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昼飯争奪戦 作者:APPLE

最終回   昼飯争奪戦
〜昼飯争奪戦〜
 
キーンコーンカーンコーン
「今日はここま...。」
もうすでに何人かの生徒は走り出していた。。。。が。
「ちょっとまてぃ。まだ授業終わってねぇだろぉが」
後ろをがしっっっとつかまれた少年はキョウシを睨む
この少年の名は土方歳三・沖田総司・原田左之助
そして土方を捕まえているのは山崎烝
「もうチャイムなったからいいだろうが、さっさと離せ!」
まぁあせる気持ちも分からないわけでもないが、
「あかん、もう一度やりなおせ!」
「あ?何でだよ。」
といいつつもおとなしく席に着く土方・沖田・原田
「じゃ終わります。」
っと、礼が終わるか終わらないかの内に再び走り出した。
「今日は負けねぇ!!!」
「私だって負けませんよ。」
「俺だって負けてたまるか!!!!」
そう叫びながら廊下を疾走していく。
「廊下は走るな!」
っとまたしてもつかまる土方。
「った、分かったからはなせオラァ!((怒」
そういっている間にも原だと沖田は先に行ってしまう。
「教師に向かってなんやその言い方は((怒」
「わぁーたからさっさとはなせっつってんだよ!!!」
「はょ謝れゃ」
「なんで謝まんねぇといけねぇんだょ!?」
「反抗したんや、謝るんがとうぜんやろ。」
「分かった悪かったからさっさとはなせっ!」
「だからその言い方が...。」
土方、山崎相手に少々てこずる

一方こちらは
「廊下は走っちゃいけませんよぉぉ」
声とは裏腹にかなりの握力でガシッッっとつかまれた総司
つかんでいるのは伊東申太郎先生
「沖田君廊下を走るなんて学生として恥ずかしくはないのですか?」
「まいったなぁ。。伊東先生説教になると長いからなぁ....。」
「え?何か言いましたか沖田君????」
「い、いえ何でもありません、ただ。」
「ただ?」
「ただ、なるべくなら急いで売店に行かなければならないのであとでお話聞かせていただきたいのですが。。」
「無理よ。あなた忘れるでしょ^^しっかり聞いていきなさい。」
「はぁ。。。」
こっちも伊東先生相手に少々てこずっている様子

といえば、残ったのはただ一人原田だヶなのだが、こっちもこっちで
「お〜原田君じゃないかぁ〜」
「よぉ校長」
とこちらは昔話に花が咲いてしまった。

そして、三人がいくつもの試練を乗り越えてたどり着いた売店
「パンまだ残ってるか?」
「あ〜わるいねぇ〜今日はもうないんだよぉ〜」
「「「まじかよ。。。。」」」
今日も昼飯争奪戦は勝者なしにおわった。

おわり

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Novel Editor by BS CGI Rental
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