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もし新撰組が生徒会だったら 作者:APPLE

最終回   もし新撰組が生徒会だったら
〜もし新撰組が生徒会だったら...。〜

壬生男子高校の教室では放課後を利用して生徒会の臨時会議が行われていた。
議長を務めるのは生徒会長の近藤。
「というわけで、今年の卒業記念会は生徒会で仕切ることになった。
どんどん案を出してくれ。」
「は〜〜〜〜〜い!!!!!パーティーはダメですかぁ?」
「ダンスなんてできる奴いんのかよ!」
総司の案に猛反対する原田。
「え〜面白そうじゃないですかぁ〜」
「男子校でダンスパーティーはねぇだろぉ〜〜」
「男子の半分が女装するんですよっっw山崎さん手伝ってくれますよねw」
窓の外を眺めながらうたた寝していた山崎はビクッとして起き上がった。
「あほなこといいなや!いったい何人おると思っとん!」((←聞いてたの!?)))
「ひど〜ぃ!!!アホだなんてっっ!!!ねぇ土方さん!!!」
「アホだからしかたねぇだろ」
笑みとともに即答する土方。
「も〜私アホじゃないです!!!」
「じゃぁ、ちったぁましな案だせよ。男子校でダンパはねぇだろ。」と土方
「んじゃ、体育館をディスコに改造するってのは???」
原田たちの隣で叫ぶ市村に
「ダンパに変わりはねぇだろ。」
土方が間髪入れず言う。
「ならよぉならよぉ、隣の壬生女子招待するってのはどうよ!!!!」
原田の爆弾発言に「うぉぉぉぉ〜」っと歓声を上げるメンバー。
「原田さんv今度デートしてくださいvな〜んてことになったらどうするよぉ〜〜」
「ならねぇならねぇ!!!」
隣で爆笑している永倉を尻目に原田の妄想は続く....。
「ぱっぁん。んなこと言って、彼女できても紹介してやんねぇからな!!」
「心配しなくてもできないから大丈夫」
「わかんねぇよ?原田さんのその美しい顔に惚れましたwな〜んてな」
「あるわけないじゃん左之だよ?」
「何だよそれ!!それじゃぁまるで俺がブスみてぇじゃん!!」
「「「「ブスだろ。」」」」
またもや即答されてしまった左之は「もういいよぉ;;」
とつぶやいて机にうっぷしてしまった。
「で、実際問題壬生女を呼ぶってのはどうなんですかぁ?土方さん」
「まず無理だな。そもそもこんな男子校に壬生女が来るとでも思ってんのか?」
「来るに決まってんだろっっ!この左之助さまがいるのによぉ!」
「お前は黙ってろっ!!!」
「まぁまぁ、歳そうカリカリするもんじゃないぞ。
でもやっぱり壬生女を呼ぶってのはどうかと思うがなぁ」
「え〜〜〜〜〜〜〜〜」近藤の発言に肩を落とすメンバーたち
「んじゃ、何かいい案でもあんのかよ?」
「ねぇ」卒業記念会なんてものにまったく興味のない土方は
案を出そうという気さえないらしい
「なぁ、歳もうそろそろ時間の関係もあるし決めた方がいいんじゃないか?」
気付けばもう時計の針は午後5時を回っていた。
土方は細くため息をつき
「何でもいいから出せ!山南さん悪ぃがメモっといてくれるか?」
「あぁわかったよ。」
「は〜い!!じゃぁダンスパーティ☆」
「懲りずにまだ言うか...」
「もちろんですよぉ〜」土方にこんなこといえるのも総司と近藤さんくらいのものだろう。
「あ〜じゃぁディスコに改造するっ!!!」
原田の案を盗んだのは鉄之助。まだまだ生徒会に入ったばっかりの新人だ。
「全校宝探しゲーム」
「全校生徒強制出席鬼ごっこ!!!」
「先生のカツラ剥がしゲーム」
「給食室か仕切り大食い対決」
「足相撲大会」
「地味な生徒をけなす会」
「生徒会卒業音頭を作る!」
「校長胴上げに見せかけて床におとすっっ!!!」
「先生の秘密暴露!!!」
「全校生徒愛の告白タイム☆」
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議論は白熱しとうとうカツラ組みと告白組みで取っ組み合いが始まった。
みんなが取っ組み合いをとめようとあたふたしているのを
横目で見ながら、隅で指を鳴らしながら
「絞め殺す....。」とつぶやく土方に冷や汗を流す近藤がいた。

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Novel Editor by BS CGI Rental
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