き缶ポイ捨て罪、その他色々で現行犯逮捕いたす。詳しいことは漁ってくる総務署の者から聞いて貰いたい」 「クックック…もう少しで地球を手に入れられたのに…」 「いや、U-Puによって汚染された地球は一生手に入らないのだよ…」
四
鳥人王国 鳥人王国中心塔 飲・食ノ畳 「ふう、今日は疲れたな。そうだ!今日新しくS.P.Eに入隊したものが来た。…紹介する、今回の戦いで勝利へと導いた…ロッジャーだ!」 「いえーい!オイラS.P.Eに入りました〜!」 ウォー!!!と言う歓声が上がった。 「ロッジャー、君の階級だが副長の2階級下の準士長だ」 「あれ?そないするとワイらの中から一人階級が上がるんとちゃう?もう準士長のメンバーはまんぱんやでぇ」 軍士長の関西系の人が言った。 「すると…俺たち12人(準士長の攻撃隊は12人以上多くなることは無い)の中から1人が軍士長になるのか…」 「進級すると良いですね」と隣にいたアナが言った 「今から言う。階級が上がるのは―――サフィア!」 また大きな歓声が起こった。 「ちょ、ちょっと待ってください!軍士長も6人(軍士長の攻撃隊は6人以上になることは無い)でいっぱいですよ!」軍士長の誰かが言った。 「ハッハッハ、誰がサフィアに軍士長になると言ったのかね?」 「え、じゃあ分長に下がるんですか?」サフィアが悲しそうに言った。 「いや、そうじゃない。お前はS.P.E総隊長に任命する!」 飲・食ノ畳がシーンとした。 「フーン…総隊長かー…隊長!?そそそっそそ総隊長!?」 少しざわめき、終いには大声を出さないと声が聞き取れないほどの大合唱となった。 「で、でも、俺はまだ経験が足りません!」 「そうだそうだ!」と言う大ブーイングが起こった。 「静粛に!静粛に。…サフィアよ、総隊長になるには経験が必要?いやいや、そんな物全く必要ない。総隊長にとって最も大切な物は皆をまとめる事が出来るかどうかだ。現に私もこのS.P.Eを創った時、今ほど私も強くなかった。そこでだが何故此処まで大きな署に出来たのは何故だか分るか?私に皆をまとめる力が有ったからだ」 「…でも隊長」「今は隊長ではない。‘元’隊長だ」 「ハ、ハイ…元隊長。もと隊長には皆をまとめる力が有るけど、俺にはそんな力有るんでしょうか…」 「ハ…ハッハッハ!お前と言う奴は!私の所へ来なさい」 サフィアは言われるがままに隊…元隊長の居る壇上に上がった。少し偉くなったような気がした。 「此処で皆の顔を見てごらん」 サフィアは皆を見渡した。皆はサフィアをジッと見つめている。 「どうだ?分るか?皆はお前の事を信頼しているのだよ。自分が分らない時は皆に聞けば答えが出てくるのだ。よく覚えておきなさい」 「ハイ、有難う御座いました。総隊長になった気がします。でも― 「でも―なんだ?」元隊長が尋ねた。 ―でも、何であなたは総隊長の座から降りるんですか?」誰かが思っていただろう事をサフィアが代表して言った。 「…フ、言い難い。しかし、このままだと終わってしまう。よし皆の者、よく聴け。私はそろそろ誰かに殺されるだろう」 飲・食ノ畳がまたざわついた。 「お、お父さん…誰なの!?先にその人を封じれば…」 「誰か分らない。ただし‘私の運命は変わらない’」 「そ…そんな」 「だから私の全財産を渡そう。まずサフィアは今総隊長にした。ロッジャー、お前は陸空共に素早い。だから戦闘では最前線で戦え。そして私の愛用ゴーグルを授けよう。沢山の仕掛けが有る。うまく使ってくれ」 「了解」 「アナよ、お前とはずっと戦ってきた仲だ。お前と戦ってきた思い出だけで十分だろう。そこでお前にはお前の後継ぎと成るものにこの『鳳凰翼輝(ホウオウツバキ)』を渡しなさい」 「分りました」 ――中略―― 隊…元隊長は次に口調を変えてリィナに言った。 「リィナは私の部屋に有る参考書を全てやろう」 「え!あ…あの3tトラック2台分にも成るアレを…全て!?」 ソフィヤが驚いて言った。よっぽど沢山有るらしい。 「そして最後にソフィヤ、お前には昔から欲しがっていたブルースカイ家の秘刀『ハリケーン』を授けよう。使いこなすのは大変だが、使いこなせればフェニックソードにも勝る力を持っているぞ。…オマケに今なら『鳥神』の座も授ける」 そう言い、元隊長はソフィヤにハリケーンこと針剣を手渡した。 「は、針剣…初めて持った!ありがとう!…あとお父さん、鳥神の座の与えられたプレッシャーを和らげてくれた事にも…ありがとね」 今、鳥人王国に新しい鳥神が生まれたことに、飲・食の畳は大きい歓声を轟かした。 この歓声は暫らく続気、30分後にはややざわめいているが、普通の晩餐に成っていた。 「ねぇねぇ」ロッジャーがサフィアとソフィヤの所へ来た。 「あ、今日S.P.Eに入隊した…ロッジャーだね。入隊おめでとう!」ソフィヤが言った。 「こっちこそ…鳥神に成っておめでとう!’お姉様’っ!」 このとき、サフィアは有ることに気付いた。 「こ…コイツ、女の前では猫被ってるな!」 「う…うるさい!バカチン!お姉様〜」 「……(バカチンって)」 「……(お姉様って)」
今日、新しい仲間が来た。猫を被る狸のような土人、‘ロッジャー’。また明日からもっと楽しい日々になるんだろうな――
五
誰か2人が話している。1人はDrハカセと分る。もう一人は…よく見えない。 「ここからDDDまで、この砲弾を爆発させずに行くのじゃ」 「ワカッッタ ゴシュジン」 <ビュンンンン…>と言う風に切る音が聞こえた。ハカセじゃない方の人が消えた。 「フフフ…また会おうじゃないか。‘フレイム’よ」
アトガキ アー終わったー。イイねーこの開放感!そういえば今日から冬休み!小説書いて、書いて、書きまくるぞー! …宿題は? _| ̄|○<忘れてました。 あと予定では2話書き終わったらこの小説の「WISHES to The WORLD〜星に願いを〜」が終わるんだな〜。 終わったら続篇の「THREE STARS and the EARTH〜他星への進出〜(仮)」を書いて次は、 「The LAST WORLD WAR〜戦いの中の闘い〜(仮)」を書いて次は…あ〜メンドクセ! て言うかこれ書くのがメンドクセ! て言うかもう終わる!以上!(凄い閉め方) 約7000字かー
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