〜図書室〜
「あ〜ぁ、かったりぃなぁ。」 「あ゛?なんつった?」 「かったりぃっつったんだよ!」 図書室に行ってわずか3分。早速、左之と土方が喧嘩し始めた。 「んなこと言ったらやる気なくすだろうがっ!」 「へぇ〜土方ちゃまはやる気があったんですねぇ」 「左之いい加減にしろよ!?マジぶっ殺すぞ?」 「やれるもんならやって見やがれ!」 「土方君も左之もその辺にしたらどうかな?」 「「うるせぇ!黙ってろ!!」」 「すまない...。」 ここまで来ると土方と左之をとめることはもはやあの男にしか無理といったところだろう。 「ひっじかったく〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜んw」 「。。。!?」 でた、この男の名は“伊東”まぁ顔はかっこいいのだが..趣向がかなりヤバイ...。 「土方く〜ん何で逃げるのさぁ?僕だョッッ」 「な!おま、ちかづくな気持ち悪い!」 「ひどいなぁ〜僕だって言ってるのにっっ」 「そんなこと分かってる!だから近づくなってっ!」 伊東から必死の形相で逃げ回る土方。 「待ってくれ、土方君今夜一緒に食事にでも行かないカィ?」 「だ、誰がお前なんかと。かっつぁん助けろよ!」 「悪い歳、俺ぁあんまりあいつと関わりたくない。」 「んだと!?かっつぁん!!!!!!!!」 「土方君近藤君の名前ばっかり呼ばないで僕の名前を呼んでおくれ!」 「だから!近づくな〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!」 そのままいとうとともに図書室を去っていった土方。 数分後 「ゼハッゼハッ」 息を切らして帰ってきたのは土方だった。 「伊東はどうしたんだ?」 「さぁな?」 一方そのころ伊東は 「いやぁ〜〜〜〜〜ん!土方く〜〜ん!どこにいるんだぃ??」 一人学校の裏山で迷っていた。 「あ〜ガキのころかっつぁんと遊んだのがこんなことに役立つとはなぁ。」 「歳もしかしてあの山においてきたのか?」 「まぁな。」 「よく覚えてたな。あそこはもう何年もいってないからなぁ。俺ぁもう行っても迷うだけだろうな。(苦笑)」 「かっつぁん何勉強してたんだ?」 「あ?俺か、こいつだよ!」 きら〜んと見せたのは社会しかも歴史!土方の一番嫌いなタイプだった。 「歴史かよ!?ありえねぇ〜」 「そうか?歳はなにやってんだ?」 「これさ。」 これまたきら〜んッと見せたのは国語の文章問題がびっしりつまった大学受験ようのテキストだった。 「歳!?お前こんな難しいのやってたのか!?あのバラガキがこんなことまでしてようとは。。。」 「バラガキって言うなよかっつぁん」 「ギャハハハハハハハハハハハハハハハ」 「え〜本当やめてくださいよぉ〜〜〜〜」 「総司ってへぇ〜こんなん見るんだぁ〜〜〜〜」 「ちょ、新八さんまでぇ〜違うんですってばぁ〜〜〜」 「え〜何々?これ総司が見てたのか?」 「そ〜〜〜うけんだろこれ?」 「総司ってさぁ、意外と大人だったんだねぇ〜こんなの見るのとか土方さんとか近藤さんくらいだと思ってた。」 「それいっちゃ〜おわりだよ((((((爆笑」 左之が持っているこの本はいわゆる図書室にあるまじき本エ○本であった。 それを運悪く総司が棚の奥から引っ張り出してきてしまったのだ。 「だ〜か〜らぁ〜それ私が読むつもりでとったんじゃないんですって!!」 「じゃあなんでもってんだよぉ?」 「それは、たまたまとったのがこれだっただけであって。」 「そういうの読むつもりだったって言うんだよ?」 「新八さんそんなんじゃないんですって!!」 「隠さなくてもいいぜ?」 「ギャハハハハハハハハハハハハハ」 「うるせぇぞ!ちょっとは黙ってろ!」 「はぃはぃ」 藤堂・左之・永倉の三人は図書室の隅っこに逃げってた。 「たすかりました土方さん。」 そうささやくと総司も三人のとこに行った。 「歳!感激したぞ!歳もいいことするんだなぁ。」 「なんだよ。そんなんじゃあねぇって。」 と土方が言ったとたん“キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン”とチャイムが鳴った。 そんなこんなでろくに勉強もせずなったチャイムにがっくり肩を落としたのは土方だけではないはず。。。
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